更新日 2021年05月11日

【プレスリリース考察】『ゼクシィ』および結婚式場運営各社一同が緊急事態宣言発布に伴う取り組みを発表

ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、4/27に出た「緊急事態宣言 発出に伴う結婚式場および『ゼクシィ』からのお願い
「結婚式場」への初の要請・協力依頼をうけて」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。

プレスリリースの概要

発信者 株式会社ベストホスピタリティーネットワーク
配信日時 2021年4月27日 17時07分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000053012.html
タイトル 緊急事態宣言 発出に伴う結婚式場および『ゼクシィ』からのお願い
「結婚式場」への初の要請・協力依頼をうけて

株式会社ベストホスピタリティーネットワーク・ザ ストリングス 表参道は、結婚式場運営各社および株式会社リクルートが提供する『ゼクシィ』と共に、緊急事態宣言発布をうけ、以下の取り組みを開始したことをお知らせします。なお、4月25日発出の緊急事態宣言下では、集会場・イベント等は休業もしくは無観客での開催が要請されておりますが、社会生活の維持に必要なものは除外するとの政府方針の下、「結婚式場」については「(アルコール提供なし等感染拡大防止策を要請したうえで)開催可能」と定められております。「結婚式場」が宣言の対象として要請・協力依頼を受けることは今回が初めてです。

■ご新郎ご新婦、そしてご列席ゲストに向けて
ご新郎ご新婦向け https://zexy.net/contents/pr/nnhw/document/couple.pdf
ご参列予定ゲスト向け https://zexy.net/contents/pr/nnhw/document/guests.pdf

今回の緊急事態宣言発出を受け、結婚式場と『ゼクシィ』は、本表明を期間中に結婚式を予定されているご新郎ご新婦、ご親族およびご参列ゲストへご案内いたします。
これは、要請内容の遵守、さらなる感染防止対策を講じていくとともに、

・ご新郎ご新婦・ご親族の皆さまへ本来予定されていた結婚式とは異なる形式となりますことへのご理解をいただき、その中で各社できうる限りの知恵を絞り、おふたりの結婚式を実現させていくこと

・ご参列予定のゲストの皆さまには、政府による緊急事態宣言の要請・協力依頼をご理解いただくとともに、これからの人生を共に歩むことを決めたおふたりの門出をぜひ、祝福していただきたいことをお願い申し上げること

を伝えることを主旨としております。

当社は、感染防止対策と「ウエディングらしさ」が両立する策を業界全体で実現すべく、式場各社から生まれたノウハウが事業者間で共有できるようサポートしてまいります。この非常事態の中、おふたりの家族としての始まり、おふたりの未来の礎となる結婚式が最善のものになるよう、ブライダル業界一丸となり取り組んでまいりますので、どうかご新郎ご新婦の想いを支え、祝福を贈っていただけますようお願い申し上げます。

■皆さまへ(各社よりお願い)
昨年からの新型コロナウイルス感染拡大を受け、2020年は約20万組の結婚式が延期となりました。その中には、複数回の延期を強いられ、今も不安を抱え、結婚式の準備をされているご新郎ご新婦が多数いらっしゃいます。
そしてこの5月の大型連休期間には、その方々を含む多くの結婚式が予定されています。

この度の緊急事態宣言発出に当たり、われわれブライダル業界は、政府・自治体からの要請に従い、さらなる感染予防策を徹底し、結婚式を執り行なってまいります。アルコールの提供を控えるほか、式場スタッフや式場内の衛生対策に万全を期す考えです。(※緊急事態宣言の対象外地域につきましても、政府や各自治体による方針および要請を注視し、必要な対策を取ってまいります)

これまでブライダル業界では、感染拡大防止につながる独自のガイドライン「New Normal for Happy Wedding (7つの約束)」を策定。ソーシャルディスタンスの確保、アクリル板の設置、ご参列ゲストの健康状態の事前把握に関するご協力依頼、一部ゲストのオンライン参列のお願い等といった、各会場の環境や結婚式の内容に合わせたさまざまな感染予防に取り組んでまいりました。その結果、今日時点で結婚式場でのクラスターは発生していないと聞いております。
式場各社の感染予防策と「ウエディングらしさ」が両立するよう、知恵やアイデアを集約・共有し、業界全体でこの取り組みをさらに徹底して進めてまいります。

式場各社は4月24日以降、ご新郎ご新婦に順次連絡をさせていただいております。そして、われわれブライダル業界とご新郎ご新婦が一体となり、ご参列ゲストの方が安心して参列いただける結婚式開催を目指していきたいと考えております。

ブライダル業界は苦しい状況下にあります。しかし、写真映像、装花、衣裳、ヘアメイク、食材、ギフト、司会業など多くの地域・伝統産業のパートナー企業を存続させ、そして何より結婚式という祝福の空間を維持させていくために最大限の努力を重ねていく所存です。

新型コロナウイルスの影響が長引き、地域によっては重症病床使用率も高い水準が続いています。感染被害にあわれた皆さまにお見舞い申し上げるとともに、最前線で治療に当たる医療従事者の皆さま、エッセンシャルワーカーの皆さま方に心から敬意を表します。

このような状況下ですが、ご理解を賜りたいことがございます。

結婚式は、これから長い人生を共に歩むことを決めたおふたりの門出を祝う場です。
ぜひ、ご新郎ご新婦の門出を応援・祝福していただきたいと心からお願い申し上げます。

『ゼクシィ』および結婚式場運営各社一同

—ここまでリリースから抜粋—

会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。

 

『ゼクシィ』および結婚式場運営各社一同が緊急事態宣言発布に伴う取り組みを発表のリリースについて考察

と、上記のような取り組みを発表しました、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

発表の概要と目的

今回の記事で取り上げたBHNだけでなく、他数社からも同様のリリースが出されていますので、NEW NORMAL for HAPPY WEDDING宣言を共同で出した各企業は同様の取り組みを行うものではないかと思います。緊急事態宣言下における世論に対しての発信であり、各式場ともしっかりと感染防止の取り組みを行っていることを単独ではなく共同で出すことで拡散を高めることが狙いだと思います。

業界は一枚岩になれるのか?

これまでのブライダル業界はどちらかといえば会社同士の仲が悪い業界でした。というのも、マーケットが成長しているわけではなく需要と供給のバランスは明らかに供給過剰、そうなるとシャアの奪い合いになるので他の式場や会社に対してどうやって勝ち残るか、というスタンスになりやすいからです。

さらに、多大なコストをかけて新規出店しないとシェアが伸びないというビジネスモデルから、業界トップでもマーケットシェア数%程度と、中小企業が非常に多いことも一因だと言えます。

それが今回のコロナのようなタイミングでは一致団結することが必要になったわけです。昨年RMPを中心には新したのもそうですし、リクシィが出したのもその1つだと言えるでしょう。

とはいえ、各社ごとに財務状況も経営状況も違うとなったときにこのような横のつながりが今後も継続するかどうかで行くと、微妙なところかなぁという気はします。

 

『ゼクシィ』および結婚式場運営各社一同が緊急事態宣言発布に伴う取り組みを発表のリリースについてまとめ

宣言の内容自体というよりはこの宣言に至るまでと今後の横のつながりについて考えさせられるリリースでした。

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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