【プレスリリース考察】リクシィが実態調査「結婚式場決定前後で式場選びに後悔している方が68.5%!」

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ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、11/27に出た「結婚式場決定前後でやりたいことが変化し式場選びに後悔している方が68.5%!」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。


プレスリリースの概要

発信者 株式会社リクシィ
配信日時 2019年11月27日 10時00分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000027297.html
タイトル 結婚式場決定前後でやりたいことが変化し式場選びに後悔している方が68.5%!

自由な結婚式をサポートするWebサービス“Choole(チュールウエディング)”と提案型の結婚式相談カウンター“gensen wedding(ゲンセンウエディング)”を運営する株式会社リクシィは、20~30 代の男女615名に対して結婚式の準備における実情を調査いたしました。

●調査結果サマリー
*結婚式場決定前後でやりたいことが変化し式場選びに後悔している方は68.5%にのぼる。
*式場選びに後悔をしている方の方が式場決定前に結婚式場のイメージをとても出来ていた割合が高く(44%)、パートナーと話し合うことが出来ていた割合も高い(55%)。
*式場選びに後悔をしている方は、式場決定前にやっておけば良かったと感じる項目として「予算を明確にしておくこと(70%)」「理想の結婚式のイメージの話し合いの場(49%)」「提携ドレスやショップのラインナップを調べる(46%)」「結婚式経験者からアドバイスを聞く(40%)」ことを挙げている。
*式場選びに後悔をしている方は、結婚式の準備をしていて不便に思った項目として「相談できる人がいなかった(50%)」「当日のイメージが湧きにくかった(47%)」「準備のスケジュールが分からない(44%)」「会場で持ち込み制限がかかった(40%)」「全体の費用が不透明だった(39%)」ことを挙げている。

●調査結果

  1. 結婚式場決定前後でやりたいことが変化した方のうち(n=302)式場選びに後悔している方は68.5%にのぼる。
  2. 全体のうち(n=615)式場選びに後悔をしている方の方が式場決定前に結婚式場のイメージをとても出来ていた割合が高く(44%)、パートナーと話し合うことが出来ていた割合も高い(55%)
  3. 全体のうち(n=615)式場選びに後悔をしている方は、式場決定前にやっておけば良かったと感じる項目として「予算を明確にしておくこと(70%)」「理想の結婚式のイメージの話し合いの場(49%)」「提携ドレスやショップのラインナップを調べる(46%)」「結婚式経験者からアドバイスを聞く(40%)」ことを挙げている。
  4. 全体のうち(n=615)式場選びに後悔をしている方は、結婚式の準備をしていて不便に思った項目として「相談できる人がいなかった(50%)」「当日のイメージが湧きにくかった(47%)」「準備のスケジュールが分からない(44%)」「会場で持ち込み制限がかかった(40%)」「全体の費用が不透明だった(39%)」ことを挙げている。一方で、式場選びに後悔していない方は、後悔している方と比べ全体的に不便に思っていること自体少ないものの「全体の費用が不透明だった(29%)」「会場で持ち込み制限がかかった(22%)」という点においては不便に感じている状況。

今回のアンケート調査より、結婚式場決定前後におけるイメージ変化が原因となり式場選びへの後悔をしている方の方が、式場決定前にはより式場のイメージが出来ており、パートナーとの話し合いも十分出来ていたと感じていたことが分かりました。

一方で式場選びに対する後悔は、式場決定前には情報取集し切れなかった、費用の「不透明さ」や持ち込み制限の「不自由さ」が大きく起因していることが分かりました。

また「ウエディング専門家からのアドバイス」以上に「結婚式経験者からのアドバイス」を求める方が多く、一方向のキレイな側面のみが詰まった情報よりも、メリットもデメリットもオープンに詰まった生の情報を求める方が多い傾向であることから、今後は結婚式場も不透明で不自由な要素は見直されていくのではないでしょうか。

従来の産業構造において当たり前化している持ち込み制限や費用の不透明感に対するユーザーの嫌悪感はますます増えてきており、より自由で透明感ある結婚式場の体制が求められる時代に入ったと言えるでしょう。

●アンケート調査概要
1. 調査対象: 国内で結婚式をした20-30代男女
2. 調査方法: インターネットリサーチ
3. 調査期間: 2019年11月8日〜2019年11月15日
4. 有効回答者数:615名
5. 回答者の属性:【性別】男性:48%、女性:52%、【年代】20代:30%、30代:70%

—ここまでリリースから抜粋—

サービス内容、会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。

 

リクシィの実態調査のリリースについて考察

と、上記のように調査結果を公表します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

実態調査結果について

簡単にまとめると、結婚式場選びに後悔がある方は約7割いて、事前にやっておけばよかったことがある方が多く、相談できる相手がいなかったと回答した人が多い、こんな感じでしょうか。

後悔している具体的なポイントも、費用、結婚式のイメージ、アイテム選択の自由度の低さ、という順位なので、ブライダル業界で実際にお仕事されている方の感覚ともあまりずれはない結果なんじゃないかなと思います。

この結果を踏まえてどんなことを考えられるか?

どの立場でお仕事をしているか、によって捉え方が変わりそうです。

まず、結婚式場で働かれている方は、成約を取れても約7割のお客様が成約後に後悔しているかもしれないと考えたときに、会場としてどんなことができるか、というのがまず重要だと言えるでしょう。特に費用面と具体的な結婚式の内容の部分がポイントになるので、初期見積りをどのようにつくるか・説明するか、新規接客の時点でどこまでコンセプトやコンテンツについて握るのか、初回打合せまでの間にコンセプトメイキングを一回入れるなどオペレーション変更は必要か、などなど。もし仮説から抜け出せない場合は、自社でアンケートを取ってみるのも1つの手だと思います。

次に、新規事業企画者は(式場運営企業の新規事業部門でも、独立して事業を運営されている方でもいずれも)、こういったユーザーのペインをどのようにすれば解決できるかを起点にサービス企画をすることが求められます。個人的には、式場申込前の情報が足りなかったことに起因する後悔が多いように見えますが、既に現時点で結婚式に関する情報はインターネットにあふれかえっています。なので、足りないのではなく多すぎて正確な情報にアクセスできていないことが問題、と捉えたほうが良いでしょう。とするとそこを起点にした新規事業を…、が起点になるのではないでしょうか?

最後に、メディアや媒体運営事業に関わる方は、【「ウエディング専門家からのアドバイス」以上に「結婚式経験者からのアドバイス」を求める方が多く】←ここがポイントになるはずです。SNSの浸透もあり、結婚式経験者へのアクセスがこれまで以上に容易になってきている中、メディアとして利用されるメリットをどこに置くか、これをあらためて考える時期に来ているのかもしれません。テクニカルにSEOやデジマを駆使して集客してサイト改善してCVRを高めるのは必要ですが十分ではなくってきています。改めてユーザーが自社サービスを利用する理由づくり、も大事かなと。

 

リクシィの実態調査のリリースについてまとめ

調査結果自体は驚くべきものというよりは、まぁそうだよねという感じですが、でもそうだよねという結果だからこそ何ができるか何をすべきかをしっかり考えないといけない時期には来ているなと思います。

 

おわり

 

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