更新日 2020年08月11日

【プレスリリース考察】トライスパイドとCake.jp、資本業務提携を開始

ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、7/31に出た「全国600を超える結婚式場に結婚情報サイト一括管理ツールなどを提供するトライスパイドとCake.jp、資本業務提携を開始」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。

プレスリリースの概要

発信者 株式会社Cake.jp
配信日時 2020年7月31日 11時00分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000015685.html
タイトル 全国600を超える結婚式場に結婚情報サイト一括管理ツールなどを提供するトライスパイドとCake.jp、資本業務提携を開始

ケーキ専門通販サイト「Cake.jp(ケーキジェーピー)https://cake.jp/」を運営する株式会社Cake.jpは、 結婚情報サイト一括管理ツール「TASCUT(タスカット)」や結婚式場向け自社予約システム「FUWEL(フューエル)」などを提供する株式会社トライスパイドを引受先とする資本業務提携を開始したことをお知らせします。

 ■Cake.jpについて
Cake.jpは「感動が集まる場所をもっとハッピーに!」をコンセプトに、特別な日のお祝いの感動体験や、日常のちょっとした幸せ体験をお届けすることをミッションとして2017年1月よりサービスを開始し、現在会員数 40万人、加盟店舗数 400店舗以上とケーキ・スイーツ市場で国内最大級のプラットフォームを展開しています。

また法人向け事業にも注力しており、婚礼業界においては約100の結婚式場・ブライダル関連企業と提携し、全国の洋菓子店ネットワークを活用したウェディングケーキの提供を行っています。

■トライスパイドについて
全国600を超える結婚式場に結婚情報サイト一括管理ツールなどを提供するトライスパイドは、結婚情報サイト一括管理ツール「TASCUT(タスカット)」を始め、マーケット分析&顧客管理ツール「SIRCLE」や、自社予約システム「FUWEL」など婚礼業界向けのSaaS型ビジネスを各種展開しております。

■資本業務提携の背景
ウェディングケーキについては婚礼カップルのニーズの多様化を背景に、幅広い提案ラインナップを揃えておきたいという式場様の声が従来より存在しておりました。その状況に加え、今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響により、パティシエのリソース確保自体も難しくなっている会場様が増えてきております。

この度、Cake.jpとトライスパイドが持つそれぞれの資産を融合させることで、事業の成長に貢献し、新郎新婦様の願いを叶える環境作りを実現いたします。

—ここまでリリースから抜粋—

会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。

 

トライスパイドとCake.jpの資本業務提携に関するリリースについて考察

と、上記のように資本業務敵影をします、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

資本業務提携の概要と目的

概要はリリースに記載の通りなのでぜひ見ていただきたいのですが、気になるのが目的です。

このリリースを最初に見たときの率直な感想は「ん?なんで!?」でした。「Cake.jpとトライスパイドが持つそれぞれの資産を融合させることで、事業の成長に貢献し、新郎新婦様の願いを叶える環境作りを実現いたします」とはあるものの、具体的にどんなシナジーが?というのが疑問。

トライスパイド側の保有資産(無形)は

  • 全国600の結婚式場とのコネクション
  • ブライダルフェアなど集客に関するデータ

この2つでしょう。toCではほぼシナジーはないと考えられます。となるとCake.jpの対法人事業(特にブライダル)のシナジーを見込んでの提携となると思います。

逆にトライスパイド側のメリットは対式場へのサービスラインナップの拡大、でしょう。タスカットは一度導入してもらえれば安定して月額の売上を稼げるものの、システムコンセプト的にオプション機能をたくさんつけるなどのアップセルの要素が乏しい。そこで今のシステム販売チャネルの上に物販や商品提供を乗せることで売上向上を図りたいのではないかと思います。

私はこの業務提携の背景をこのように考えていますが、本当にこれだけかなぁ…?と思うところもあり、あんまり自信はないですね…。どういう背景なんだろ。

業務提携やM&Aが加速する?

最近のブライダル業界の資本業務提携だとエスクリがニュースになりましたね。

個人的な意見ですが、今後こういった業務提携やM&Aは増えるんじゃないかなと思っています。会社単位なのか事業やサービス単位なのかで言うと小規模のものからまず始まるとは思いますが、個社で事業を進めるよりも、他社と組んでお互いに不足している部分をカバーし合ったほうがメリットが大きいことも多いので、そういったケースでは増えていきそうだなと。今も水面下で進んでいるかもしれないですね。

 

トライスパイドとCake.jpの資本業務提携に関するリリースについてまとめ

意外な組み合わせの業務提携だったので驚いたのと、今後増えていきそうだなと思ったので記事化してみました。今後の事業展開などのリリースあればまたウォッチしていきたいと思います。

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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