更新日 2020年04月16日

【プレスリリース考察】soeasyがブライダル業界接客基礎と会場独自ノウハウのオンライントレーニングシステムをリリース

ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、4/13に出た「ブライダル業界接客基礎と会場独自ノウハウをオンラインで!スマホ動画とSNSを活用したトレーニングシステム「Te/co(テコ)」をリリース」について、内容の紹介と考察をまとめました。

プレスリリースの概要

発信者 株式会社soeasy
配信日時 2020年4月13日 10時42分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000029064.html
タイトル ブライダル業界接客基礎と会場独自ノウハウをオンラインで!スマホ動画とSNSを活用したトレーニングシステム「Te/co(テコ)」をリリース

株式会社メディアハウスホールディングスは、株式会社soeasyと共同し、ブライダル業界の接客基礎と会場独自のノウハウを学習・共有できる動画オンライントレーニングシステム「Te/co(テコ)」を開発、リリースいたしました。これまでメディアハウスが培った接客業務に関するノウハウを120本のスマホ動画にまとめ、ウエディングプランナーの教育やスキルアップに貢献するツールとして提供いたします。
【開発背景】
ウエディング業界では、年々、披露宴実施率が低下し※、さらに披露宴あたりのゲスト数も減少傾向にあるなど、業界全体として厳しい状況が続いています。
さらに今般のコロナウイルス感染症の影響で、従来のOJTトレーニングの実施が難しくなるなど、人材教育・育成の効率化が求められています。スマホで手軽に使えるトレーニングシステムによって、こうした状況下でもウエディングプランナーのスキルアップを目指します。
※ 結婚総合意識調査2019(リクルートブライダル総研調べ)
【Te/co(テコ)の特長】
① ノウハウ動画120本をプリセット
長きにわたりウエディングに携わり、集客支援・研修事業を行ってきたメディアハウスグループ(研修ブランド”クラリス”)が培ったノウハウをスマホ短尺動画にまとめ、プランナーが知っておくべき基礎情報に加え、マナーやトラブル対応など効率よく習得することが可能です。また、OJTのように対応するお客様によってスキル習得に差異が出ることなく、満遍ない学習が実現できます。
<コンテンツ一例>
・接客編  今日のお客様が欲しいものは何か
・トラブル編 【音楽著作権】ブライダルにおける音楽著作権総論
・知識編 招待状
② 組織を活性化するSNS機能
プランナー同士の自由なやり取りによって、組織内の情報やナレッジの共有、蓄積ができるだけでなく、組織の活性化が期待できます。
③ スタッフの履修・利用状況がわかるマネジメント機能
管理側にとってはトレー二ング動画の視聴状況を確認することができ、確実な学習を促すことが可能となります。
【導入価格について】
・月額6万円〜(初期費用:5万円)
4月中は、初期費用0円キャンペーンを実施しております。
お問い合わせは、Email( bridal-info@mediahouse.co.jp )または公式サイト(https://www.mediahouse.co.jp/news/news-2333/)まで。
【soeasy buddyとは】
売れる営業トークやクレーム対応・新商品の情報共有など社内にあふれるあらゆるノウハウを、スマホをかざして撮影・アップロードするだけで簡単に共有することができる、動画を活用して企業内の財産である「我が社のノウハウ」を集約・進化させ、生産性を向上させるサービスです。
2018年4月正式リリース以降、多数の企業が導入。複数の導入企業で、売上や販売数が前年比200%前後になるなど、企業の生産性向上に寄与しています。
https://pr.soeasybuddy.com/training/
soeasy buddyに関するお問い合わせは、soeasy buddy事業部(buddy@soeasy.tokyo)まで。
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
 

soeasyのオンライントレーニングシステムのリリースについて考察

と、上記のようなシステム提供を開始します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

トレーニングシステムの概要と目的

リリースの内容を見るに法人向けの研修サービスで、導入企業がこのサービスを利用しプランナーが動画コンテンツで学ぶことでスキルアップを図ることが目的になります。
これまでのプランナー育成は、内製であれば先輩社員や育成専門のチーム、人事部などが直接指導していくことがメインでしたが、人材不足やエース級人材の退職、育成用人材のマーケット内の枯渇などが要因で、しっかりと育成制度を運用できている会場は多くはないと思います。また、外部のスクールやプランナー育成を手掛けるコンサルティングサービスもありますが、コストが高いのと一時的な効果になりがち、という点がネックになりやすいところです。
そういった課題に対し、今回の新サービスは、

  • ブライダル企業の育成リソース不足の解消
  • 動画を活用することでの低コスト化を実現

という点がこれまでのサービスと比べて強みになると思います。
あともう一点、動画のメリットも大きいと思っています。特に接客業のように基本的なスキルセット以外にも、間の取り方や言葉の抑揚、表情、相槌の打ち方など細かいノウハウがたくさんある職種の場合、テキストだとボリュームが膨大になるしあんまり相性の良くないんですよね(このブログもそうなのですが…)。その点で、動画だと伝えられる情報量が格段に増えるので、特に5Gで動画視聴のハードルが下がる今後はもっと浸透していってもいいんじゃないかなと思っています。

プランナー育成の考え方

もう少しテーマを広げてプランナーの育成について考えてみると、これまでは基本的に「現場たたき上げ」のように育成されてきたことが多いのではないかと思っています。
一定の知識はもちろん必要ではあるものの弁護士やエンジニアなどまず知識として覚えることが膨大にある職業ではないので、ある程度の基礎知識を勉強したらあとはロープレや実際の接客に出て覚えていく、というスタイルですね。また、必要と考えられているスキルを言語化して定義している企業も多くはない印象で、とにかく「成約を取る」「単価を上げる」「顧客満足を高める」この3点を掲げてあとは頑張れ、といった感じです。
事業規模や採用・育成対象人数によっては育成制度設計・運用にかけるコストが大きくなるので一概には言えませんが、この方法だと育成結果のムラが大きくなるのが難点だと思っています。その点で今回のようなサービスいいなと思っていて、例えば他の職種だとエンジニアだと「progate」や「ドットインストール」のようなサービスもありますし、ブライダルで言えば「Sozo集客大学」のように(対法人か対個人のサービスかの違いはありますが)、オンラインで手軽に学べて実践力が身につくようなサービスがもっと増えて、企業や個人も利用しやすい環境になっていったらよいのではと思っています。
 

soeasyのオンライントレーニングシステムのリリースについてまとめ

ブライダルに限らずテレワーク&オンラインオペレーション設計が今後の主流になっていくでしょう。当然育成もオンラインで行う機会が増え、実際に企業でも新卒研修を急にオンラインで実施することになってどうしようか今考えています、というご相談をいただくこともあります。こういった新しいサービスが出てきたときに、毛嫌いするのではなくトライしてみるマインドセットを持つのも今後は必要になっていくのかなと思います。
 
おわり
 

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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