更新日 2020年02月13日

【プレスリリース考察】ハウススタジオを使用したフォトウェディングサービス開始

ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、2/10に出た「フォトウェディングにもっと自由を!」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。

プレスリリースの概要

発信者 茂木商事株式会社
配信日時 2020年2月10日 10時00分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000023915.html
タイトル フォトウェディングにもっと自由を!

東京を中心とした東日本エリアに婚礼衣裳店「innocently(イノセントリー)」を全国23店舗(サテライト店5店舗含む)運営する茂木商事株式会社は、多種多様な新郎新婦のニーズに対応できるハウススタジオを貸切って行うフォトウェディング「Imagegraph(イメージグラフ)」を、2020年2月10日(月)から販売開始致します。
■フォトウェディングについて
一般的に「ナシ婚層」と呼ばれる結婚式を挙げない方々の多くに、
・必要性を感じない
・高額な予算が気になる
・人前で目立つのが苦手
といった声が散見しています。
ウェディングに限らず、ニーズや趣向・価値観が多様化してきているために、高額な費用をかけて結婚式を挙げずに、1/10の費用ですむフォトウェディングですませておこうという理由で多くのカップルに選ばれています。
■Imagegraphの特長
1.選べるstudio100選
これまで⼀般的に認知されてこなかったTVや雑誌広告に使われる「ハウススタジオ」を貸切って撮影します。
ロケーションフォトと違い、人目を気にすることなく落ち着いて撮影することができます。
プール付リゾート風なスタジオやヨーロピアンなテイストがあるスタジオ、車やペットと一緒に撮影できるスタジオなどと、お⼆⼈の好みや個性に合わせて100ヶ所以上の個性的で魅力的なスタジオの中からご提案致します。
2.個性を表現するライティング
これまでの一般的なフォトウェディングでは、光のコントロール=ライティングはどのお客様でも同様のライティングを行ってきました。この方法だとみなさまに一定のクオリティをご提供できるものの、それ以上のクオリティのご提供に限界があり、より個性的なフォトウェディングを行える当サービスのコンセプトからはずれてしまうことがわかりました。
そこで当サービスはアシスタントフォトグラファーが必ず撮影に同行し、それぞれのお客様に合わせたライティングを行いながら撮影することで特別な空間を演出し、お⼆⼈の個性を最⼤限に表現します。
3.豊富なドレスラインナップ
創業117年の老舗ドレスショップが運営しているからこそ、幅広い種類の衣裳を豊富にご用意し、ご自由にお選びいただけます。
国内外の有名デザイナーズドレスは、素材・デザインにとことんこだわり、5000着以上のご⽤意がございます。また、NYやミラノ・バルセロナからセレクトされたインポートドレスは、全て⽇本⼈花嫁向けにサイズ調整してご提供致します。
■Imagegraphが展開するフォトウェディング
これまでのフォトウェディングでは、フォトグラファーが主体となった一定のクオリティでお届けする商品が主流でした。そこでImagegraphは新郎新婦が本当に望んでいるImage(想像)を、もっともそれらしいカタチでGraph(創造)し、これまでにないフォトウェディングサービスを展開していきます。
■お申し込みの流れ
①HPお問合せフォームまたは、電話にて相談のご予約
②サロンにてカウンセリング
③希望の条件に合ったスタジオと撮影プランをご提案
④お申し込み
⑤衣裳フィッティング(お申し込み日とは別日で調整致します)
⑥お選びいただいたスタジオで撮影
⑦撮影データのご納品
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
 

Imagegraph(イメージグラフ)販売開始のリリースについて考察

と、上記のようなを商品を販売します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

フォトウェディングのプロデュースという概念

このリリースを見て最初に私が思ったのは「フォトウェディングのプロデュース」という概念のサービスがこれからできるかもしれないな、という点です。
Imagegraphは100のスタジオから好きなところを選べる、というのが1つの強みとなっていますが、この100スタジオすべてを運営企業が所有しているわけではないでしょう。となると、プロデュース部分を行い、箱は自社で持たないビジネスモデルと言え、これは結婚式場を自社では持たないウェディングプロデュースサービスとほぼ同じです。
結婚式場やスタジオなどの固定資産を持ってしまうとどうしても固定費がかかりその分利益率を圧迫したり価格を高くしたりしなければいけませんが、自社で持たずにBSが軽くなる分だけサービスクオリティに投資を向けることができます。
ロケフォト専業であればベースこういったビジネスモデルにありますが、今後は今回のスタジオやもっというと結婚式場などまで広がったフォトウェディングプロデュースサービスが登場してくるかもしれませんね。

フォトウェディングはどこまで伸びる?

このブログでもたびたびフォトウェディング関連のリリースを取り上げていますが、ここ2年くらいでほんとにサービスの種類も数も充実してきたと思います。市場自体も伸びているので、既に先行者はいますがこれから参入しても狙う規模感によっては戦える環境かもしれません。
ただ、とはいえ市場の飽和までそんなにかからないと思います(インバウンドなどを取り込めるサービスモデルの場合は別)。となると、ただ低価格のフォトウェディングでなし婚層を取り込もう!という発想だけでは勝てないマーケットフェーズになっていくと思います。
フォトウェディング希望層の中でもどういった属性のユーザーがターゲットなのか、そのユーザーに向けてどんな強みがあるのか、というサービス企画からマーケティング、オペレーションまでより高いレベルで洗練させていくことが必要ですね。
 

Imagegraph(イメージグラフ)販売開始のリリースについてまとめ

いろんなフォトウェディングサイトを見ていますが、今回のImagegraphのサイトはこだわっているなぁと思いました。
https://www.imagegraph.jp/
フォトウェディングはもともと単価が高くないサービスなので、投資判断や利益を残すためのオペレーションなどもこれからは重要になるはずです。様々なサービス間のユーザー獲得競争もすでに始まっているので、これからどのようになっていくのか、またこのブログでも取り上げていきます。
 
おわり
 

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

CATEGORY同じカテゴリーの記事