長年SEOに携わっているJADE辻氏とアイレップ渡辺氏のSEOセミナーレポート

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SEOセミナー

7月31日大手町フィナンシャルシティグランキューブで行われたSEOセミナーに参加してきたのでレポートします。JADEの辻氏とアイレップの渡辺氏というSEO業界ではかなり有名なおふたりのセッションを簡単にご報告します。これからのSEOの展望など興味深い内容満載でした。

事前アンケートに対する回答

事前に参加者から募集したアンケートに関してお二人が回答してくださいました。
全てではありませんが、一部ご紹介します。

最近のGoogleのアルゴリズムについて

アルゴリズムの傾向としてサイトの直帰率や滞在時間をお見ているのではないかと言われているが、実際には直帰率も滞在時間も見ていない。直接コンサルティングで関わっているサイトでも直帰率が高くても順位が上位に表示されているサイトはたくさん存在する。
2014年ごろは一部クリック率やユーザーデータを使って順位を決めていた時期もあったが今はそのような単純な使い方はしていない。複雑化したアルゴリズムでで直帰率や滞在時間に頼ることをGoogleがしているとも思えない。

Googleが機械学習を本格的に導入した時期が2011年ごろで、そのころと比べれば機械の学習制度ははるかに良くなっていることからもどちらかというとユーザーの満足度に焦点を置いて順位アルゴリズムを決めているのではないだろうか。

検索のクエリが変われば、ユーザーの満足は人ぞれぞれ異なってくる。例えば料理のレシピであればレシピを知ってしまえばユーザーは満足するし、プレゼントを探している男女であればどのプレゼントがいいのかのアイディアを探している。
検索のクエリとそれに対するユーザーの満足度をGoogleは評価基準として取り入れ始めていると考えられる。

仮に直帰率などを見ていたとしてもGoogleAnalyticsのデータを見ているわけではなく、独自に集めたデータに基づいてアルゴリズムを決めているはずだからサイト管理者やSEO担当者がそれを知るすべはないだろう。

【ここからは筆者の私見です。】
たしかにセミナーでお二人がおっしゃっていたように直帰率や滞在時間を単純なアルゴリズムに入れているとは思えないのが現状です。記事系のコンテンツであればユーザーは記事を読んで満足して直帰するでしょうし、ECサイトなら自分の探していたものが見つかるまでサイトを回遊するので滞在時間は長くなります。
ユーザーに一番マッチしたもっとも満足を得られるコンテンツが優先されていると筆者も考えます。

カテゴリーの設計やサイトの構造設計に関して

少なからず影響はある。ただし、昔に比べたら影響力が少なくなってきているのは事実。
カテゴリー設計はユーザーが情報を探しやすくするためには必要なもので、レコメンドやカテゴリー郡にまとまった一覧はとてもユーザーのためにはなる。そういったことがSEOでもいい影響を与えているのではないか。
最終的にはユーザーの満足度を上げるために何をするべきで何をしなければならないかを考えれば必要か不必要化はおのずと答えが出てくるもの。

【ここからは筆者の私見です。】
たしかに昔に比べたらカテゴリー設計などはSEO的な要素として弱まっていると感じます。昔は内部リンクの要素としてカテゴリー設計は必須でした。
ただ、ユーザーのことを考えれば今でもカテゴリーの一覧や設計は必要だと思いますし、GAなどでユーザー行動を分析する際にはまとまったカテゴリー郡で分析する方が精度は高まります。考え方は違いますが、カテゴリーやサイトの設計は今でも必要だと感じています。

Googleの表示の仕方が変わってきていて1位の意味が変わってきているのではないか?

オーガニックの1位が広告などによって実際は4位などに落ちてきているのは事実。そのうちGoogleが直接ユーザーの疑問に最適な答えだけを回答し始めるのではないかと考えられる。
一方で、SEOはビジネスゴールを達成するための集客手法であって、順位を追っていくのはあまり意味をなさないのではないか。競合分析では順位を使うが改善分析で順位は役に立たない。
SEOの本質を間違った捉え方で見ている人が世の中には大勢いる。手段を目的と勘違いしてしまうと、そこでビジネスも停滞してしまう恐れがあるので気をつける必要がある。

担当者は順位報告をするのではなく、トラフィックベースでサイトの分析を進めていくことが健全ではある。
クローラーの影響だけではなくユーザー行動が順位に影響し始めているので、分析するならGA、サーチコンソールの両方を使わないとやっていけない。ランキングデータだけでは何もできない時代がきている。

検索からくるユーザーの気持ちを分かるのが今後のSEO担当者に必要なことで、検索の視点を持ったUXの観点が必要になってくる。

【ここからは筆者の私見です。】
たしかに最近のSERPsの結果は広告枠が目立つようになってきているのが現状です。だからといって自然検索の力が弱まっているわけではないので、引き続き自然検索流入に注力していかなければ生き残っていけないのも事実です。
競合分析やアルゴリズムの変動を見るために順位を追うのは問題ないと思いますが、単純に順位の上がり下がりだけで一喜一憂する時代は終わったのだと感じています。
マーケティング担当者で順位だけ眺めている人は注意が必要です。

SEOからUXに変わってきているのか。担当者の必要スキルは何か

Googleのデータ収集は昔から変わっていない。最低限テクニカルなSEOの知識と技術は今後もは必要になってくる。
クローラーをある程度意識して、Googleがクローリングしやすい状況を作ってあげることは必要。

コンテンツSEOは終わりに近づいている。大量に記事を書かせて投入する記事生成系のSEOは終わりになり始めている。Googleが文章の内容を理解し始めているから、いくら記事を書いても順位のつかない時代がやってくる。

偏ったSEOはダメになってくる。記事だけに頼るSEOなど1つのことだけではなく、複数のコンテンツを複合させたコンテンツや特集ページやユーザーがどういう切り口でどんなコンテンツが欲しいのかを考えて作るべき。

人を知るためのシグナルがキーワードであって、人にフォーカスしてやっていくべき。
記事ではなくサイトの機能でSEOをやるべき。

【ここからは筆者の私見です。】
たしかに記事を大量に作ってメディアなどに載せる手法は今後淘汰されるだろうと筆者も思います。広告代理店などが安価に記事を生成してクライアントに納品をして報酬を得るなどの方法を取っていますが、安価に作った記事は内容が薄くユーザーの満足度にはつながらないからです。
体制をインハウス化させてビジネスサイドを理解した人が書くならまだしも何となくの知識で書いたものは検索結果から消滅していく気がします。
また、記事系のコンテンツは新しいものが優先的に表示されるなど常に情報を更新して新しい情報を入れているものが生き残っていくのはないでしょうか。

SEO担当者の働き方について

効率的なSEOをやっていきたい人はとにかく全部見るしかない。寝る間も惜しんでサイトの全てを見ていくしか効率的なSEOはできるようにならない。
インハウス担当者はユーザーの行動や検索キーワードをみて企画や社内調整に力を入れていくことが必要。
カスタマーセンターなどに聞いてQ&Aを作るなど、とにかくコミュニケーションと企画・推進が求められている。
予算と決裁権限がある人を巻き込みながらうまい具合に進めていくことが大事。
航空管制官と同じで正しい道のりを調整していくことが重要。

【ここからは筆者の私見です。】
昔に比べればSEO担当者に求められることが変わってきているのも事実です。ただ内部対策をするだけでなくエンジニアやデザイナーと連携を取りながらどのようにサイトを改善してビジネスを加速させていくかが必須スキルになっているように感じています。
ビジネスサイド、エンジニアリング、デザイン等の知識と誰よりもサイトのことを理解していることがSEO担当には必要です。

 

セミナーを終えて

改めて感じたのは10年前と変わらないものもあれば、だいぶ役割が変わってしまったものもあると感じました。
ただ、SEOの本質はユーザーの満足を上げていくことであり、Googleの検索結果で順位を上げることではありません。
ユーザーの満足度を向上させるために必要な知識や技術を勉強しながら検索の未来を見越して施策を打っていくのが面白い一面でもあると思い起こすいい機会でした。

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