更新日 2018年09月03日

ゼクシィネットからの集客を徹底攻略!【結婚式場の集客担当者向け】

ゼクシィネットの攻略

結婚式場探しで最も有名な雑誌ゼクシィのネット版「ゼクシィネット(通称ゼクネット)」。全国47都道府県の結婚式場情報だけではなく口コミや見積りなどの情報も掲載されていて、雑誌のゼクシィ、総客カウンターのゼクシィなびと合わせて、結婚式を挙げるカップルの9割以上が接触しているとも言われるほど業界内で最も集客力のある媒体です。ゼクシィネットはウェブサイトから結婚式場の来館予約をすることが基本導線となり、集客はある程度紙面の出稿量に依存するという特性があります。ただ、抑えるべきポイントをしっかり押さえた運用をすることで、リーチできたユーザーの獲得効率を格段に上げることができるので、今回の記事では、この「ゼクシィネット」からの集客を伸ばすためのポイントを書いていこうと思います。

ゼクシィネットからの集客の基本導線を理解する

ユーザーが来館予約をするまでの流れ

ゼクシィネットのユーザー基本導線
ゼクシィネットはウェブサイトなので、ユーザーがサイトに来訪してからコンバージョン(=来館予約)にいたるまでの基本導線は以下の通りです。

  1. リスティングやSNS広告などのウェブ広告、検索エンジンでの検索、SNSからのリンクなどをクリックしてサイトへ
  2. サイト内の結婚式場を検索するページで検索をする(エリアから探す、ブライダルフェアから探すの2つ)
  3. 気になる結婚式場のページをクリックし、基本情報を見る
  4. フォトギャラリーやプラン、見積りなど、会場の詳細コンテンツを見る
  5. ブライダルフェアページをクリックし、日程とフェア内容を確認して来館予約をする

ゼクシィネットからの集客を伸ばしていくためには、この導線上の一つ一つの遷移率を高めていく取り組みが必要になります。

来館予約をゴールとした場合に設定すべきKPI

ゼクシィネットの集客フローとKPI
上の図は先ほどのユーザーフローにフェーズごとのPV推移とKPIを合わせたものです。ゼクシィネットからの来館予約を伸ばしていくためには各フェーズごとの遷移率(①~④)を伸ばしていくことが必要になります。

  1. 会場一覧ページから自会場のページをクリック(タップ)してもらう確率を高める
  2. 自会場のページに来てくれたユーザーのフォトギャラリーやプラン、見積りページへの遷移率を高める
  3. 自会場のページに来てくれたユーザーのブライダルフェアページへの遷移率を高める
  4. ブライダルフェアページに来てくれたユーザーの来館予約確定率を高める

大きく分けるとこの4点がポイントになりますので、具体的な方法について次から書いていきます。

ゼクシィネットからの来館予約を伸ばす施策

①会場一覧ページから自社会場ページへの遷移数を上げる

ここの遷移数をさらに細かく見ると、一覧ページ内で検索順位がどの程度か(=表示回数)、とクリック率(スマホだとタップ率)の2つに分解できます。
自社会場への遷移数=会場一覧ページ内の自社会場表示回数×クリック率
つまり、自社会場ページへのクリック率を上げるためには①いかに会場一覧ページ内で上位に表示されるか、②サイト上で表示されたときにクリックされやすいクリエイティブをどのように設定するか、の2点がポイントになります。

自社会場の表示回数(=サイト内検索順位)を上げるためには?

ゼクシィネットに限らず、検索結果を返すウェブ画面上では掲載順位が上のほうがユーザーに発見される確率が上がるのでクリックされやすくなります。ブライダルに限らずGoogleもYahoo!もみんなそうです。ゼクシィネットも同様に会場検索されたときにいかに上位表示されるかが重要になるのですが、ゼクシィネットには2つの検索方法があります。

  • エリアから探す
  • ブライダルフェアから探す

ゼクシィネット内のユーザーの検索方法
それぞれの探し方での掲載順位を決めるアルゴリズムは公開されていないですが、エリアから探す場合はゼクシィ紙面の出稿量順、ブライダルフェアから探す場合は、イチオシアイコン>リアルタイムの代表フェア>リアルタイム通常フェア>その他と言われています。つまり、上位表示されるためには単純に言うと紙面の出稿量を増やす(エリアページでも徹底ページでもBF別冊でもよく、合算ページ数で決まると言われています、同じページ数の会場が複数ある場合はその中からランダムで、日によって表示順位が変わっていると思います)しか方法はありません。一方、ブライダルフェアから探す場合もほぼ固定で取り組みとしてできることは少ないですが、イチオシアイコン取得のためにエリアページでけではなくBF別冊にも出稿する、なども検討するといいでしょう。
また、全ユーザーがこの2つの検索方法をどれくらいの割合で利用しているのかも公開されていません。エビデンスはないですが、エリアから探すが7割程度、ブライダルフェアから探すが3割程度、と言われています。普通に考えるとエリアから探す場合の掲載順位を上げたほうが効率的ではありますが、エリアページの出稿を増やすのは相応のコストが掛かりますので、一概にどちらを狙うのが効率的、とは言えないかと思います。

クリック率を上げるためには?

上位表示されてもクリックされなければ自社会場ページへの遷移数は増えません。せっかく表示されているのですから少しでもクリック率を上げるための準備はしっかり行いたいですよね。
ゼクシィネットのクリック率を上げるためのポイント
①検索ページで表示される写真はその会場で最も引きのある写真を設定しましょう。同じエリア内の競合会場との差別化を狙ってとがった写真を設定している会場も見られますが、表示順位は日によってコロコロ変わるので、相対的に決めるよりも会場の強みが一番表現されている写真を選んだほうがいいと思います。画像によってクリック率が変わりますので、効果検証しながら決めていきましょう。
②リード文は会場のウリとなるポイントをシンプルに書くようにしましょう。抽象的な言葉よりもわかりやすい具体的なワードのほうがいいと思います。
③基本プランはきちんと設定しましょう。できるだけ間口を広げるために収容人数は広めに、挙式スタイルも対応可能であれば入れておいたほうがいいでしょう(ただし、嘘はダメです)
④ブライダルフェアはおそらく一定のロジックに従って表示されるので特にできることはないですが、フェアをきちんと登録してできればダイレクトにこちらに誘導できることも期待しましょう。
以上のように、上位表示されるための取り組み(広告宣伝費予算との相談)と、表示されたときのクリック率(タップ率)を上げるため対策をきちんと行うことで、会場の基本情報ページのPVを増やしていきましょう。

②フォトギャラリーやプランページへの遷移率を上げる施策

ゼクシィネットのコンテンツ誘導率を上げるポイント
コンテンツへの誘導率というよりは会場ページ内のコンテンツの回遊率を上げるための施策、という意味になります。会場についてより深く知ってもらうことで、会場への興味をわかせ、次のブライダルフェアのページへと誘導していきます。

基本情報

最新のゼクシィネットの管理画面上で、どこまで結婚式場側で管理可能なのか把握できてはいないのですが、少なくともトップで表示される写真の選定は気をつけたほうがいいでしょう。結婚式場側が見せたい写真というよりはユーザーの反応率が高い写真を選ぶべきで、反応率は時代のトレンドによって移り変わっていくので毎月の効果検証は欠かさずに行います。

おすすめスタイル

会場によってあったりなかったりするので、何かしらのゼクシィネットへの出稿がキーになっていると思います。ページ内容としては会場の魅力や、かなう結婚式のスタイルの紹介となるのでしっかりとコンテンツを整えておくべきです。

フォト/ムービー

当たり前ですが、必ず登録はしておきましょう。みんなのウェディングなど他の媒体と異なりユーザー投稿の写真はなく、100%式場側でコントロールできるので、こちらもレポートを見ながらメンテナンスは定期的に行わなければいけません。また一つ一つの写真の是非だけではなく、PCやスマホの実機でどのように見えるのかもきちんと確認しましょう。一つ一つはいい写真(魅力のある写真)でも、横に並ぶとバラバラに見えたり統一感がなく見えたりするので。一度いいと思った写真を設定してあとは放置、が一番危険です。

フェア

④のところで後述します。

料金・プラン

【ブライダルのウェブ媒体】ユーザーに選ばれるプラン構成のポイント3つ


プラン構成については、詳しくはこちらの記事をご覧ください。ポイントだけピックアップすると以下の通りです。

  • 設定するプランの数は多くても10個まで、多すぎず少なすぎず
  • プランの種類は時期軸のシーズンプランと、内容軸のスタイルプラン(マタニティ、少人数など)をバランスよく設定する
  • プラン名称は、ぱっと見て内容と対象がわかるようにシンプルにする
  • プランの人数と金額は比較がしやすいように、同じような内容のプランは人数をそろえて設定する
  • プランページの表示順番は世の中のニーズの大きい順番に設定する

クチコミ

ゼクシィの口コミ欄の仕様が変わって数年たちますが、今のゼクシィネットのクチコミ投稿は結婚式場側でコントロールできないので、基本的には投稿されたクチコミに対する返信をどのように行うかが腕の見せどころと言えます。「誠意ある返信を」「できるだけ早く」を心がけましょう。いい口コミの場合は感謝をきちんと伝え、マイナスの評価を受けた口コミに対しても放置するのではなく、謝罪と原因追求、今後への改善策をしっかりと書きましょう。
体験者レポートは、お金がかかりますが更新はそれなりにマメに行ってください。最新の体験者レポートが3年前、とかだと、え?ってなりやすいので、少なくとも1つは1年以内の状態となっているようにしましょう。

アクセス/TEL

アクセス/TELのところは特に注意する点はありませんが、特典欄は最新の更新日が表示されるので頻度高く(少なくとも週に1回は)更新しましょう。

③ブライダルフェアページへの遷移率を上げる施策

ここに特化して、という施策はないですが、②で述べたような各コンテンツを充実させ会場ページ内の回遊率を向上させることで、ブライダルフェアページへの遷移率も上がると考えられます。特効薬があるわけではなく、一つ一つは地道な作業ですが、繰り返していくときちんと成果が残せるようになりますので、根気強く改善を続けていきましょう。

④来館予約確定率(ブライダルフェアの予約完了率)を上げる施策

集客力を最大化する!ブライダルフェアのタイトルのつけ方と構成のポイント


ブライダルフェアの改善方法については、詳しくはこちらの記事をご覧ください。ポイントだけピックアップすると以下の通りです

  • 最も集客力のある代表フェアと複数のサブフェアで構成する
  • 多すぎず少なすぎず、来館しやすい時間帯にフェアを設定する
  • ユーザーにワクワク感とメリットが伝わるタイトル
  • タイトル以外のコンテンツも細部まで手を抜かずに丁寧に更新

かなりボリュームの多い記事になっていますが、ここを改善するだけで1.5倍~2倍くらいは来館増を見込めるケースもあるので、一つずつの要素を丁寧に改善してきましょう。
 

ゼクシィネットの集客力強化施策を根気強く実行し、効果検証をし続ける

来館予約を目標としたときのKPIと改善施策を書いてきました。あとは実行し、数値のモニタリングしながら改善活動を続けていくだけです(といっても、その継続が一番難しいのですが・・・)。
ゼクシィネットはウェブ媒体なので、管理画面からほぼリアルタイムに更新することができますが、どんなにサンプルが急に集まるわけではないので、モニタリングする頻度としては基本月次で大丈夫だと思います。またゼクシィネットはリクルートから月次でレポートがもらえるので、そのコンテンツごとの評価や総合評価を見ながら、「S」ランクを目指して改善を続けていきましょう。
 

まとめ

導入部でも書きましたが、ゼクシィネットという媒体の特性上、来館予約獲得数はどうしても広告宣伝費の投資額によってきます。ただ、お金をかければ必ず来館が増える、というわけではないですし、逆に広告費を使わなくてもきちんと運用すれば効率的に獲得することも可能なので、特効薬はないですが地道な努力で施策を進めていくのが最善だと思います。施策の検討や成果がわかるまで時間はかかりますし、日々の更新業務などはマーケティング部門だけでなく現場のプランナーの協力も必要不可欠なので、概念と目的をきちんと関係者でコンセンサスをとった上で対策を進めていってください。
 
おわり

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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