更新日 2020年03月27日

【プレスリリース考察】バリューマネジメントが結婚式準備の全オンライン化実施

ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、3/23に出た「結婚式準備におけるお客様の悩みを解決するため、全オンライン化実施のお知らせ」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。

プレスリリースの概要

発信者 バリューマネジメント株式会社
配信日時 2020年3月23日 14時00分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000018871.html
タイトル 結婚式準備におけるお客様の悩みを解決するため、全オンライン化実施のお知らせ

バリューマネジメント株式会社は、遠方に住むなどの理由により式場で打ち合わせができないお客様の悩みを解決することを目的に、全国10箇所にあるグループブランド「VMG Hotels & Unique Venues」施設において、結婚式準備の打ち合わせの全オンライン化を開始したのでお知らせします。
これにより、先日開始した式場探しの相談から結婚式準備の打ち合わせまで、全ての工程においてオンライン化を実施します。オンライン打ち合わせでは、装花などの結婚式準備の打ち合わせ通常4回をウエディングプランナーとオンラインで全て行います。また、不安解消のため、結婚式準備に関するオリジナルセミナー動画を順次配信し、式場にお越しいただかなくても安心いただけるようサポートします。
結婚式を検討される上で特に課題となる「来館」の悩みをオンラインという手で解決し、全てのお客様の「一生に一度の結婚式」のお手伝いに弊社は全力で取り組んでまいります。
VMG施設の結婚式イメージ
■施設一覧
ザ・グラン 銀座(東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 13F)、大阪城西の丸庭園 大阪迎賓館(大阪府大阪市中央区大阪城2)、鮒鶴京都鴨川リゾート(京都府京都市下京区美濃屋町180)、アカガネリゾート京都東山1925(京都府京都市東山区金園町400-1)、平安神宮会館(京都市左京区岡崎西天王町97)、神戸迎賓館 旧西尾邸(兵庫県神戸市須磨区離宮西町2丁目4-1)、北野異人館 旧レイン邸(兵庫県神戸市中央区北野町2丁目12-12)、ザ・ヒルサイド神戸(兵庫県神戸市灘区六甲台町5-30)、北野異人館 旧クルぺ邸 セントジョージジャパン(兵庫県神戸市中央区北野町1丁目2-17)、北野異人館 旧ムーア邸(兵庫県神戸市中央区北野町2丁目9-3)
■VMG Hotels & Unique Venues について
「まだ見ぬ時と出会う場所」をコンセプトに、当社が運営する歴史的建造物を利活用したホテルとユニークべニューの新しいブランドとして位置づけ、地域に息づく歴史や文化に触れる体験と、究極の個別化されたおもてなしの提供により、心の豊かさに気づける機会の提供を目指します。
ブランドサイト:https://www.vmg.co.jp/
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
 

バリューマネジメントが結婚式準備の全オンライン化実施のリリースについて考察

と、上記のような企画を実施します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

オペレーションのオンライン化

リリースには具体的なツールや方法は書かれていないものの、式場探しから当日までを完全オンライン化するとのことで、つまり結婚式当日に初めて結婚式場に行く、というフローを実現しました、ということなのでしょう。
オンラインで顧客とつながるツールは、Zoom、Whereby、Skypeなどいくつもあり、昨今のテレワークの流れから事例も相当数出てきています。おそらくですが、オンラインでお客様の接客をする、ということ自体はさほど難易度の高いことではないと思います。
ただ、式場探しから新規接客までのフェーズをオンライン化するのと比べ、打合せをオンライン化する場合はアイテムや席次など詳細事項の決定、そこからの受発注取引、請求、入荷検品など裏側の複雑な工程に影響が出ないようにする必要があります。
オンラインで話した内容をどのようにお客様と共通認識として取るの?連携するシステムは?など、個人的にはこの辺りをどう設計しているかが興味あるところですね。

オンライン化の流れは進むのか?

個人的には今後もこの流れは進むと思っています。採用面接もオンラインで実施している企業も増えてきていますし、保険もネットで販売することが主流になってくるなど、これまで対面が当たり前だったオペレーションがオンライン化することに対する社会の抵抗感もだいぶなくなってきているからです。
ブライダル業界を見ても結婚式場だけではなくハナユメなどカウンターデスクでもオンライン化の流れは進んでおり、一般化してくと思います。コミュニケーションの取り方も紙からメールへ、slackやチャットワークへ、のように進んでいくんじゃないかなと思っています。
まだ各社手探りな状態ですが、先手を取って導入して強固で汎用性の高いオペレーションを構築できれば、それをパッケージ化して他式場へ外販していけるんじゃないかなと考えています。現時点でブライダル業界特化の業務管理システムは複数あるものの大きなシェアを取っているところはまだありません。
フロントオペレーションと裏側の業務工程を一貫して管理・運営できるツールの開発&オペレーションの構築ができれば、インフラ提供者として業界シェアを取っていくこともできそうです。
 

バリューマネジメントが結婚式準備の全オンライン化実施のリリースについてまとめ

リリースのタイミング的にはコロナの影響を受けてというようにも読めますが、そんな短期間で組み切れる内容ではないのでおそらくかなり前から準備してきたリリースではないかと思います。どうしても「お客様のために」という言葉が前に出てきがちなブライダル業界ですが、オンラインであっても「お客様のため」を思っていることは変わらないので、こういった業務効率化の流れは進んでほしいなぁと思います。
 
おわり
 

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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