更新日 2019年03月21日

低価格系プロデュースの代表格、スマ婚と楽婚はどんな違いがある?

スマ婚と楽婚の違いはどこ

経済的な理由で結婚式を挙げないカップルが増えてきているだけでなく、不透明な価格設定や持込み不可の対応など業界特有の慣習に対して不信感を持つユーザーも増えてきています。そんな中で圧倒的な低価格と持込み無料などの自由さを武器に成長し、有名となっているプロデュースサービスのスマ婚と楽婚。ユーザーから見るとどちらも「一流結婚式場で低価格の結婚式を挙げられるサービス」ですが、実はビジネスモデルに少し違いがあります。そこで、今回の記事ではスマ婚と楽婚の違いについてまとめました。提携を検討している結婚式場の集客担当者などにとって参考になればと思います。

スマ婚と楽婚とはどんなサービス?

項目 スマ婚 楽婚
運営会社 メイション Best-Anniversary
価格 約200万円 199.6万円
会場 全国240会場以上 全国500会場
ドレス 20,000着、40ブランド以上 34,000着、780ブランド以上
ホームページ https://smakon.jp/ https://www.rakukon.com/
その他 持込み自由、後払い可能 持込み自由、後払い可能

主な項目で比較すると上記のようになります。価格はどちらも約200万円で、日本の結婚式の平均価格360万円を大幅に下回っています。プロデュース可能な会場数、提携しているドレスブランドはやや楽婚の方が多い、という感じですね。
 

ビジネスモデルの違い

スマ婚と楽婚のビジネスモデルの違い
2つのサービスのビジネスモデルを比較すると上記のようになります(それぞれの詳細を知りたい方は以下の記事をご覧ください)。

ターゲットは新郎新婦で提供しているサービスは格安結婚式、売上は新郎新婦からもらう結婚式費用で主にかかるコストは提携している結婚式場やアイテム業者へ支払う手数料・広告宣伝費・人件費、このあたりは共通です。
違いがあるのは「プロデュース先の結婚式場に自社(グループ会社含む)の会場が含まれるかどうか」です。
スマ婚は完全にプロデュース特化の式場なので自社で結婚式場は持っておらず、スマ婚の売上は純粋にプロデュースフィー(売上と会場への支払手数料の差額)になります。※詳しいところまではわからないので、間違っていたら教えてください。
一方楽婚の場合、グループ企業であるBestBridalの会場もプロデュース先の会場に含まれており、もしそこが会場となった場合は結婚式の費用がそのまま売上になります。もちろんこれはグループ全体で見ればの話なので、内部取引がどのように行われているかはわかりませんが、理屈上はそうなっているはずです。楽婚の全プロデュースにおけるグループ企業での実施率がどれくらいかはわからないですが、この違いは損益分岐点で考えると結構大きいと思います。
また、ドレスブランドも自社で持っているのか提携しているのかによってプロデュースサービスの利益率が変わってきます。ドレスは見積りの中でも大きな割合を占めるので、そこの売上がそのまま入るのであれば1組当たりの利益額が大きくなります。
 

もし結婚式場が提携しようとしたら何をどう考えればいい?

結婚式場がこれらのプロデュースサービスと提携する目的は売上の獲得ですから、まずは提携したらどれくらいの売上増加が見込めるのか、という視点から考えていきます。
提携先1会場当たりの施行期待値は

  • プロデュースサービスの総結婚式組数÷提携会場数

で計算できますから、まず営業担当者にこれらの数字を確認しましょう。もちろん会場の人気度によってばらつきはあるでしょうから一概にこの数字になるとは言えませんが、まずはこの数字が期待する数字に届いているかが一次判断材料となるでしょう。
次に利率についての確認です。1組施行したときに結婚式場側の実入りがいくらになるのか、ですね。固定額の場合もあれば料理・飲料の〇%+会場使用料といった場合もあるので、事業シミュレートをする際の根拠としてここも確認しましょう。
最後に、提携にあたってオペレーションの変更や内覧対応など間接的なコストがかかることも想定されるので、どのようなオペレーションになるのかについて詳しく確認しておきましょう。
このようなプロデュースサービスと詳しくは以下の記事にまとめてありますのでご覧ください。
スマ婚や楽婚などプロデュースサービスとの提携を検討するときのポイント
 

スマ婚と楽婚の違いについてまとめ

スマ婚と楽婚の違いについて簡単にまとめました。外側から見ると似たようなサービスでも、ビジネスモデルを深く読んでいくとどこからメインの収益をあげているのかで違いがありますので、時間があるときにいろいろなブライダルサービスの収益モデルについて考えてみると、意外な発見があって面白いと思います。
 
おわり

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

CATEGORY同じカテゴリーの記事