
ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、3/1に出た「2020年はコロナ禍の影響で24万組のカップルが結婚式を断念!最新のネット調査では「結婚式は少人数でリッチに挙げたい」人が9割となりました!」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。
プレスリリースの概要
発信者 | 株式会社Satomi Noir |
配信日時 | 2021年3月1日 11時00分 |
URL | https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000070011.html |
タイトル | 2020年はコロナ禍の影響で24万組のカップルが結婚式を断念!最新のネット調査では「結婚式は少人数でリッチに挙げたい」人が9割となりました! |
結婚式トレンドは”家族ファースト”の少人数婚へ。
ラグジュアリーホテルで行う、ふたりと家族との結婚式「ふたリッチ婚」が注目されています。
Withコロナ時代のカップルを応援!☆テレビ番組でも特集されました!
「その先の人生を照らし続ける光でありたい。」を企業理念に掲げ、ウエディング事業を展開する株式会社サトミノワールは、夫婦二人の家族と贅沢な時間を過ごす「ふたリッチ婚」(https://emariage.jp/)の運営をしています。
「ふたリッチ婚」とは、新郎新婦二人とその家族中心で行うリッチな少人数結婚式の専門サービス。大規模な披露宴や二次会などを開催せず、その費用を本当に大切にしたい家族との贅沢な時間に使う、家族ファーストな結婚式です。首都圏のラグジュアリーホテルとのタイアップ展開により、心からご満足いただける特別な体験づくりに取り組んでいます。
■「ふたリッチ婚」の主な提携ホテル(契約順)
パークハイアット東京
シャングリ・ラ ホテル 東京
東京ステーションホテル
横浜ロイヤルパークホテル
最新のネット調査では、「結婚式は少人数でリッチに挙げたい」人が9割となりました。
最新の調査(eMariageが2020年11月に20〜30代男女1,000人へ実施した結婚式の規模に関するインターネット意識調査)では、「Q.2020〜2021年に結婚式をするならどちらを選びますか?」という質問に対して、「少人数の家族とリッチに過ごす」と回答した人が90.4%と大多数を占め、「大人数のゲストと楽しく過ごす結婚式」と回答した人がわずか9.6%にとどまりました。
調査から、これまで結婚式の定番であった大人数のゲストを招待して披露宴や二次会を行うスタイルから、家族中心のリッチな少人数婚へ、コロナ禍を転機として新郎新婦が求める結婚式のイメージが大きく変わっていることが分かります。
さらに、「Q.結婚式のどの部分にこだわりたい(お金をかけたい)ですか?」という質問に対しては、「1位 家族との時間が充実」「3位 会場の雰囲気が上質」と、家族水入らずの時間を贅沢に過ごしたい新郎新婦が多数という結果に。また、これまでの結婚式の定番スタイルであった「ゲストが多数参加できる」という部分に関しては、わずか3.5%の回答率にとどまり最下位でした。
2021年の結婚式は少人数婚、そしてキーワードは”家族ファースト”。新郎新婦の大切な家族と向き合い、水入らずの時間を贅沢に過ごすことで、両家に一生の絆をつくる新しい結婚式のスタイルがトレンドになると予想されま
す。
そこで誕生したのが、新郎新婦お二人とその家族を中心で行うリッチな少人数結婚式の専門サービス「ふたリッチ婚」です。
この度、2021年3月1日(月)に、フジテレビ夕方の冠番組【newsイット!】にて、「ふたリッチ婚」が特集されました。
人気コーナー、ヨリドリ編集部にて約5分強の放映となりました。
取材をされたのは、超高級ホテル”横浜ロイヤルパークホテル”での「ふたリッチ婚」。新郎新婦とご家族の優雅なホテル結婚式の丸1日密着取材となりました。
番組内では、「ふたリッチ婚」 4カ条として、
①極上!美容ケア
②会場が豪華なスイートルーム
③料理が豪華
④大事な家族とリッチな時間を過ごせる
といった大切なテーマがそのまま取り上げられました。
また出演者からは、
「結婚式をあきらめて寂しい思いをした分、自分たちのために過ごしてほしい」
「このスタイルが主流になって欲しいと思った」
「結婚式ってだれのためのもの、何のための結婚式なのか、改めて気付きがあった」
「これまでの結婚式だと、会場の配席が家族や親族が一番遠いとこにいたりとか、それってどうなんだろう」
「これからは自分たちと家族のために優雅に時間を使えるのが主流になる」
といったコメントをいただきました。
■FNNプライムオンラインに動画が掲載されています
家族でリッチに“ふたリッチ婚” 直前エステ & 60万円スイート
https://www.fnn.jp/articles/-/150148
■代表者インタビュー
弊社は、結婚式産業を本来あるべきエモーショナルな姿に戻したいと思っています。
結婚式という完全に成熟したビジネスは、ともすればちょっと変わった奇抜なものが目立つような業界になってしまいました。結婚式は確かに非日常の時間です。でも同時に決意の記憶を残すための日でもあります。非日常とは言え、その記憶がもし自分らしくない想い出であったら、どうでしょうか?思い出したくありませんよね。
自分たちらしく非日常を過ごし、大切な家族や仲間たちからの愛情を受け取ること。
弊社は、結婚式を、本来のエモーショナルなものに戻します。
弊社の企業理念である「その先の人生を照らし続ける光りでありたい」をこれからも貫いて参ります。
皆さま応援してください。
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
サトミノワールのスモールラグジュアリー結婚式「ふたリッチ婚」について考察
と、上記のようなネット調査の結果を公開しました、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。
調査結果の概要と目的
ふたリッチ婚は新郎新婦+家族のみなどのウェディングを、ラグジュアリーホテルなどとの提携して在宅に過ごすことができるサービスです。
また、今回の調査結果では9割の方が大人数より少人数を希望すると回答しているので、今後もこのようなサービスのニーズは伸びていくと思います。まぁただ、今調査したらそれはそうなるよねと言う気もしないでもないですが…。
これからの少人数ウェディングの独自性はどこに?
ふたリッチ婚のように家族のみや少人数に特化したウェディングプロデュースサービスは数多くあります。10年前であれば小さな結婚式くらいしかなかったような気もしますが、この10年でも増えましたし特に昨年の1年間で結婚式場運営企業も含めてかなりの数の事業者が参入してきました。
そうなるとサービス自体の独自性はなくなるので、多数の選択肢の中からどのように自社のサービスを選んでもらうのかを考える必要が出てきます。今の段階では
- どこで挙げられるのかの場所
- 価格
- コンテンツのクオリティ
- オプションとなるもの
この辺りが商品力としての独自性で、これにプラスしてマーケティング力が左右するのかなと思います。
サトミノワールのスモールラグジュアリー結婚式「ふたリッチ婚」についてまとめ
スモールでもラグジュアリーと、単なる「少人数結婚式」というカテゴリからの細分化が進んでいますが、どのようなサービスがシェアを取っていくのか気になりますね。