
ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、7/22に出た「『リラックマ』初のウエディングプランが登場「リラックマブライダルフェア」7月22日よりご予約開始」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。
プレスリリースの概要
発信者 | 株式会社エスクリ |
配信日時 | 2020年7月22日 17時00分 |
URL | https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000025398.html |
タイトル | 『リラックマ』初のウエディングプランが登場「リラックマブライダルフェア」7月22日よりご予約開始 |
挙式・披露宴の企画・運営を主たる事業として展開する株式会社エスクリは、サンエックス株式会社の人気キャラクター『リラックマ』初のウエディングプランをプロデュースし、「リラックマブライダルフェア」(結婚式の無料相談会)のご予約を7月22日(水)よりスタートいたしました。
エスクリではナシ婚、結婚式実施率の低下が危惧されるブライダル業界を活性するべく、ドレス、フラワー、サービスなどを自社で内製化している強みを最大限に活かし、これまでも、数々の企業とタイアップをし、結婚式を少しでも身近な存在に感じてもらいたいと、様々なブライダルフェア、魅力的なコンテンツを発信し続けてまいりました。
今回の『リラックマ』との取り組みでは、ブライダルフェアの参加特典として「リラックマとコリラックマのリングピロー」をご用意いたしました。また本ブライダルフェアを通してご成約をいただいた新郎新婦様には、成約特典として描き下ろしイラストを使用した「ウェルカムボード」「ケーキトッパー」「デコレーションステッカー」「キイロイトリのスープ」「リラックマのデザート」の5大特典をプレゼント。さらに結婚式当日にリラックマとコリラックマがお祝いに来てくれる「グリーティングプラン」もご用意。会場がリラックマたちで彩られお二人の特別な一日を愛らしく演出いたします。
年間約 8,000 組の結婚式を手掛けているエスクリは、今後も多様化する結婚式のニーズやモチベーションに応えるとともに、市場の活性化に取り組んでまいります。
<リラックマブライダルフェア>
■公式HP https://rilakkuma-wedding.escrit.jp/
■主催 株式会社エスクリ https://www.escrit.jp/
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
エスクリが「リラックマブライダルフェア」予約開始のリリースについて考察
と、上記のようなブライダルフェアを開催します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。
ブライダルフェアの概要と目的
リラックマとのタイアップ企画で、このブライダルフェア専用フォームから予約→来館すると、このフェア限定の特典がもらえるという企画です。
基本導線は集客→サイト来訪→CV→(オフライン)来館日確定→来館→成約、という流れで、
- ユーザー側はこのフェア限定特典をもらえることがメリット
- 企業側はリラックマファンに向けたアプローチができることがメリット
という企画です。
キャラクターとのコラボ企画について
エスクリはこれまでも
- ディズニープリンセス
- モンスターハンター
- ねんどろいど
- ハローキティ&ディアダニエル
- ポケモン
- おそ松さん
- リラックマ
と様々なキャラクターとコラボしてきており、いずれも基本的な概要と目的は上記と同じだと思います。
こういったスキームでライセンスフィーを支払って企画をする場合、受け皿になる会場が多い方が期待効果は高くなりやすいです(ユーザー単位の成約率が上がるため)。エスクリは全国で30店舗以上を運営していますが、個別エリアとなると関東以外は少数です。
もし何式場を対象にしてもライセンス金額が変わらないのであれば、他の式場も誘ってこういった企画を実施したほうがトータルでのメリットは大きいと思いますし、効率的になると思います。
現実問題として企業をまたぐ場合にとり分野ライセンスフィーの負担金額など細かな決め事はあると思いますが、せっかっくここまで多彩な企業と契約を結びノウハウもあるのであれば、自社の結婚式だけではなく幅広いマネタイズスキームを考えてみてもいいんじゃないかなとは思いますね。
エスクリが「リラックマブライダルフェア」予約開始のリリースについてまとめ
8月の商戦期に向けてなのか元々決まっていた話なのか、その背景までは分からないですが、この状況でも攻めの姿勢を崩してはいないなと感じました。このフェア自体がどこまで成功するかはわからないですが、今秋から来春、夏までにかけての受注強化を狙っているのでしょう。