更新日 2019年11月20日

【プレスリリース考察】ポジティブドリームパーソンズがウェディングドレスショップ「Dress DISTRICT」表参道にグランドオープン!

ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、11/14に出た「<メディア向け内覧・プレオープンイベントのご案内>ウェディングドレスショップ「Dress DISTRICT」が表参道に12月14日(土)グランドオープン!」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。

プレスリリースの概要

発信者 株式会社ポジティブドリームパーソンズ
配信日時 2019年11月14日 14時00分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000375.000010391.html
タイトル <メディア向け内覧・プレオープンイベントのご案内>ウェディングドレスショップ「Dress DISTRICT」が表参道に12月14日(土)グランドオープン!
全国でホスピタリティビジネスを展開する感動創出企業の株式会社ポジティブドリームパーソンズは、自社初のフラッグショップとなる「Dress DISTRICT(ドレスディストリクト)」を株式会社 フォーシス アンド カンパニーと協同して12月14日(土)にオープンすることをお知らせいたします。
「Dress DISTRICT」ホームページ:https://www.dress-district.com/
「Dress DISTRICT」は、PDPが運営またはプロデュースする会場の花嫁様・花婿様限定の初の専用ドレスショップです。最新のインポートドレスドレスを始め、花嫁様に一番近いウェディングプランナーと共同で、素材調達からパターにもこだわった「オリジナルデザイン」の開発を実施し、幅広いラインナップを花嫁様にご提供して参ります。店舗オープンに際し、報道関係者の皆様に向け、内覧・プレオープンイベントの機会を設けさせていただく運びとなりましたので案内いたします。
■コンセプトは「MY CLOSET」
店舗のコンセプトは「MY CLOSET」です。ドレスショップには無い4隅に構えたフィッティングルームがあり、まるで自分のクローゼットで洋服を選ぶようにドレスを堪能し、当日を想像しながら心ゆくまでフィッティングをお楽しみ頂けます。
■ドレスを選ぶだけではない3つの拘り
「Dress DISTRICT」ではドレスを選ぶだけではない至福のひと時をお過ごし頂けます。
1.花嫁様にはドレスだけではなく、「美と健康」を考えた「お水」をご提供いたします。ご提供するお水の1つ、「masafi(マサフィー)」はドバイ発祥のミネラルウォーターで、熱処理によらず良質な酸素に分解されるオゾン処理という製造方法をとっているものです。バランスのとれた自然のミネラル成分を生きたまま体内に取り込み素早く吸収することが可能で、花嫁様の健康維持にも役立てる飲料です。
2.花嫁様だけではなく、花婿様にもフォーカスしたコンテンツをご用意いたします。花嫁様のフィッティング時間にゆったりと待つことができるカフェ&ブックスペースを設置いたします。そのスペースでは、コーヒー豆の質の高さに全国から買い付けくるほど評判の高い企業のコーヒーをご提供いたします。世界中の良質なコーヒー豆を現地で買い付け、豆の特性を最大限に生かし自社で焙煎することに拘りを持つ企業です。花婿様は「アート」「ファッション」をテーマにしたブックライブラリースペースで、コーヒーを淹れる姿を見ながら、ゆっくりとお寛ぎ頂くことができます。電源も準備しておりますので、お仕事を進めながらお待ち頂くことも可能な花婿様にも快適なエリアです。
3.ドレスに似合うブーケの提案、骨格やカラーコーディネート等トータル提案ができる「コーディネーター」の存在が心強いサロンです。
≪「Dress DISTRICT」ラインナップ紹介≫
Dress DISTRICTが厳選しているデザイナーズブランドはトレンドも取り入れながら、花嫁様の声や利用いただく結婚式場の特性も踏まえた上で構成されています。日本の花嫁様に是非袖を通していただきたい、珠玉のコレクションの数々は、デザイナーの情熱と唯一無二の個性が輝いています。
1.  Temperley London(テンパリー・ロンドン)
英国キャサリン妃も愛用するロンドン発のブランド。クチュール技術を駆使したロマンティック&ヴィンテージなスタイルが感度の高い花嫁に大人気。
世界のおしゃれなセレブのご用達です。女性デザイナーだからこそ実現できる、女性の魅力を存分に引き出す繊細なデザインが特徴です。
2.INES DI SANT0 (イネス・ディ・サント)
1984 年にトロントで誕生したイネス・ディ・サント。ラメやスパンコールをふんだんに用いるアールデコ調のゴージャスさとモダンなセンスが合わさっているドレスが特徴。各国のセレブリティがレッドカーペットで愛用することでも有名な人気ドレスブランドです。女性の曲線美を強調するベースラインと贅沢なレイヤリングやロマンティックなディティールを併せもつ華やかなデザインで花嫁の心を掴んでいます。
3.  オリジナルドレス
花嫁様の一番近くでお気持ちに寄り添うウェディングプランナーやドレスショップコーディネーターからの声をもとにデザイン、制作されたDress DISTRICTだけのオリジナルドレス。日本の花嫁に合わせたサイズ展開や、スリープの長さやモチーフの配置など細やかなディティールにもシビアにこだわり、花嫁様の心をときめかせるエッセンスをふんだんに盛り込んだラインナップです。
※他取り扱いブランド一覧
HALFPENNY LONDON/ANNE BARGE/ ISABELLE ARMSTRONG/ NAEEM KHAN/Caroline Castigliano/ David Fielden/ GIUSEPPE PAPINI

  • ≪「Dress DISTRICT」ブランドコンセプト≫
    「その日 あなたらしく美しく在る」
    人生最良の日に纏うドレスは あなたらしさを映す本物が相応しい
    自然体を大切にするあなたらしさ
    いつもとは違うあなたらしさ
    これからの予感を ありたい姿に重ねて欲しいと願い
    Dress DISTRICTは誕生しました
    Dress DISTRICTには 日本に限らず世界中からセレクトされたこだわりのドレスがラインナップされています
    特別な日に着る洋服を選ぶようにクローゼットからワクワクしながら選ぶ感覚
    この時を心待ちにしていた すべてのブライズに愉しんで欲しい
    私たちは 最新のトレンドも大切にしながら創り手の想いをあなたまで届けます
    手に取り 身に纏い上質で繊細な素材感や職人の手技に触れること
    そしてスタイリングの美しさに魅了されることもあなただけに許された至福の時間
    最良の日 運命を感じる一着と あなたらしく過ごせますように

—ここまでリリースから抜粋—
店舗概要、会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
 

ポジティブドリームパーソンズのドレスショップオープンのリリースについて考察

と、上記のように新しくドレスショップをオープンします、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

ドレスショップオープンの目的

今回のドレスショップは「PDPが運営またはプロデュースする会場の花嫁様・花婿様限定の」とあるので、一般の方の利用はできないのでしょう。サービスサイトにもアクセスページがないので、表参道、という情報以外に所在地もわかりませんね。
となると、今回のオープンの目的は

  • PDPのお客様の衣装単価アップ
  • 衣裳の顧客満足度アップ
  • ドレス部門のメンバーのモチベーションアップ、採用力強化
  • ドレス重視ユーザーの集客力アップ(期待は薄いが…)

のいずれかまたは複数であり、現時点での路面店での集客力強化、外販による新たなマネタイズポイントの構築、などではないと思われます。表参道でドレスショップを新規オープン、となると相応のコストが掛かっていると思うので、それと期待できるリターンが見合うのかはわからないですが、将来的な事業展開なども見据えているのかもしれません。

コンテンツ部門の内製化と外注について

今回のリリースの趣旨とは少しずれますが、ドレスやフラワー、サービス、キッチンなどのブライダルコンテンツ部門を自社で組織として持つか(=内製)、外部の企業と取引するか(=外注)は企業戦略によって異なりますがかなり興味深い観点ではあります。
内製するメリットは

  • アイテム品質を自社努力で高く維持することができる
  • 施行が増えれば利益率が高くなる(コストを固定費化できるので、施行組数が上振れすると利益の伸び率が大きい)
  • ユーザーに対して一貫した提案がしやすくなる
  • 同じシステムを使えるので受発注にかかるリソースなど業務効率を高めることができる。

こういった点が挙げられます。一方でメリットは

  • ユーザーに内製化している商品しか選べない、とネガティブに捉えられることがある
  • 施行が減ると利益率が下がる(コストが固定費位なるので、施行組数が下振れすると一気に利益を食ってしまう)
  • 採用や評価、マネジメントなどの目に見えないコストがかかりやすい
  • 競争環境にさらされないので、社内的な受託部門のような扱いになりやすく、自発的な成長を促しにくい

このような点です。外注の場合はほぼこの裏返しになります。
事業規模などにもよるので現時点でどちらが正解かという結論が出ている話ではないですが、これから内製を目指していくと考えている企業の場合は、メリットだけではなくデメリットもきちんと把握して検討することが重要です。
 

ポジティブドリームパーソンズのドレスショップオープンのリリースについてまとめ

内製のドレス部門の専門ショップオープンに関するリリースでしたが、結婚式場ではないにしろ新店オープンはかなりのコストが掛かるので、社内では大きな意思決定だったのではないかと思います。現在の結婚式場情報サイトでは衣装コンテンツがあまり紹介されていないので(内製企業だけではないというのもありますが)、式場を選ぶときのポイントとして「衣装」がもっとわかりやすくなればいいのになと、個人的には思っていますが、こういった直接業績に結び付くわけではない施策が顧客満足度と会社の業績にもつながっていくといいなと思います。
 
おわり
 

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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