
ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、6/11に出た「〜リクシィ、結婚式場向けDX支援メニューをスタート〜「Withコロナ・Afterコロナ時代に適応した結婚式場運営に対する8つの仮説」も期間限定公開」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。
プレスリリースの概要
発信者 | 株式会社リクシィ |
配信日時 | 2020年6月11日 10時00分 |
URL | https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000027297.html |
タイトル | 〜リクシィ、結婚式場向けDX支援メニューをスタート〜 「Withコロナ・Afterコロナ時代に適応した結婚式場運営に対する8つの仮説」も期間限定公開 |
株式会社リクシィは、結婚式場向けの経営支援を行う「リクシィブライダルコンサルティング」の新メニューをリリースし、結婚式場をウィズ&アフターコロナ仕様にアップデートするサポートを行います。また、「Withコロナ・Afterコロナ時代に適応した結婚式場運営に対する8つの仮説」を発表し、2020年6月25日まで一般公開します。
https://consulting.rexit.co.jp/
- 結婚式場向けDX支援メニュー開始の背景
新型コロナウイルス感染拡大により、婚礼業界のルールは今までと大きく変化します。
今回のコロナは、戦後最大の転機と言っても過言ではなく、旧態依然とした産業構造を改革する大きなチャンスとも言え「オンライン化」「リモート化」に象徴される様々な変化が必至とされています。
しかしながら、結婚式業界にはこれらのノウハウがありません。
リクシィでは、創業以来「ウエディングとITでブライダル事業をアップデート」をコンセプトとして20社200会場以上のコンサルティングを手掛けてまいりました。
緊急事態宣言が発令された2020年4月以降は、6回にわたって業界内の有識者と共に無料セミナー“REXIT WEDDING ONLINE LAB”をYouTubeLive上で開催しております(延べ視聴回数7874回、6/10時点)。
このたび、その知見を元に、コロナ時代に適応した企業運営にシフトする支援を行います。
- リクシィブライダルコンサルティングのDX支援メニュー
以下の8つの変化を見据えて、それぞれに対応したメニューを用意しています。
また、リクシィ公式ブログ上(https://note.com/rexitinc/n/n2a7ff30cb6e5)では、この支援メニューの前提となる、「Withコロナ・Afterコロナ時代に適応した結婚式場運営に対する8つの仮説」に関する資料を、2020年6月25日まで一般公開します。
- 経済条件(税抜)
コロナ対策特別価格として、2020年6~8月の期間中にお申し込みされる10社限定で、サービス提供をさせていただきます。
・月15万円~
・4屋号以上の場合は1屋号につき+30,000円/月
・2テーマ以上の場合、 1テーマ追加につき+50,000円/月
・多店舗の場合は応相談
・オンライン(Zoom&チャット)によるサポートを基本
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
リクシィ、結婚式場向けDX支援メニューをスタートのリリースについて考察
と、上記のようなメニューを開始します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。
DX支援メニューの概要
リリースの中にリンクもありますが、リクシィのnoteの中にボリュームのある資料が入っており、そこで詳しく説明されていますので、詳しく知りたい方はそちらを見るとよいかと思います。
おおまかな概要としては、
- これから集客~オペレーション、経営基盤と大きく変わっていく
- 変化に対応するためにはツールの対応、考え方のブラッシュアップ、オペレーションの再構築が必要
- 自社の取り組みやこれまでのコンサルティングで培ったノウハウをもとに式場を支援
となっています。
これからの結婚式場運営に必要なこと
リクシィの提唱している8つの仮説のうち、パーティの少人数化以外の仮説はafterコロナだからというよりは、もともと動いていたトレンドがコロナの影響によって加速的に世の中に浸透した、と表現する方が個人的な感覚としては近いですね。
なので、マクロトレンドでの動きの中でブライダル企業(特に結婚式場運営企業)もアップデートが必要であり、その支援をするコンサルティングサービスです、というストーリーの方がしっくりきます。
書かれているメニューの中でもこれは出来そうだなというのとこれは難しそうだなと思うものがあります。例えばオペレーションのデジタル化は自社内完結の会議などであれば可能だと思うのですが、サプライヤー含めた受発注処理や顧客情報連携など自社内だけでオペレーションが完結しない場合への取り組みなどはどうやって改善していくのかなというのは興味ありますね。
そのあたりは今後導入事例などが出てきたらまたウォッチしていきたいなと思っています。
いずれにせよ、この仮説で書いてあることは遅かれ早かれ必要になると思うのでサービスに頼るかどうかはさておき、課題として認識しておくとよいと思います。
リクシィ、結婚式場向けDX支援メニューをスタートのリリースについてまとめ
ブライダル×デジタル領域に強いコンサルティング会社ってほとんどないので(現場改善とか成約率アップとかのコンサルタントは多いですが)、こういった内容をメニュー化してくれるのはありがたいですよね。
おわり