更新日 2020年04月22日

【プレスリリース考察】マイナビウェディングが「新型コロナウイルス感染拡大による結婚式への影響調査」を発表

ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、4/20に出た「「新型コロナウイルス感染拡大による結婚式への影響調査」を発表」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。

プレスリリースの概要

発信者 株式会社マイナビ
配信日時 2020年4月20日 11時00分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001177.000002955.html
タイトル 「新型コロナウイルス感染拡大による結婚式への影響調査」を発表

株式会社マイナビが運営する『マイナビウエディング』(URL:https://wedding.mynavi.jp/)は、結婚式実施のために式場探しを検討している20~40歳男女(370名)を対象に、「新型コロナウイルス感染拡大による結婚式への影響調査」を発表しました。
【TOPICS】

  • 結婚式の実施予定時期は「1年後・それ以上」が28.1%、次いで「未定」が26.2%
  • 結婚式場探し(見学)を始める時期について約4割の人が、「新型コロナウイルスの影響」を考慮
  • 新型コロナウイルスの影響で、「式を挙げてよいか」、「予定通り式を行えるのか」について不安を感じている人が、それぞれ5割を超える
  • 結婚式の準備期間が長くなることが「メリットである」と回答した人が75%

◆結婚式の実施予定時期は「1年後・それ以上」で28.1%、次いで「未定」が26.2%
結婚式の実施予定時期を「1年後・それ以上」と回答したのは28.1%で最も高く、次いで「未定(26.2%)」、「6か月後(11.9%)」となった。「2人の記念日だから」という理由などで時期を検討する人もいる一方、「新型コロナウイルスが落ち着いたころ」や「先行きが不透明」など、新型コロナウイルスが時期の検討に影響していることがわかった。
Q1.結婚式を行う日どりはいつ頃を予定していますか(n=370)
◆結婚式場探し(見学)を始める時期について39.7%の人が、「新型コロナウイルスの影響」を考慮
結婚式場探し(見学)について、「今すでにしている」と回答したのは24.6%、「これから始める予定」は50.4%だった。また、見学を始める時期の選択理由では「新型コロナウイルスの影響」が39.7%と最も高く、外出自粛が広がるなか、式場見学を始めるタイミングを先送りにしている傾向もうかがえる。しかし一部では、結婚式の準備期間も考慮し状況次第ですぐ見学したいという声もあった。
Q2.いつから結婚式場探し(見学)をしようと思いますか(n=370)
◆「式を挙げて良いか」「予定通り式を行えるか」について不安を感じている人が5割超え
結婚式を挙げることに関して気になっていることを問うと、「この情勢下で式を挙げて良いか不安(52.4%)」、「予定通り式を行えるか不安(50.5%)」が5割を超えた。また、実施にあたって「感染リスクが低い会場の選び方が知りたい(24.9%)」「ゲストが安心できる対策について知りたい(23.2%)」という回答もあった。収束時期が見えない状況下での不安や、ゲストへの安全面の配慮がうかがえる
Q3.結婚式を挙げることに関して気になっていることはありますか(複数回答)
◆結婚式の準備期間が長くなることに対して「メリットがある」と回答した人が74.9%
結婚式の準備期間が長くなることに対して「メリットがある」と回答した人が74.9%。メリットがあると回答した理由は「準備に余裕が持てるから(62.4%)」や「情報収集がたくさんできるから(28.6%)」など、余裕をもった準備や情報収集の時間確保などポジティブな意見が多かった。一方で、「悩む時間が増えそう(30.9%)」や「温度感が下がりそう(22.0%)」という回答もあり、準備期間が長くなることでのとまどいの声もあった。
Q4.結婚式の準備期間が長いことでメリットがあると思いますか(n=370)
・「はい」と回答した理由(複数回答)
「準備に余裕が持てるから」…62.4%
ドレスや小物探しに時価が使えるから…33.2%
情報収集がたくさんできるから…28.6%
ペーパーアイテム等小物の手作りに時間をかけられるから…27.8%
打合せを何度もできるから…25.7%
ムービー制作に時間をかけられるから…18.9%
その他…1.4%
・「いいえ」と回答した理由(複数回答)
悩む時間が増えそう…30.9%
温度感が下がりそう…22.0%
なんとなく…17.9%
特に時間をかけたいことがないから…13.8%
喧嘩が増えそう…8.1%
その他…7.3%
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—ここまでリリースから抜粋—
調査概要、会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
 

マイナビウェディングの調査発表のリリースについて考察

と、上記のような調査結果を発表しました、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

結婚式の開催に関すること

調査結果からもわかるように、結婚式の開催にはコロナウイルスの影響が大きいです。結婚式場は三密ではないと個人的には思っていますが(ただし会場のハードによる)、万が一でも自分の結婚式に参列してくれた人に感染者がいてクラスター化したら、、、と考えると落ち着いてからと考える方が多いのだと思います。
一方、この傾向がいつまでずれ込んでいくのか…、というのが一番気になっています。3月末頃までは4月施行の人が考え始めていた状態でしたが、緊急事態宣言後の今ではいろいろな方からのお話を聞く限り9月までの実施はもう延期と考えている人が多そうです。
もちろん、参加人数や会場の喚起、スタッフの感染防止対策の徹底具合にもよるのでしょうが、期間で言えば半年ほどは続くと予想されます。

結婚式場探しに関すること

この調査結果でもあるように、個人的な感覚では式場探しの方はそこまで影響は大きくはないようなお話を聞きます。ただし、エリアによってかなり状況は違うようで最初に緊急事態宣言の出た東京や大阪などの大都市圏は半減以下、オンラインのみに切り替えというところも多いと聞きます。
式場探しが止まると当然受注ができなくなるので施行も増えません。そうすると式場は売上が入らなくなりますから、資金繰りが厳しいところが出てくるはずです。政策金融公庫などでの借り入れも可能ですが、延期していたお客様の施行が行えなくなる、ということは避けなければいけません。
ただ、Q.4 の回答分布を見る限り時期にこだわりがない方は準備期間が延びることについておおむねプラスに捉えているようなので、オンライン接客など対面接客を行わなくても顧客を囲い込める仕組みを早く作ったところが有利であることは間違いなさそうです。
 

マイナビウェディングの調査発表のリリースについてまとめ

今回のマイナビだけではなく、ブライダル各社のコロナウイルスの影響に関するリリースは多く出されています。一つ気になる問いは

  • 仮に影響が落ち着いたとして結婚式やりますか?

というものです。どの調査企業も結婚式関連の事業で売上を立てているこんな問いを出すはずもないんですけどね…。ただ、今回を機に「結婚をする」タイミングでのイベントの在り方は問われる気がしています。劇的に一気に変わるというよりは、これから先10年で変わっていく走りが2020年でしたね、というイメージです。この話は長くなりそうなのでまた別の機会に。
 
おわり
 

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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