更新日 2020年08月11日

【プレスリリース考察】リクルートが結婚式場向けオンライン相談プラットフォームを提供開始

ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、7/30に出た「コロナ禍での安心安全な接客業務をサポートする結婚式場向けオンライン相談プラットフォームを提供開始」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。

プレスリリースの概要

発信者 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
配信日時 2020年7月30日 13時00分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000321.000025184.html
タイトル コロナ禍での安心安全な接客業務をサポートする結婚式場向けオンライン相談プラットフォームを提供開始

株式会社リクルートマーケティングパートナーズが企画制作する結婚情報サービス『ゼクシィ』は、8月3日より、結婚式場における予約情報・顧客管理からオンライン相談会の実施までをシームレスに実行可能なオンライン相談プラットフォームを提供開始しますので、お知らせします。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響拡大を受けて、各業界では「三密の回避」や「オンラインの活用」を通じた感染拡大防止に努めており、これに伴って消費者の生活スタイルも大きく変わり始めています。結婚業界でも、各式場が率先して新郎新婦やゲストの安心安全に寄り添う取り組みを行っており、結婚式オンライン相談会の体制を整備している結婚式場も増えています。希望の日時に、自宅から気軽にご相談いただける結婚式オンライン相談会は、with/afterコロナ時代におけるニューノーマルになっていくものと考えられます。

今回、ゼクシィは結婚式場向けに、顧客情報や予約情報の管理、お客様への事前案内、オンライン相談会の実施までをシームレスに行えるオンライン相談プラットフォームを開発し、8月3日から全国の結婚式場へ提供開始します。結婚式場では本プラットフォームを活用いただくことで、安心安全な接客が可能になるだけでなく、お客様毎のメールでのやり取りや顧客情報を一元管理できるほか、接客予定日別の検索が可能となり、従来の業務の効率化にも繋がります。一方の結婚式場探しをするカップルは、アプリケーションをダウンロードする必要が無いため、ワンタッチで結婚式オンライン相談会に臨んでいただくことが可能です。「気になる会場が自宅から遠くなかなか足を運べない」「まずは家から話を聞いて情報を集めたい」「人が集まる場所を避けたい」といったお悩みを解消する、新しい式場探しを実現します。

6月22日、結婚式場18社とゼクシィは、コロナ禍での安心・安全な結婚式の実施に向けた業界独自のガイドライン「NEW NORMAL for HAPPY WEDDING宣言」を策定しました。今回、ゼクシィが提供開始するオンライン相談プラットフォームは、同宣言で掲げている「準備のサポートにおいても、オンライン相談など安心できる距離感を保つ取り組みを実施します」に該当するものです。
ゼクシィは今後、本プラットフォームを、ブライダル業界の特性に合わせたオンライン接客プラットフォームとして更なる機能の開発を進め、安心安全な結婚式準備の拡充を目指してまいります。

■「NEW NORMAL for HAPPY WEDDING宣言」について
6月22日、結婚式場18社とゼクシィは、コロナ禍での安心・安全な結婚式の実施に向けた業界独自のガイドライン「NEW NORMAL for HAPPY WEDDING宣言」を策定し、各式場が主体となって具体策を実施しています。本宣言に賛同いただいている結婚式場は1,542会場です。(7月15日時点)

<メッセージ>
これまでとは違う環境のもとで
結婚式を検討すること 実施することに
心配や不安を抱いている方もいらっしゃることと思います
そんなおふたりが そして おふたりの大切なご家族やご友人が
少しでも安心して 最高に幸せな一日を迎えることができるように
ウエディングに携わる仲間と共に
日々知恵を絞り、経験を紡ぎ合わせ、協力しあいながら
この非常事態から解き放たれるその日まで
最大級の努力を重ねることを ここに宣言いたします

<宣言内容>
1.安心して、笑顔あふれる結婚式を迎えていただくためにNEW NORMALな対応を積極的に行い、情報を発信します
2.大切な一日の延期・キャンセル対応について、事前に、丁寧にご説明します
3.準備のサポートにおいても、オンライン相談など安心できる距離感を保つ取り組みを実施します
4.式当日を安心して迎えていただくために、全スタッフの体調管理を行います
5.おふたりと、大切なゲストをお守りするために、施設・備品の衛生管理に取り組みます
6.「おめでとう」「ありがとう」を存分に伝えあっていただけるよう
館内移動・席次配置・その他プログラム提案を通じて、ソーシャルディスタンスの確保に取り組みます
7.さまざまな年代のゲストが集う特別な一日を、みなさまで心置きなく楽しんでいただくために列席者の方々へも感染拡大防止にご協力をお願いしてまいります

新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々及びご家族・関係者の皆様に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、罹患された方々に対し心よりお見舞い申し上げます。また、医療従事者・エッセンシャルワーカーをはじめ感染拡大防止にご尽力されている皆様へ深謝申し上げます。

—ここまでリリースから抜粋—

会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。

 

リクルートの結婚式場向けオンライン相談プラットフォーム提供開始のリリースについて考察

と、上記のようなキャンペーンを実施します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

プラットフォームの概要と目的

リリースの内容を見る限り

  • 顧客情報の管理(ただし対象は申し込みまで?)
  • 顧客側も使用可能(オンライン相談などはここから参加可能?)

といった機能がついているのだと想定されます。AMSにオンライン相談会の機能と顧客側の利用機能を追加しただけ?と最初思ったのですが、最終的にどの程度の規模感を考えているのか次第だと思います。ポイントになるのは2つ。

  1. 成約後の施行まで使える顧客管理システムを想定しているかどうか(対象範囲)?
  2. ゼクシィ以外からのCVに対しても自動連係などを想定しているか(対象媒体)?

前者についてはもし成約後まで使えるシステムを想定していたらかなり大掛かりなものになると思います。AMSの延長というよりはもう完全にブライダル業界の裏側のスタンダードを取りに行っていますよね。

後者については他媒体のデータも自動でリクルート側に取り込み可能となると、媒体間競争ではリクルートがかなり優位になるのではないかと思います。

それぞれの論点において範囲が広い方が当然開発工数や営業コストはかかるので投資対効果と時間軸をどのように捉えているか次第ですが、どうなんでしょうね…。

新システムの開発背景などを考えてみる

実際にリリースされたシステムを私は見ていないので正直何とも…な部分はあるのですが、リリース内で書かれている機能を想定する限りコロナの影響が出始めてからの3か月間で開発しきれるものではないと思います。おそらく前々から考えられていた企画が出るタイミングでたまたまこういう状況になっているのではないかと思います。

ゼクシィも広告としての売上のアップサイドはほぼ残っていないでしょうから、今後の事業展開をどのようにしていくのか模索しているのだと思います(ゼクシィ縁結びなど結婚式の前フェーズへの進出もその1つでしょう)。

そこで結婚式場のオペレーションの部分にも今後ついに進出していくのか?その足掛かりとしてまずはシステムの浸透を進めるのか?とかとか考えています。

あと、ほんとにちっちゃく書かれているんですが「最低1年間は無償で提供」とあるので、1年後からは有償になる可能性があるのでお気を付けください。Airレジの例などもありますしね。

 

リクルートの結婚式場向けオンライン相談プラットフォーム提供開始のリリースについてまとめ

いろいろあわただしい中サラッと出たリリースでしたが、その背景とか今後の展開予想などが気になりますね。リクルートは何を狙っているんでしょうか…。

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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