更新日 2019年12月31日

【プレスリリース考察】ウェディングパークがなし婚の調査を実施「他にお金をかけたい」が48.9%

ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、12/17に出た「【「ナシ婚」を選択した20代30代女性618人の実態調査】ナシ婚の選択理由は「他にお金をかけたい」が48.9% “結婚式の代わり”で最も多かったのは「フォトウエディング」」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。

プレスリリースの概要

発信者 株式会社ウエディングパーク
配信日時 2019年12月17日 11時00分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000170.000019494.html
タイトル 【「ナシ婚」を選択した20代30代女性618人の実態調査】ナシ婚の選択理由は「他にお金をかけたい」が48.9% “結婚式の代わり”で最も多かったのは「フォトウエディング」

結婚式場の日本最大級のクチコミサイトを運営する株式会社ウエディングパークは、ナシ婚(結婚式を挙げない)を選択した20代30代の女性618人を対象にアンケート調査を実施いたしました。
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■サマリー
・「ナシ婚」を選んだ理由「他にお金をかけたい」が最も多い結果に
次いで「資金不足」、「まわりから注目を浴びたくない」が多くの票を獲得
・結婚前の「結婚式のイメージ」1位「お金がかかる」、2位「綺麗」、3位「幸せ」
「華やか」、「感動的」、「思い出」が上位に入り、イメージはポジティブな傾向
・結婚報告の際、両親と「結婚式」について話した方は48.9%
結婚式を挙げることを勧められた方は全体の19.6%
・結婚の記念におこなったことは「指輪購入」、「食事会」、「フォトウエディング」
結婚式の代わりと位置付けているものは「フォトウエディング」が多い結果に

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結婚式場の日本最大級のクチコミサイトを運営する株式会社ウエディングパークは、ナシ婚(結婚式を挙げない)を選択した20代30代の女性618人を対象にアンケート調査を実施いたしました。
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■サマリー
・「ナシ婚」を選んだ理由「他にお金をかけたい」が最も多い結果に
次いで「資金不足」、「まわりから注目を浴びたくない」が多くの票を獲得
・結婚前の「結婚式のイメージ」1位「お金がかかる」、2位「綺麗」、3位「幸せ」
「華やか」、「感動的」、「思い出」が上位に入り、イメージはポジティブな傾向
・結婚報告の際、両親と「結婚式」について話した方は48.9%
結婚式を挙げることを勧められた方は全体の19.6%
・結婚の記念におこなったことは「指輪購入」、「食事会」、「フォトウエディング」
結婚式の代わりと位置付けているものは「フォトウエディング」が多い結果に

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*1:2018年「ナシ婚」に関する実態調査(ウエディングパーク)
https://kekkon-ashita.weddingpark.co.jp/817/
【「結婚式をやらない」と決めた経緯】※コメント欄より抜粋
<他にお金をかけたい>
・結婚式より、マイホーム資金や新婚旅行にお金を使いたかった(38歳/女性/会社員)
・結婚が決まったと同時に家の購入を考えていたので、結婚式という一時的に大金を使うよりも良い新居を買いたいと思い、パートナーと話し合った(37歳/女性/パートアルバイト)
・一日の結婚式で何百万とお金をかけるより、これからの将来にお金をかけるべきだと思ったから(28歳/女性/会社員)
<資金不足>
・資金援助をしてくれる人もいないし、主人もそんなにいいお給料ではなく、まとまったお金を結婚式に使うのは勇気が必要だったから(30歳/女性/専業主婦)
・妊娠をしていて、子供の物を買い揃えたり引越しの資金や家具家電などを買い揃える必要があった為、金銭面的に無理が生じて諦めた(20歳/女性/専業主婦)
・引越し、転職と同時に結婚したのでお金がなかった(23歳/女性/会社員)
<まわりから注目を浴びるのが恥ずかしい(いや)>
・私も結婚相手も、自分が目立つことが苦手で、なおかつお互いに招待できる友人などが少なかったため(26歳/女性/専業主婦)
・元々2人共目立ちたがりな性格でも無かったので、誰よりも目立って注目される事が嫌だった(30歳/女性/パートアルバイト)
・前に出るのが苦手なので結婚式をやらないか、やるなら二人だけがいいと思っていた(35歳/女性/専業主婦)
<その他>
・妊娠していて、体調やお腹の子のことを考えるとやめておいた方がいいと思ったから(27歳/女性/会社員)
・彼も私本人も、結婚式に興味関心が低く、更にお互いに長男・長女ではないため、周りからも強要されることがなかった(27歳/女性/会社員)
・以前から結婚式や、ウェディングドレスを着ることに特に憧れがなかったから(30歳/女性/会社員)
・お互いに再婚同士での結婚。挙式、披露宴共に既に経験済みのため願望はなかった(女性/32歳/会社員)
■結婚前の「結婚式のイメージ」1位「お金がかかる」、2位「綺麗」、3位「幸せ」
「華やか」、「感動的」、「思い出」が上位に入り、イメージはポジティブな傾向

「ご結婚される前、結婚式に対してどんなイメージをお持ちでしたか(複数回答)」と質問したところ、1位:「お金がかかる(78.2%)」、2位:「綺麗(60.0%)」、3位:「幸せ(59.9%)」という結果になりました。
その他に「華やか」・「感動的」・「思い出」などが上位に入っていることから、結婚前の結婚式に対するイメージはポジティブな傾向にあることがわかりました。
■結婚報告の際、両親と「結婚式」について話した方は48.9%
結婚式を挙げることを勧められた方は全体の19.6%

「結婚の報告をした際、ご両親から結婚式を挙げることを勧められましたか(単一回答)」と聞いたところ、「勧められた(19.6%)」、「勧められることはなかったが、結婚式の予定は聞かれた(29.3%)」という結果になり、48.9%が、結婚の報告の際にご両親と結婚式について話をしていたことがわかりました。

■結婚の記念におこなったことは「指輪購入」、「食事会」、「フォトウエディング」
結婚式の代わりと位置付けているものは「フォトウエディング」が多い結果に

「結婚の記念としてお二人でどのような事をしましたか(複数回答)」を聞いたところ、最も回答数が多かったのは「結婚指輪を購入(67.3%)」で、次に「家族・親族で食事会(52.8%)」、「記念写真・ウエディングフォト撮影(35.8%)」という結果になりました。
また、その中から“結婚式の代わり”として位置付けているものがあるか聞いたところ、「『結婚式の代わり』として位置付けたものはない」という回答に次いで、「記念写真・ウエディングフォト撮影」が多い結果になりました。
【結婚の記念に行ったこと】※コメント欄より抜粋
<結婚指輪を購入>
・式を挙げていない分、せめて指輪は欲しかったから(32歳/女性/専業主婦)
・結婚したという証が欲しかったので購入した(32歳/女性/パートアルバイト)
・一生着用するものだから(36歳/女性/会社員)
<家族・親族で食事会>
・両家顔合わせのため。最低限必要だと思ったから(24歳/女性/専業主婦)
・結婚=家と家の結びつきなので必須だと思ったから(32歳/女性/会社員)
・みんなで集まる事が中々ないので、紹介も兼ねて食事会をした(29歳/女性/パートアルバイト)
<記念写真・ウエディングフォト撮影>
・ウエディングドレスを着たかったから。記念になる写真が欲しかった(35歳/女性/専業主婦)
・二人の思い出を低予算でも出来るもので残したかったから(23歳/女性/会社員)
・子供が生まれた時、写真だけでも見せたいと思って(32歳/女性/会社員)
—ここまでリリースから抜粋—
調査概要、調査会社については、詳しくはリリースをご覧ください。
 

ウェディングパークの調査結果のリリースについて考察

と、上記のような調査結果を公開しました、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

なし婚の定義について

このブログでもたびたび「なし婚」については取り上げていますが、やはり個人的に気になるのはこの言葉の定義です。このリリースでは「結婚式を行わなかった」とされていますし、他のリリースでも同様に書かれていることが多いので、ブライダル業界内では「結婚式を行わなかった人=なし婚」とされているようです。調査結果によって多少の違いはあるものの、約50%強がなし婚に該当するとされている結果が多いですね。ちなみに、ここでいう結婚式とは披露宴を指していることが多いように思います。
ただなし婚とされている方でも、挙式だけは行った、写真は撮った、親族で会食は実施した、という方も一定割合でいるので、完全NOセレモニーの方は2割前後だと言えるでしょう。このあたりの言葉のニュアンスというか感じ方は業界内の人と一般ユーザーで違いがあるように思います。

このアンケート結果から考えられること

個人的に気になったことだけをピックアップしてみます。

  • なし婚を選んだ理由1位が「他にお金をかけたい」

結婚式を実施することに価格分の価値を感じている方の割合が減った、と読めます。この話もよく見ますが、この論点の難しいところは「結婚式をやってみたが価値を感じなかった」というわけではなく、実際に価値があるかどうかはわからないけど結婚式実施前から思い込みで価値はないものと感じてしまっている、という点です。
他のリピートのあるサービスや商品であればまず買ってみて合わなかったりコスパ悪いと感じたらやめればよいと考えるのですが、結婚式の場合はそうはいきません。まずはやってみる、という判断ができないからです。となると、こう思う方を減らしていくためには業界全体で価格だけの価値がある商材を扱っているというブランディングや取り組みが必要になると思います。

  • 結婚前の「結婚式のイメージ」1位「お金がかかる」

上と似た内容ですが、結婚式はお金がかかる→それだけのお金かけるならほかのことしたい、という思考だと思います。
表面的な見積り金額は約350万円、ご祝儀が約200万円だとして自己負担金は150万円という金銭的コスト。さらにゲストからご祝儀3万円を頂くことに対する心理的コスト。これに対してのリターンが結婚式を実施することで期待できるのか?
否!
まぁこんな感じかと。この辺りは考え出すと長くなるのでまた別記事で書いてみようかと思います。
 

ウェディングパークの調査結果のリリースについてまとめ

調査結果の内容自体はそこまで「えー!意外!」というものではないですが、この結果の背景にどんなユーザーマインドがあるのかとかを考えていくといろいろと考えることはありそうです。
 
おわり
 

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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