
ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、9/14に出た「【人と人との絆、今だからこそ大切にしたい】そんなおふたりのための新ウエディングプラン「ユニティウエディング」スタート」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。
プレスリリースの概要
発信者 | 株式会社一蔵 |
配信日時 | 2020年9月14日 14時00分 |
URL | https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000033952.html |
タイトル | 【人と人との絆、今だからこそ大切にしたい】そんなおふたりのための新ウエディングプラン「ユニティウエディング」スタート |
株式会社一蔵は、本物志向のファシリティ、内製化したおもてなしを強みに運営する国内4ヵ所の結婚式場にて、2020年9月14日より、30名様までの新ウエディングプラン「ユニティウエディング」をスタートいたします。
「今」だからこそ、大切な人との絆をしっかりと感じたいーそんな気持ちに寄り添い、団結・結束を意味する「ユニティ」をキーワードに、心が通い合う少人数の結婚式をご提案いたします。安心・安全な結婚式のため、徹底した衛生管理と安全対策はもちろん、価格、時期、おもてなし、演出、装飾などあらゆる面で柔軟にサポートいたします。
ユニティウエディングだからこそ叶えられる、おふたりの「今」に寄り添う一日を、ぜひお過ごしください。
結婚式の在り方が問われ、不安が湧き出るこの時期だからこそ、私達ができることを考えました。
それは「ユニティ」=「団結・結束」
おふたりを大切に思うすべての人とひとつになれる結婚式。
ゲストの安心・安全、価格、時期、おもてなし、演出、装飾などあらゆる面でのサポートをご提案。
おふたりの感謝とおもてなし、ゲストの祝福…
心が通い合う温かな結婚式をご提供していきたい
その一心から生まれた、これからのNew Normalに対応したウエディングプラン
それが「ユニティウエディング」です。
- ユニティウエディングの特徴
ご親族や親しい友人…大切な人と過ごす自由な一日
おふたりのすぐ近くで見守ってくれる方々をしっかりとおもてなし。
美味しいお料理はもちろん、少人数だからこそ叶う、型にはまらない素敵な結婚式をご提案します。
少人数だからと言って、専用の小さな会場で行うのではなく、しっかりと設備の整った披露宴会場で結婚式を叶えていただけます。
安心・安全な結婚式のために、必ず守る約束事と柔軟な対応
新郎新婦様はもちろん、ゲストの皆様にも安心してご利用いただけるように、館内にウィルス除去の為のオゾン発生器の設置、非接触型検温器の導入など衛生管理の徹底をしております。また今後の状況に応じた日程変更など、あらゆる面でお客様の立場からサポートいたします。
かけがえのない時間だからこそ、プランの適用期間もゆったり
結婚式までの時間やお気持ちも大切にしていただきたいので、2022年3月末までの挙式、披露宴についてご紹介が可能。「できる限り早くしたい!」も「新型コロナウィルスが収束してからゆっくり行いたい」も叶います。
※ネオス・ミラベルは、ご来館日から1年先までの日程のご紹介となります。
こんなご希望にお応えすることができます
・お仕事のご都合や今後のご出産など、おふたりのライフプランに合わせた時期で結婚式を行いたい
・「今」のおふたりの価値観や人間関係を大切にして、ゲストや演出を考えたい
・ご家族やご友人、おふたりの晴れ姿を必ず見ていただきたい大切な方がいらっしゃる
・まるで外国のホームパーティのように、ゆったりと会話や料理を楽しむ結婚式が理想
・ドレスを着て挙式、披露宴、お披露目パーティをきちんと行いたいけれど、費用もなるべく抑えたい
・少人数だからこそ挙式やお料理、パーティの内容にまでこだわりぬいた結婚式を行いたい
など、さまざまなご希望に合わせてご提案をいたします。
- 結婚式場一覧&プランのご案内
■キャメロットヒルズ(埼玉県さいたま市)
https://www.camelot-hills.com/unity-wedding/
■グラストニア(愛知県名古屋市)
https://glastonia.net/unity-wedding/
■百花籠(愛知県名古屋市)
https://hyakkarou.jp/unity-wedding/
■ネオス・ミラベル(山梨県笛吹市)
https://www.mirabell.jp/unity-wedding/
- 衛生管理と安全対策について
新型コロナウイルス感染症拡大予防の為、ご来館いただくお客様並びにスタッフの健康と安全を考慮し、皆様に安心してお過ごしいただけますよう、衛生管理に努めております。
「衛生管理」「ソーシャルディスタンス」「換気」の3つの観点から、お客様をお迎えする環境や、従業員の行動などを細かくガイドラインに定めており、これからの「安心・安全」を時代の変化に応じてさらに高め、今後も感染拡大予防に努めつつ営業をしてまいります。
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
一蔵の「ユニティウエディング」スタートのリリースについて考察
と、上記のようプランをスタートします、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。
ユニティウエディングの概要と目的
30名未満の結婚式を開催される方向けのプランで、挙式+披露宴(会食)と花、写真、アテンドなどすべてを含んで数十万円程度の価格となっています。
対顧客の意図としては、コロナで大人数の結婚式開催が難しいけど結婚式は上げたニーズに応えられてかつ価格も抑えめでありがたい、という点で、一方の運営企業側では昨今の少人数ニーズの高まりへの対応として、という背景だと思います。
ユニティウエディングと名称を決めてはいるものの、詳細説明は各式場サイト内に専用ページを設けているので、この名称で訴求していくことを狙うというよりは各式場としての集客を基本導線としつつ、そのニーズに応えるための受け皿を増やすという発想での企画だと思います。
少人数ウェディングプランの乱立
先日「2020年に入ってから出された少人数ウェディングサービスのまとめ」の記事でも書いたように、今年に入ってから結婚式場やプロデュースサービスが数多く生まれています。
狙いはみな同様で少人数ニーズへの対応、だと思います。マーケットの環境的にそう考えてという会社もあるでしょうし、実際にお客様から相談を受ける回数が増えたので作りました、という背景もあるでしょう。
ほんと多いですよね。増えたというよりはもともと少人数プランはどの会場でも用意していたけれども単価が低いのでそこまで押してはいなかった。しかし状況が変わり今は少人数で検討する人が多いのでリリースを出したりプランとして切り出したりして強く訴求している、というのが本音かもしれません。
でこのように増えてくると当然式場やプロデュースサービス間で比較されるようになります。費用、内容、流れ、場所、など様々な要素でユーz-あーから指示されるサービスが今後残っていくことになると思います。
こういった健全な競争が起こることで商品が洗練されていくことは業界全体で見ればよいことだと思いますが、とりあえず少人数プラン出しておいて集客を担保しよう、くらいのテンションで初めても全く効果がなかったということも起こり得るのでこの領域も厳しい競争になっていきそうです。
一蔵の「ユニティウエディング」スタートのリリースのリリースについてまとめ
毎週少人数ウェディングかオンラインウェディングのリリースを読んでいる気がします。ピーク時に比べると新規来館も戻ってきていますし施行も徐々に再開されているようなので、それによってここまでリリースされてきたサービスが活きて来るのかはたまたニーズ自体がコロナ以前に戻るのか、また動向は追ってみていきたいと思います。