更新日 2019年02月25日

空飛ぶペンギン社の特徴とは?ビジネスモデルを図解してみた

空飛ぶペンギン社のビジネスモデル図解サムネイル

事業のビジネスモデルを理解することは、その事業やサービスがなぜつくられたのか、どんなことを強みとしているのかを体系的に理解でき、事業開発や個人の知識習得でとても勉強になります。ブライダル業界の中でも様々な特徴的なサービスがあり、その仕組みや違いを知ることで見えてくることも多いと思います。そこで、今回は「オリジナルウエディングのプロデュースサービス」の空飛ぶペンギン社のビジネスモデルを図解してみました。

空飛ぶペンギン社とは?

株式会社空飛ぶペンギン社が運営する、ゲストに愛されるオリジナルウエディングのプロデュースサービスです。高い企画力とそれを実現する数々のアイテムで、他のプロデュース会社にはない独創的な結婚式を提供しています。
空飛ぶペンギン社

Webサイト https://soratobu-penguin.com/
運営会社 株式会社空飛ぶペンギン社

では、このサービスのビジネスモデルを図解してみます。
 

空飛ぶペンギン社のビジネスモデル

空飛ぶペンギン社のビジネスモデル図解
創業は2011年、テレビ業界出身の代表が「新郎新婦だけではなく、ゲストが楽しいと思える結婚式を創りたい」という思いから立ち上げたサービスです。ちなみに変わった社名ですが、その由来は「結婚式はこうあるべき!!という常識にとらわれずに自由で楽しい結婚式を実現したい、ペンギンが飛ばないと思うなよ!」らしいです。
基本的なビジネスモデルは一般的なウェディングプロデュースサービスと同じで、ユーザーからもらう広義のプロデュースフィーが主たるマネタイズポイントになっていると思います。数あるプロデュースサービスの中でも空飛ぶペンギン社の特徴は「高い企画力」「独自の演出アイテム」だと言えます。特に独自の演出アイテムは人気が高いようで、演出アイテムのみの注文も受け付けています。
例えば「フォトシュシュ」というスマートフォンで撮影した写真を「シュッ」と飛ばすとリアルタイムにスクリーンに飛んでいく演出アイテムは特許も取得しており、これまで見たことのないゲスト参加型の演出として人気のようです。他のアイテムを見ると、映像系アイテムやゲスト参加型の演出が多いですが、テレビ業界出身のノウハウやテクノロジー力が活かされていると思います。ブライダル業界出身の方が立ち上げたプロデュースサービスがこだわるところとは別の視点で強みが設計されているのが面白いところですね。
 

今後の展開の予想

最後に、これから先に空飛ぶペンギン社がどのようになっていくのかについて予想してみます。
事業のマネタイズポイントはお客様からのプロデュースフィーとなるので、以下のようになっているはずです。

  • 売上=施行組数×組単価
  • 施行組数=集客数×成約率

そもそも事業や会社を成長させることを目指しているかどうかはわからないですが、もし売上を伸ばすのであれば施行組数を増やすか、組単価を上げることが必要、施行組数を伸ばすためには集客数か成約率を伸ばすことが必要になります。また、空飛ぶペンギン社の場合は独自演出アイテムの外販も行っているので、上記以外にアイテム売上も入ってくることになるでしょう。
組単価と成約率は過去の経験からも、よほどのオペレーションになっていない限りさらなら上積みは難しいと思うので、現実的には「プロデュースの集客数をどこまで伸ばせるか」「アイテムの問合せ数(受注数)をどこまで増やせるか」この2点がポイントになると思います。
プロデュースサービスは基本的に媒体出稿はできませんので、集客導線は以下のようになります。

  • WEB上で集客→サイト来訪→CONTACT→営業・接客→成約

となっているはずです。入り口である「WEB上で集客」の主な手法は

  • マス広告→指名検索を増やす
  • SEO→流入を増やす
  • ウェブ広告(リスティングやSNS広告)→CVを獲得する
  • SNS運用→ファンを増やす→流入を増やす
  • 記事広告など→認知を広げる
  • 広報活動(TVや雑誌などの取材を受ける、プレスリリースを出すなど)

などがありますので、これらの施策の1つ1つを突き詰めて実行していくことが必要になるはずです。ただ、事業規模的にもこれ全部を緻密にやり切る、というのは難しいと思うので、面を広げるためにアフィリエイト広告とかいいと思うんですけどね。とりあえずサイト上に紹介コンテンツは増えますし、直接的なCV獲得だけでなく認知拡大にもつながると思います。
ウェディングプロデュースサービスは今後も事業者がどんどん増えていくと思いますし、競争も激化していくでしょう。今後どのようなポジションを確立していくか気になるところですね。
 

空飛ぶペンギン社のビジネスモデルについてまとめ

空飛ぶペンギン社のビジネスモデルについて、簡単にまとめました。今後どのような事業成長を目指しているのかは私にはわかりませんが、演出アイテムの独自性が高く特許も取得しているので、そこをキーに次はどんなことを仕掛けてくるのか楽しみです。
 

【参考書籍】

今回の記事で書いたビジネスモデルは「ビジネスモデル2.0図鑑」を参考にして作成しています。ビジネスモデルを体系的に理解するのでとても勉強になりますし、ブライダル業界以外の様々なサービスの仕組みや特徴を知ることができるのでオススメです。
ビジネスモデル2.0図鑑

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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