
ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、2/21に出た「ハナユメがウエディングデスク新宿西口店をオープン」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。
プレスリリースの概要
発信者 | 株式会社エイチーム |
配信日時 | 2020年2月21日 15時00分 |
URL | https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001612.000001348.html |
タイトル | Hanayume(ハナユメ)が新宿エリア2店舗目となる『ハナユメウエディングデスク新宿西口店』を4月16日(木)にオープン |
株式会社エイチームのグループ会社である株式会社エイチームブライズは、ウエディングのプロに式場探しや結婚式準備を無料で相談できる『Hanayume(ハナユメ)ウエディングデスク新宿西口店』を4月16日(木)にグランドオープンします。新店舗のオープンに伴い、同エリア既存店舗の新宿駅前店は4月15日(水)より「新宿東南口店」に名称を変更いたします。
■「Hanayume(ハナユメ)ウエディングデスク新宿西口店」の特徴
□特徴① 白を基調とした広々とした空間演出
白を基調とした店内には仕切りを設けておらず、開放感溢れる空間になるようデザインをしています。
店舗の床面積も既存店舗と比較して広く設けており、1ブースのスペースを広くとることによって、ご来店いただいたお客様にゆっくりと結婚式場をお選びいただけるようになっています。
□特徴② 思わずSNSにシェアしたくなるような内装
4月15日(水)より名称変更する「新宿駅前店」はSNSで最も多くの写真がシェアされた店舗です。
今回、同エリアにオープンする「新宿西口店」も、思わずSNSでシェアしたくなるようなネオンサインや、ウェルカムツリー、エスコートカードなど、ハナユメオリジナルのアイテムを散りばめた店内に仕上げています。
ご自身の結婚式に取り入れたくなるようなアイデアやアイテムのご紹介も可能です。
□特徴③ すべてのお客様が安心してご来店いただける設備
近年、結婚式の形は「マタニティウエディング」「ファミリーウエディング」「フォトウエディング」など多様化しています。
ウエディングデスク内にキッズスペースを設け、お子様連れの方にも安心してご来店いただけるよう設備を充実させています。
また、『ハナユメフォト』もご用意しており、ご希望に応じてフォトウエディングをご紹介するなど、すべてのお客様にご満足いただけるサービスを提供することを目指してまいります。
■人気エリアの新宿で2店舗目となる出店
既存店舗の新宿駅前店は、この度の新宿西口店の開店に伴い、4月15日(水)より『ハナユメウエディングデスク新宿東南口店』へ名称を変更いたします。
2011年7月にオープンした新宿駅前店は、2017年10月のリニューアルを経て、よりたくさんのお客様にご来店いただきました。
これからもハナユメは多くのお客様にご来店いただけるよう、店舗開発やサービスの質向上に努めてまいります。
■店舗概要
店舗名称 | ハナユメウエディングデスク新宿西口店 |
所在地 | 〒160-6138 東京都新宿区西新宿一丁目17番1号 日本生命新宿西口ビル 11階 |
電話相談・予約 | 0120-791-317(予約・お問い合わせ専用) |
アクセス | 東京メトロ 丸ノ内線「西新宿駅」出口1より徒歩3分 地下鉄 都営大江戸線「都庁前駅」出口E5より徒歩6分 JR線・丸ノ内線・新宿線・大江戸線・小田急線「新宿駅」南口より徒歩3分 |
営業時間 | 平日 :11:30 ~ 20:00(最終受付18:30) 土日祝:10:30 ~ 20:00(最終受付18:30) ※お電話での受付は営業開始30分前から営業終了30分前まで |
詳細 | https://hana-yume.net/desk/detail/store/215/ |
オープン | 2020年4月16日(木) |
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
ハナユメがウエディングデスク新宿西口店をオープンのリリースについて考察
と、上記のような新店舗をオープンします、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。
新店舗オープンの概要と目的
ハナユメのウェディングデスクは、サイト来訪→デスク予約orデスク直接来店→式場相談&予約→式場来館→成功報酬、という収益モデルなので、デスク来店者数と式場送客率が高くなると収益が伸びる構造になっています。
今回の新店舗出店によるデスク来店者数増加が期待できると踏んでの出店だと思います。
新店舗オープンの期待効果
新宿に2店舗目の出店、というのがどういう背景からなのかなぁと思います。これまでのハナユメの関東店舗は新宿、銀座、横浜の3店舗で、4店舗にまた新宿!?というのが最初の印象でした。渋谷や池袋、表参道とかの方が収穫の面が取れるからよいのでは?という考えからですね。
- 旧新宿店(現新宿東南口店)の接客枠がすでに満枠に近く、同エリアに出店しても予約獲得が見込めると試算した
- 投資回収計画を満たす家賃と広さの物件が新宿でしか見つからなかった
- 近いエリアに出すことで接客リソースの共有を図り、内部オペレーションの円滑化を見込んだ
勝手な想像からはこのようにいくつか要素があると思うのですが、結婚式場の集客とは異なり媒体の場合は「サロンがあるからサイト来訪者数が増える」ということはほぼなく、家の近くや活動圏内にサロンがあるから今度行ってみようかというCVR向上に寄与する方が大きいです。
となるとやはり新宿はもうあるので渋谷や池袋を普段の活動圏内とする人や千葉など東側からの流入を狙って東京や神田などに出店したほうが効果高そうですが、どんな背景からの意思決定か気になりますね。
ハナユメがウエディングデスク新宿西口店をオープンのリリースについてまとめ
いずれにせよ、デスクの集客が順調であることは間違いなさそうです。チャットツールやオンラインMTGシステムの浸透などもあり接客のオンライン化が進んでいるかと思いきや、ゼクシィ結婚トレンド調査などを見るとここ数年カウンターデスクの利用者割合は実は増えてきています。デスク出店すると固定費が重くなるので判断は慎重にならざるを得ませんが、この出店がまた成長のきっかけになるのかなぁ、とは思います。
おわり