
ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、6/10に出た「自宅から参加可能!業界初オンラインのブライダルフェスタ「ブラフェスオンラインby Hanayume(ハナユメ)」6月28日(日)開催決定!」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。
プレスリリースの概要
発信者 | 株式会社エイチーム |
配信日時 | 2020年6月10日 12時00分 |
URL | https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001669.000001348.html |
タイトル | 自宅から参加可能!業界初オンラインのブライダルフェスタ「ブラフェスオンラインby Hanayume(ハナユメ)」6月28日(日)開催決定! |
株式会社エイチームのグループ会社である株式会社エイチームブライは、業界初となるオンラインで行うブライダルイベント「ブラフェスオンラインby Hanayume(ハナユメ)」を6月28日(日)に開催します。
このイベントは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、通常のブライダルイベントへ行くことができず、結婚式場選びや準備を進められない方々が、自宅にいながら気軽に参加できるオンラインのブライダルイベントです。
■「ブライダルフェスタby Hanayume(ハナユメ)」概要
「ブライダルフェスタby Hanayume」は、当社のミッション『一組でも多くのカップルに“理想の結婚式”のきっかけを』実現するため、2013年から全国の主要都市で35回以上開催してきたブライダルイベントです。
本イベントでは、人気結婚式場を同時比較できるほか、リングショップや二次会、エステなど、結婚式の準備に必要な情報をまとめて収集することができ、結婚式場を探しているカップルへ、新たな式場探しの機会を提案しています。
今回は、リアルイベントでも人気の「式場スタッフと行う1対1の相談」や「ハナユメウエディングアドバイザーによる結婚式のセミナー」へもオンラインでご参加いただけます。
※「ブラフェスオンラインby Hanayume(ハナユメ)」はオンライン開催のため、過去のリアルイベントで開催した一部コンテンツ(ドレスファッションショーやS1コンテストなど)の実施はありません。
■「ブラフェスオンラインby Hanayume(ハナユメ)」開催の背景
国内人口は少子化の影響により減少傾向にあり、さらに晩婚化や未婚化により婚姻届出数の低下が進んでいます。また、入籍のみで挙式披露宴を行なわない「ナシ婚」層の拡大もあり、挙式実施数が減少傾向にあります。
当社は、ブライダル関連市場と共に成長する存在でありつづけるために、このマーケットに対して新しい価値観を提案し、活性化を図ることが重要であると考えています。
特に現在は、新型コロナウイルス感染症の影響で、式場選びや結婚式の準備を進めることができない方々が数多くいます。※1
そこで、「結婚式のことでお悩みの方々を、少しでもお手伝いさせていただきたい」という想いから、業界初となるブライダルイベントのオンライン開催を決定しました。
※1 ハナユメ:新型コロナウイルスに関するアンケート調査
https://hana-yume.net/howto/hanayume-information/
■「ブラフェスオンラインby Hanayume(ハナユメ)」概要
イベント名 | ブラフェスオンラインby Hanayume(ハナユメ) |
WEBサイト | https://hana-yume.net/event/bridalFesta/202006Online/ |
SNSアカウント | https://www.instagram.com/hanayume_brafes/ |
日時 | 2020/6/28(日) 10:00-19:00 (最終受付18:00) |
参加方法 | ビデオチャットによる参加 ※詳細な方法は上記のWEBサイトの行に記載のURLよりご確認ください |
その他 | 参加無料、入退場自由 |
主催 | 株式会社エイチームブライズ |
■当日のコンテンツ
オンライン式場ライブ | 結婚式場のスタッフより、会場の雰囲気やお料理、ブライダルフェアなどの情報をお伝えします。 |
式場個別相談 | セミナーとは異なり、「実際に自分が式を挙げるなら」というポイントで、具体的な相談を式場スタッフと1対1で行うことができます。 |
ハナユメオンライン相談 | 式場の選び方・準備の方法に至るまで、なんでもプロのウエディングアドバイザーに個別で相談することができます。 |
結婚式How toセミナー | 理想の式場の探し方、結婚に関するよくあるご質問(入籍日の決め方・指輪の選び方など)をハナユメのウエディングアドバイザーからお伝えします。 |
※イベントのコンテンツについては随時更新予定です。最新情報は下記の特設ページよりご確認ください。
URL:https://hana-yume.net/event/bridalFesta/202006Online/
■ハナユメのウエディングアドバイザーが皆様のお悩みにお答えします
オリコン顧客満足度®調査『結婚式場相談カウンター』において、2017年より3年連続で第1位を受賞している、ハナユメウエディングデスクに所属するプロのアドバイザーから、あらゆる結婚式の提案を無料で受けることができます。
結婚式場をお探しの方へ式場情報のご相談・ご提案だけではなく、結婚式を挙げること自体に不安をお持ちのお客様に最適なご提案をいたします。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、「結婚式の準備を進められない」「結婚式選びが進められない」など、少しでも不安なことがある方は、ぜひこの機会にハナユメウエディングアドバイザーにご相談ください。
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
ハナユメが業界初オンラインのブライダルフェスタを開催のリリースについて考察
と、上記のようなイベントを開催します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。
イベントの概要と目的
記載のコンテンツを見る限り、式場プランナーへの個別相談やハナユメスタッフとの相談など、これまでリアルで行ってきたイベントをそのままオンラインで開催するように見えます。
となるとビジネスモデル自体はリアルのイベントと同じく
- 式場から広告費(出店費?+送客報酬)をもらう
- その予算でイベントに集客する
- イベントで式場に送客という形で返す
というスキームになると思います。
媒体が主催するオンラインイベントの可能性
企画自体は分かったのですが、個人的に気になるのは次の点です。
- オンラインイベントだけど集客できるの?
- 当日のオペレーションてどうやって設計しているの?
- 送客(出店式場の来館予約の獲得)までオンラインで完結するの?
まず1のイベント集客は、たぶん可能なんじゃないかなと。移動を伴わないのでユーザー負担は軽くなるはずですが、その一方でイベントに参加するメリットも小さくなるのでそんなに大きくは変わらないかなと。違いがあるとすればほぼウェブマーケで集客することになるだろうという点ですね。交通広告などはほぼ使わないでしょう。
次に2のオペレーションですが、これは分からないです…。むしろ自分も参加してみたいくらいです。リアルのイベントでは式場ごとのブースがあるので好きな式場に好きな時に行くことができますが、それがオンラインだとルームを区切ったとして、ユーザー側にある程度のリテラシーがないと厳しそうだなぁ…と。どうなんだろ。
最後に3ですが、今回はトライアル的な要素もあるので出店料を取っているのか微妙なところかなぁと勝手な予想です。式場ごとのルームが作れてそこで接客できたとして、口頭で予約まで取るのだと思います。オンラインイベント接客→オンラインブライダルフェア予約、とかだと全部オンラインなので日を改める理由とはいったい…?とかなりそう。わからん、手探りですね。
ハナユメが業界初オンラインのブライダルフェスタを開催のリリースについてまとめ
オペレーションや期待効果は未知数すぎるのですが、こういった企画も今後増えていくでしょう。最初は手探りに進めていくことになりそうですが、いずれ体系化されていくと思うので、であれば早いうちから参加してノウハウをためておくのもありなのかなと思います。
おわり