更新日 2021年04月04日

【プレスリリース考察】リクシィが『式場見積もりリアルタイムチェック(β版)』をリリース

ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、3/30に出た「業界初!結婚式場見学中に見積もりが妥当かわかる『式場見積もりリアルタイムチェック(β版)』をリリース
〜プロのサポートで安心して式場を決定できる無料の新サービスが誕生〜」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。

プレスリリースの概要

発信者 株式会社リクシィ
配信日時 2021年3月30日 10時00分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000027297.html
タイトル 業界初!結婚式場見学中に見積もりが妥当かわかる『式場見積もりリアルタイムチェック(β版)』をリリース
〜プロのサポートで安心して式場を決定できる無料の新サービスが誕生〜

株式会社リクシィは、花嫁の不安を“トキハナツ”式場選び「トキハナ」にて、安心して式場を決定したいという新郎新婦に向けて、式場見学中に元プランナーによる『式場見積もりリアルタイムチェック(β版)』を開始します。

  • 背景

式場見学時の見積もりに関して、新郎新婦が抱える4つの悩み

1) 見積もりが妥当か、式場見学時に自分で見極めるのが難しい
(例)
「式場の写真に惹かれて見学に行ったけど、冷静に判断できない中で契約して後悔している」
「出された見積もりが他の式場と比べてどうなのかよく分からない」

2) 最終金額がいくらになるかわからない
(例)
「契約時の見積もりが最低限の項目しか入っておらず、最終見積もりでは200万円近く膨れ上がった」
「選べるドレスが少なくて渋々50万円アップし、予算オーバーしてしまった」

3) 契約内容や割引が適切かがわからない
(例)
「新型コロナによる延期、キャンセルの場合の返金が出来ないなんて知らなかった」
「即決特典に惹かれて契約したものの、他の式場も見てみたかった」

4)空き日程の事情から問題無ければ予約をしたい
(例)
「空き日程があまりなく、いま予約しないと誰かがおさえてしまうかもしれない」

式場探しは多くの方にとって初めての経験であるため、見積もりに対する知見がなく、
結婚式費用について、正確に把握するのが難しいのが現状です。
*初期見積もりからどれくらい上がるか不安(81%、トキハナInstagram調べ)

また、式場見学時に提示される一般的な見積もりは、基本アイテムのみのシンプルな内容でグレードも最低ラインのものがほとんどのため、式場決定後に総額が膨らんでしまったり、式場見学時に「即決特典」の営業手法により自分の見積もりが適切がどうかを検証する前に、式場契約をしてしまいトラブルとなるケースも多くあります。

トキハナでは、提携する417式場からリアルに提供される独自データを元に元プランナーが解析する、『式場見積もりリアルタイムチェック』を通して、結婚式場探しの透明化を推進し、式場見学時の不安をトキハナちます。

  • 概要

・特徴
1) 見積もりの内容が適正かわかる
2) リアルな金額がわかる
3) 相場がわかって比較ができる

・詳細
詳しくはこちらのページにてご覧ください。
https://tokihana.net/lp/estimate_rt/

本サービスを通じて、顧客ファーストに運営する式場を支持し、不安を取り除く形で契約できる環境を用意することにより、トラブルを解消していきたいと思っています。
今後もトキハナは、全国のウェディング各社と協力しながら、結婚式を検討している新郎新婦が安心して
結婚式準備を出来るよう、事業を推進してまいります。

—ここまでリリースから抜粋—

会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。

 

リクシィが『式場見積もりリアルタイムチェック(β版)』をリリースについて考察

と、上記のようなサービスを開始します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

サービスの概要と目的

LINEで見積りの画像を送るとその内容について答えてくれる(教えてくれる?)というサービス。新規見積りに含まれている内容からどの程度値上がりするのか、オプションやグレードアップなど様々な要素が結婚式初めての新郎新婦にはわからないので、そこを支援することが狙いだと思います。

事前予約制ですが無料のようなので、対業界の見積り透明化とトキハナ利用者の獲得が狙いかなと思います。ただ、ブライダルフェアで見積りが出てくるのはかなり後半でかつそれに対してほぼリアルタイムで正確に回答しなければいけないので、オペレーションコストはけっこう高そうだなと思います。

社内リソースでこれを回そうとすると大変だと思うので、業務委託で元プランナーの人材プールを作っておいて運用するのが今後の規模拡大を見据えると現実的かなと思います。

結婚式場の見積りは変わるのか?

もう何年も言われている結婚式の見積りの不透明さ。具体的には初期見積りから上がること、特典や値引きが適正かわからないこと、申し込み判断と当日その場で迫ること、などが課題とされていますが、これって今後どうなるんでしょうね。

業界全体での課題であり顧客側に大きな負担をかけていることは思っていますが、じゃあどのように改善していけばよいのかが、私としてはまだ見えていません。もちろん、あるべき論で語ることは難しくないのですが、実行に移せます?みたいなところで詰まるというか…。

可能性として一番高いのは現課題を解決したサービスが生まれてそれが顧客に支持されてシェアを取ることで他社が追随する、という流れですが、見積りが透明だからこの式場やプロデュースにした!というよりもこういう結婚式ができるからこの式場やプロデュースにした!の方がニーズとしては強いので、そこが難しいなぁと思ってます。

 

リクシィが『式場見積もりリアルタイムチェック(β版)』をリリースについてまとめ

式場からしたらありがた迷惑のようなサービスでまだβ版ということですが、今後これがスタンダードになっていくのか、またウォッチしていこうと思います。

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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