
ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、9/15に出た「沖縄フォトウエディング事業初進出 オキナワ マリオット リゾート & スパでの撮影を含むフォトウエディングのご案内をスタート」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。
プレスリリースの概要
発信者 | TAKAMI HOLDINGS株式会社 |
配信日時 | 2020年9月15日 10時30分 |
URL | https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000042262.html |
タイトル | 沖縄フォトウエディング事業初進出 オキナワ マリオット リゾート & スパでの撮影を含むフォトウエディングのご案内をスタート |
国内外のウエディング、MICEマネジメント、レストラン事業をはじめ、ホスピタリティを持って上質なライフスタイルを提案するTAKAMI GROUPのTAKAMI BRIDALが運営するMotif Wedding Planning & Event Design(モチーフ ウエディングプランニング アンド イベントデザイン) は、沖縄のフォトウエディングのプロデュース・販売を開始いたしました。
新型コロナウイルスの影響により少人数挙式を検討されるカップルの増加や、オープンエアでの挙式の需要が高まることが予想されますが、中でも「ウエディングドレスだけでも着用したい」「ドレス姿を祖父母や両親に見せたい」という想いから、フォトウエディングを検討するカップルが新型コロナウイルスの流行前に比べて約3倍に増加しています。(※1)
Motifは2012年にオープンしたハワイ自社施設「ザ・テラス バイ・ザ・シー」の他、5つ星ホテルの「ハレクラニ」、オキナワ マリオット リゾート & スパの「ブレスド バイ・ザ・シー」など全11会場で年間2,000組以上、延べ15,000組以上のリゾートウエディングをプロデュースしてまいりました。その中でも85%のカップルがロケーション撮影(ビーチやパークなどで行う写真撮影)を実施されました。
この度、これまでの挙式、ロケーション撮影の実績を活かし、沖縄でのフォトウエディングを新たにプロデュース・販売する運びとなりました。沖縄の美しい海をバックにした開放感あふれるビーチでの撮影の他、 素晴らしい景色を楽しめるチャペル「ブレスド バイ・ザ・シー」、オキナワ マリオット リゾート & スパ内のフォトジェニックなスポットでの撮影をご案内いたします。また⾐裳に関しては、TAKAMI BRIDALの洗練されたオリジナルドレスコレクションや、スタイリッシュなメンズコスチュームなど豊富なデザインとラインアップからご案内いたします。
コロナ禍により結婚式を断念される方も増えている中、新しいウエディングの形をご提供することで、より多くの新郎様新婦様の想いに応えてまいります。
今後も、TAKAMI BRIDALは地域への貢献・共存共栄を大切に磨き上げてきたホスピタリティにより結婚式の価値向上に取り組むとともに、お客様のニーズに応える様々な商品・サービスをご提供してまいります。
<プラン詳細>
■沖縄フォトウエディングプランA
・プラン金額:¥90,000(+tax)
・撮影場所:
ブレスド バイ・ザ・シーチャペル内、
オキナワ マリオット リゾート & スパ館内、
ビーチ1ヶ所(かりゆしビーチ)
・納品データ数:100データ
■沖縄フォトウエディングプランB
・プラン金額:¥60,000(+tax)
・撮影場所:
オキナワ マリオット リゾート & スパ館内、
ビーチ1ヶ所(かりゆしビーチ)
・納品データ数:50データ
※土日祝は追加代金 ¥30,000(+tax)が必要となります。
■ブレスド バイ・ザ・シー(オキナワ マリオット リゾート & スパ)
(https://blessed-by-the-sea.official-wedding.jp)
2019年10月にリニューアルオープンしたオキナワ マリオット リゾート & スパ内のチャペルです。360度ガラス張りのチャペルからは、青い海と空と山が目の前に広がり、沖縄の自然を感じながら、上質な挙式が叶います。
※フォトウエディングでは挙式は執り行わず、撮影のみとなります。
■Motif Wedding Planning & Event Design
モチーフ ウエディングプランニング アンド イベントデザイン
(https://www.motif-event.com)
カスタマーの想いをもとに最⾼のデザインとホスピタリティでプロデュース。クチュールウエディング(オーダーメイドウエディング)のパイオニア・Robyn Iʼaea(ロビン・アイア)のノウハウを受け継いだコーディネーターが、国内外のウエディング・ビジネス・レセプションなど様々なシーンにおけるイベントをご提案いたします。リゾートウエディングに関しては、現在、国内の都市部13ヶ所に直営のサロンを有しており、ハワイ・沖縄・バリのリゾートウエディングのご提案・プランニングを進めてまいります。
※1 プラコレ「プラコレ、コロナ前後の結婚式に関する意識調査を実施」
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000021126.html)
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
TAKAMIの沖縄フォトウエディング事業初進出のリリースについて考察
と、上記のようなフォトウェディングを開始します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。
プランの概要と目的
プランの詳細はリリース内にも詳しく書かれているのでそちらをご覧ください。
もともと沖縄でのリゾートウェディングを展開していたので、そのノウハウやチャネル、リソースを活かして販売商品を増やすことが狙いです。おそらくこれまでは通常のリゾートウェディングと比べるとフォトウェディングは単価が安く利益率も低いので、オプションとして撮影を売っていたんだと思います。
ただ、昨今の海外渡航の禁止&フォトウェディング需要の増加などの背景からフォトウェディングを単体で切り出してプラン化したのかな、と。まぁただ既定路線でリリースがたまたまこのタイミングだったという可能性はありますが…。
沖縄×フォトウェディングの競争の過熱
毎週このようなリリースを見続けて1年半近くになるわけですが、最近特に
- フォトウェディング関連のニュース
- 国内リゾートウェディング関連のニュース
これが増えてきています。
まず1.は通常の挙式披露宴が三密の観点で開催が難しい→写真だけでも、という背景があり、そして2.は海外渡航が難しい状況を鑑みて国内リゾートへ、という流れ。
沖縄県内も8月は独自の緊急事態宣言が出ていましたが、解除後はニーズも高まっているようです。当然ながらこのニーズに対して各社がサービスを展開してきているので競争が過熱してきているというわけです。
今後この流れがどこまで続くかはわからないですが、これからこの領域にサービス展開をしていくのであれば厳しい競争である前提で考えることが必要になりそうです。
TAKAMIの沖縄フォトウエディング事業初進出のリリースについてまとめ
沖縄へのフォトウェディングサービスのリリースは今後も増えていきそうです。サービス提供者が増えていくにつれ、価格や場所、カメラマン、など様々な側面での競争が起こる可能性が高いですが、こういった過程を経てよりよいサービスが残っていくのかなと思います。