更新日 2020年05月27日

【プレスリリース考察】原宿東郷記念館が 『安心・安全・3密回避』の 取り組みとして、 館内の換気状況を可視化

ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、5/25に出た「【システム導入】原宿 東郷記念館『安心・安全・3密回避』の取り組みとして、館内の換気状況を可視化」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。

プレスリリースの概要

発信者 株式会社東日
配信日時 2020年5月25日 9時10分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000048562.html
タイトル  【システム導入】原宿 東郷記念館『安心・安全・3密回避』の取り組みとして、館内の換気状況を可視化

株式会社東日が運営する原宿東郷記念館は、館内の換気状況を可視化するために、高性能CO2センサと、obnizBLEゲートウェイを導入。このシステムの導入により、館内スタッフだけでなく来館後・来館前のお客様にもご自身のスマートフォンやタブレットにて、東郷記念館、館内の換気状況を確認いただくことが可能になりました。今後も、来館型サービスにおける【安心・安全】の取り組みに関して、リーディングカンパニーとなるべく先進的な取り組みに注力して参ります。

  • 導入背景:お客様と従業員の【安心・安全・3密回避】を担保するために

東郷記念館では、来館型サービスとして、結婚式をはじめ、各種パーティー、会議などの会場を貸し切ってのご利用や、カフェラウンジのご利用で日々お客様にご利用いただいておりました。この度の、コロナウィルスの影響下で、『お客様にご来館いただく特別な場所』として、さらに、弊社従業員が働く『労働の場所』として、これまでよりも【安心・安全】な環境を提供する義務を認識し直しました。その想いが今回の取り組みの背景となります。

  • 具体的な取り組み:館内の換気状況の可視化

今回の取り組みは、【3密(密閉・密集・密接)】のなかで、可視化することが困難な【密閉】に着目しました。密集・密接に関しては、お客様、従業員の『個人の判断で回避することが可能』なケースもありますが、『密閉』に関してはお客様、従業員が『個人で管理することが困難』な状況がほとんどです。当館としては、換気を行った上でお迎えしていますが、窓を開けている、空調機を通して外気を取り入れている状況はお客様に伝わりきれません。そのため、お客様・従業員が視覚的に【密閉】を数値で確認できるソリューションを導入する必要性を感じ模索。その中で、SB C&S株式会社が提供するソリューション(高性能CO2センサとobnizBLEゲートウェイ)を導入し、館内スタッフだけでなく来館後・来館前のお客様にも自身のスマートフォンやタブレットにて、東郷記念館館内の換気状況を確認いただくことが可能になりました。
〈HP上に数値確認用のバナーを設置:http://www.togo.co.jp

  • メッセージ:大切なお客様へ −原宿 東郷記念館 事業推進部 部長 真家英明−

コロナウィルスの影響で、日頃より原宿 東郷記念館をご愛顧頂いております皆様を、当館にお迎えできなくなり2ヶ月あまりが経過しました。これまでも、当館内でのお時間を快適にお過ごしいただけるように【安心・安全】徹底のもと衛生対策を行ってまいりました。今回、新たな取り組みとして、3密を回避するために館内の【換気状況を可視化】できるシステムを導入致しました。緊急事態宣言解除後に、当館も慎重に営業開始の判断をしてまいります。【安心・安全】な環境をご用意し、皆様のご無事を祈りながら、お会いできる日をスタッフ一同心待ちにしております。また、今回のシステム導入に際し、SB C&S株式会社、株式会社CambrianRobotics、プラススタイル株式会社、並びに関連会社の皆様には【安心・安全】の命題のもと、当方のお客様・従業員に対する想いに共感いただき、実証実験を含め、多大なご協力をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
〈本リリースに対するお問い合わせ〉
株式会社東日 原宿東郷記念館
担当者:川田
電話番号:03-3403-1435
Mail:marketing@togo.co.jp
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
 

原宿東郷記念館の館内換気状況を可視化のリリースについて考察

と、上記のような対応を実施します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

対応の概要の目的

東郷記念館は以前下記のようなリリースを出したように、コロナウイルスに対し積極的に対応、発信しています。早いですよね。

個人的に今回驚いたのがセンサーなどの技術を使ってユーザーの不安感を解消することを実行している点です。結婚式場の三密回避への取り組みをするのは分かるのですが、そのソリューションとしてこのような方法を用いているという点が少なくとも私は初めて見ました。コロナウイルス感染拡大防止策を各社が打ち出していた時も、手洗いの徹底、マスク着用、ドアや共有部分の消毒などオペレーション寄りの対応策を発信している会場が多かったですね。対策に取り組んでいますお客様に伝えることももちろん大事なのですが、このようにデータで明確に伝えることもお客様の安心感につながると思います。

結婚式場のテクノロジー活用

今回はリリースは三密対策の背景からの技術活用ですが、今後はオペレーションや商品企画でももっとテクノロジーを活用していかないかなと思っています。
例えば同じようにセンサーを使うと考えると、バンケットにセンサーを設置してドリンクやパンのお代わりの様子を先に察知してサービスクオリティを向上させるなど、センサーなどハードウェアとAIなどソフトウェアの技術を使った顧客体験の向上などは、海外で無人コンビニができていることを考えるとありえない話ではないかなと思います(何年後に実現するかはわからないですが…)。
顧客価値を向上させる、という観点はこれまでは「お客様へのおもてなし」という軸で考えられることが多かったですが、センサやソフトウェアの活用などテクノロジーの観点からも商品開発につながっていく、という流れも中長期的には起こっていってほしいなと個人的には思っています。
 

原宿東郷記念館が 『安心・安全・3密回避』の 取り組みとして、 館内の換気状況を可視化のリリースについてまとめ

結婚式場の安心・安全は今後しばらくは重要な要素となるでしょう。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、しばらくの間は厳戒態勢下での施行が続くと思います。今回の東郷記念館の取り組みは技術的には可能だと思うので、こういった事例が成功してうまく業界に伝搬していくといいなと思います。
 
おわり
 

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

CATEGORY同じカテゴリーの記事