【プレスリリース考察】ハイパードライブがウエディング特化型ECサイト「CORDY(コーディ)」始動

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ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、10/3に出た「ウエディング特化型ECサイト「CORDY(コーディ)」始動」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。


プレスリリースの概要

発信者 株式会社ハイパードライブ
配信日時 2019年10月3日 13時00分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000043818.html
タイトル ウエディング特化型ECサイト「CORDY(コーディ)」始動

株式会社ハイパードライブは、10月1日にウエディング特化型ECサイト「CORDY(コーディ)」をリリースいたしました。

これまでの結婚式準備は、まず式場選びからスタートし、衣裳やフローリストなどのアイテム・サービスは、式場で紹介される、ごく限られた商品の中から選ぶのが一般的でした。しかし、世の中にはもっとたくさんのアイテムやサービスが溢れています。

CORDYでは衣裳や引出物などのアイテム、カメラマンやフローリストなどのプロフェッショナル人材など、オープン時点で総数、約3万点(※)と幅広い選択肢をご用意しています。お客様が妥協することなく、納得のいく買い物ができるサイトを目指し「ウエディング革命」を起こします。

ECサイトオープンに先駆け、過去1年以内に結婚式を挙げた男女、930名を対象にアンケート調査も実施。約7割の方に、CORDYについて「結婚式準備の際にあれば使ってみたかった」と回答いただきました。
※サイズ展開などを含む

イメージ動画 : https://youtu.be/clhhyzN6ZQw 

◆ CORDYが起こす5つの「ウエディング革命」
CORDYは、結婚式に必要なあらゆるアイテム・サービスを幅広い選択肢の中から選んでいただける他にも、これまでの結婚式準備を大きく変革するポイントがあります。以下に、CORDYが起こす「ウエディング革命」を大きく5つに分けて紹介します。

1.いつでも・どこでも・自由に選べる
「CORDY」は、ウエディング専門分野では国内最大級の品揃えで、結婚式に必要なあらゆるアイテムやサービスをご用意し、好きな商品を・好きな時に・どんな場所からでも自由に選べます。たとえば、沖縄や北海道のお客様に東京の商品やサービスもご利用いただけます。また、式場まで打ち合わせに出向かなくても、自宅にいながら幅広い選択肢からベストなひと品を探し出していただけます。

2.おトクに賢く買い物できる
たとえば同じドレスでも取り扱い店によって値付けが違ったりしますが、CORDYは、サイト上で簡単に比較できるのでおトクに賢く買い物できます。
式場ではアイテムやサービス、一つひとつの価格が不透明で、お客様によって価格が変わることもありますが、CORDYは、あらゆるアイテムやプロフェッショナルの価格と内容を詳しく紹介しているので、納得した上でお買い求めいただけます。

3.結婚式の予算を賢くコントロール
結婚式場では、対面での打ち合わせなど、見積りが更新されるタイミングが限られており「気が付かないうちに予算オーバーしていた」といった事態も起こってしまいます。
CORDYでは購入済の金額だけでなく、カートに入れた商品も含めていくら使おうとしているのかをリアルタイムで見ることができるので予算を賢くコントロールできます。

4.マイペースで結婚式準備
結婚式準備は招待客リストを作成したり、衣裳や引出物、パーティーの進行など決めることもたくさんあって、結構手間暇がかかります。「余裕を持って準備したい」という声も聞かれますが、式場では、1年前など早めに契約しても、3、4ヵ月前までウエディングアイテムなどを決める打ち合わせが始まらなかったりします。CORDYは、いつからでも結婚式準備をスタートできるので、自分のペースで準備したいお客様のセルフプランニングにもぴったりです。

5.カード決済で実質“ご祝儀払い”も可能
式場では、事前に現金で支払うのが一般的ですが、CORDYではカード決済や銀行振り込みなどの支払い方法もお選びいただけます。商品が納品された日、またはサービスを受けた日が決済日となるため、引き落としは翌月以降となり実質“ご祝儀払い”となる商品も多いです。また引落しに使用するカードは5枚まで登録できるため、ご両親からの援助なども受けやすくなっています。

◆結婚式の実態と満足度調査
過去1年以内に結婚式を挙げた男女、930名を対象に『結婚式の実態と満足度調査』も実施しました。「もし、結婚式準備の際にCORDYがあれば使ってみたかったか」という質問の他、結婚式の準備で行ったこと、式場の対応で不満に感じたこと、なども調査しました。回答結果からは、結婚式場が提供するサービス内容と顧客ニーズの間に隔たりがあることもうかがえ、CORDYが起こそうとしている「ウエディング革命」は、お客様の不満解消にも貢献できるのではないかという手ごたえにつながりました。

◆約7割が「もしCORDYがあれば使っていた」
「もし、結婚式準備中に「CORDY」があれば、利用していたと思いますか?」という質問に対しては「利用していたと思う」が67.4%に上りました。「利用していたと思う」と答えたお客様が最も魅力を感じた点は「ネットでお得にアイテムやサービスを発注できる」で73%に上りました。

◆ 不満の2トップは「割高な価格設定」「持ち込み料」
「結婚式で不満を感じたこと」の1位は「アイテムやサービスの価格設定が高い」で68.0%、2位は「持ち込み料を取られる」で46.5%、3位は「カード払いできない」で37.0%と、お金に関する内容が上位を占めました。

「価格設定が高い」はブライダル業界の商慣習による部分が大きく関わっています。一般的な結婚式場は、衣裳や撮影、フラワーなどの専門店と提携し、安定的にお客様を紹介する代わりに、紹介手数料を受け取っています。その手数料は売上の50%以上に及ぶことも珍しくなく、その分が販売価格に上乗せされているため割高になりがちなのです。また、衣裳やフラワーなどの専門店は、式場経由で受注の安定化が図れるため、商品開発やサービス改善が進みにくいという面もあります。

CORDYは、式場よりも販売手数料を低めに設定し、参画いただくパートナー企業の方には、手数料の軽減分をお客様に還元いただけるよう働きかけています。また、インターネット上のオープンな世界で多くのお客様に比較検討されるようになれば、自ずと、参画いただくパートナー企業様の間に健全な競争が働くようになると考えています。

◆ 65.9%が式場契約までに「持ち込み」という言葉を知る
「持ち込み」について最初に知ったタイミングとして「式場の検討開始前」が31.8%、「式場の検討中」が34.1%と、式場契約前までに知る割合が65.9%に上りました。

先に触れたように、一般的な結婚式場は提携店から多額の手数料を受け取っているため、お客様には極力提携先で購入してほしい、そのために「持ち込み禁止」や「持ち込み料」などで、提携外の商品をブロックしようとします。

これまで、こうしたビジネスモデルは一般のお客様には公にされていませんでしたが、情報化が進む昨今、SNSや個人のブログなどで誰でも情報発信できるようになったこともあり、一部ではありますがブライダル業界の商慣習までも広まってきているとうかがえます。
CORDYは、情報感度の高い一部の層だけでなく全てのお客様が、ブライダル業界の不都合も含め、必要な情報を得られるよう、読み物などのコンテンツを充実させます。

◆「結婚準備全般に関する費用のアドバイスが欲しい」が53.5%
「式場決定~打ち合わせ開始までの間に利用したかったサービスは?」という質問に対しては、「結婚準備全般に関する費用のアドバイス」が1位で53.5%、次いで「ウェディングDIYのアドバイス」43.0%、「ドレス選びのアドバイス」41.0%、「結婚式までのToDoリストを作成してくれるサービス」40.6%という結果になりました。

​以下の調査からも費用のアドバイスを求める心理がうかがえます。
「最初の見積りと比べて最終的な総額がどうなったか」という質問に対して53.5%が「上がった」と回答、値上がり幅の平均は95万6000円に上りました。こうした経験も「結婚式費用を賢くコントロールしたかった」という心理につながっていると読み取れます。

CORDYは、お客様が予算やスケジュールを管理できる「マイページ機能」を無料で提供し、セルフプランニングをサポートします。マイページには、その時点で購入したものと検討しているものの総額が表示されるため「気付いたら予算オーバーしていた」といった事態を防ぎます。

—ここまでリリースから抜粋—

会社概要、リサーチ対象者や方法などの具体的な内容については、詳しくはリリースをご覧ください。

 

ハイパードライブのCORDY始動のリリースについて考察

と、上記のように新しいサービスを始動します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

CORDYのビジネスモデル

ウェディングアイテムのECサイトなので、収益モデルとしては

  1. 購入したときの一定比率を手数料としてもらう
  2. サイト内に出店するときの出店料をもらう

のいずれかが考えられますが、サイト構造を見る限り前者のモデルではないかと思います。なので、ユーザーをCORDYに集客し、そこで購買を促進する、というのが基本導線になります。

  • 売上=販売額×手数料率
  • 販売額=サイト内購入者数×平均購入金額
  • 購入者数=サイト登録者数×購入率
  • サイト登録者数=サイト来訪者数×登録率

KPIはこんな感じになるでしょう。なので、この事業を伸ばしていくのであればサイト集客とサイト来訪後の購買促進の2つがポイントになります。

サイト集客はどうする?

  1. 広告で集める
  2. 自然検索で集める
  3. SNSで集める

主な流入経路としてはこの3つが考えられます。

1つ目の広告で集めるは、ビジネスモデルを考えると結構厳しいんじゃないかなぁと思います。というのも通常の結婚式とは1CV当たりの売上期待値が違いすぎるので、許容できるCPAがかなり低いと思われるからです。アイテム系のリスティングなどは結婚式場探し関連のKWと比べるとまだ安いですが、安定して広告流入で利益を出すというのはかなりハードルが高そうです。自然検索やSNSで集めてCriteoで覆いかける、とかはありだと思います。

2つ目の自然検索で集めるは、詳細はこの記事では省きますがこのサイト構造でSEOで勝つのは難しいと思います。商品カテゴリや商品ページでテール~ミドルを拾い、テールワードをマガジンで拾いに行くことを想定していると思いますが、うーん、どうなんでしょうか、というのが感想です。

3つ目のSNSで集めるは、正直わかりませんが、インスタで勝負するみたいですね。

ウェディングECは重要な要素の1つリピートがないので、常に新規顧客に利用し続けてもらうことが必要です。そこを突破できるかどうかがカギになりそうです。それかアプリ化してそちらを使うようにするか。。

サイト来訪後の購買促進は?

ECサイトはUI/UXがダイレクトに結果としてあらわれます。個人的にはメルカリ最強だと思っていますが、こちらも、どうなんでしょうかね。ウェディングアイテムのECであれば購入者のほとんどが初めての商品を購入することになるなので、自分の中での比較・検討基準を持っていません。その状態に対して、ということを考えてもまだ改善余地はあるように思います。

気になったこと

  • 契約済みの結婚式場では使える?
  • どの検討フェーズの人が使うサービスなんだろう?(成約前か成約後なのか)
  • 出品フローは出品者が自分でできるのかな?

などは気になりました。まだリリースしたばかりで情報も少ないですし、私が探しきれていないだけかもしれませんが、このあたりがはっきりしてくるともっと使いやすいかなと思います。

 

ハイパードライブのCORDY始動のリリースについてまとめ

いよいよ始動!業界内でも注目されていたCORDYがついに開始されました。コンセプトは素晴らしいと思いますし、特に集客面での伸びしろはまだありそうなので、今後に注目です。

 

おわり

 

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