更新日 2020年03月08日

【プレスリリース考察】ドコモが #キャッシュレスご祝儀 に挑戦!

【プレスリリース考察】ドコモが#キャッシュレスご祝儀 に挑戦!_サムネイル

ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、2/26に出た「ドコモが #キャッシュレスご祝儀 に挑戦!ムービー公開 令和カップル「ご祝儀はキャッシュレスで受け取ってもいい」3人に2人が賛成」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。

プレスリリースの概要

発信者 株式会社NTTドコモ
配信日時 2020年2月26日 14時26分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000029204.html
タイトル ドコモが #キャッシュレスご祝儀 に挑戦!ムービー公開 令和カップル「ご祝儀はキャッシュレスで受け取ってもいい」3人に2人が賛成

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、現金払いの代表的な慣習のひとつであるご祝儀に着目。実際の結婚式で、「d払い® 」を活用しご祝儀をキャッシュレス化させた取り組み「#キャッシュレスご祝儀 チャレンジ」の模様を動画で公開します。また、令和カップルへ調査を行ったところ、じつに3人に2人が「ご祝儀をキャッシュレスで受け取ってもいい」と考えている実態が浮き彫りになりました。一方で、 8割以上の「ご祝儀のキャッシュレス化にもマナー・礼儀は必要」という声を受け、現代礼法研究所の岩下代表監修のもと「キャッシュレス版ご祝儀マナー」を新たに提案します。
ムービー:https://youtu.be/6yhlr-V9hGA

  • 結婚式でご祝儀をキャッシュレス化!

新郎新婦へのお祝いの気持ちとして、現金をご祝儀袋に包んで渡すという日本の特有の慣習があります。ドコモは、昨年に行われた実際の結婚式において、d払いのサービスのひとつ「個人間送金」を利用して、ご祝儀を現金ではなくスマホからキャッシュレスで贈る#キャッシュレスご祝儀に挑戦しました。
多くの人が経験のある、ご祝儀準備の様々なルールやマナーにまつわる“あるある” 体験の回想とともに、令和時代のご祝儀のカタチを軽快に描きました。
・#キャッシュレスご祝儀 に挑戦!ムービー:https://youtu.be/6yhlr-V9hGA

  • 「ご祝儀って現金じゃなきゃダメ?」令和のカップルのホンネ調査

ご祝儀および冠婚葬祭におけるキャッシュレスに対する意識の変化を浮き彫りにすべく、令和になって結婚式を挙げた、もしくは数年以内に挙げる予定のある20代~30代の男女600名を対象に調査を実施しました。
サマリー
◎ 結婚式のご祝儀をキャッシュレスで受け取ってもいいと考えている人は66.5%
◎ 結婚式のご祝儀をキャッシュレス化できるようになったとしても、
マナーや礼儀は必要だと考えている人は83.9%
◎ キャッシュレス化を希望するご祝儀イベントTOP3
1. ご結婚祝い 2. ご出産祝い 3. 成人祝い

全体の65.5% が、結婚式のご祝儀をキャッシュレスでもらっても良いと考えており、自身が結婚式に参加する際、準備で最も煩わしいことは「ご祝儀袋の用意」と感じていることが明らかになりました。また、ご祝儀がキャッシュレス化できるようになったとしても、マナーや礼儀は必要だと考えている人は、83.9%にのぼり、ただ便利
になれば良いというわけではなく、これまで重んじられてきた想いや礼儀作法も大切にしていくべきと考えてい
ることがうかがえます。
調査概要
・調査地域 全国
・対象者条件 令和になって結婚式を挙げた/数年以内に挙げる予定の20代~30代の男女600名
・実査期間 2020年2月6日(木)~ 2020年2月9日(日)
・調査手法 インターネット調査

  • キャッシュレスご祝儀のマナーを提案!

キャッシュレス決済があらゆるシーンで導入されつつある昨今、現金払いが常識とされてきた場面でもキャッシュレス化が進む可能性が大いにあります。実際、冠婚葬祭のような大金を扱う場面では、安全上の理由からキャッシュレス化のニーズも少なくありません。一方で、結婚式のご祝儀では「キャッシュレス化できるようになったとしても、マナーや礼儀は必要だと考えている人が83.9%」にものぼります。
キャッシュレスになっても礼儀作法を大切にできるように、近い将来使えるかもしれないキャッシュレス版ご祝儀マナーを、冠婚葬祭に関わる数多くの著書を手がける現代礼法研究所の岩下宣子代表監修のもと開発しました。
・キャッシュレス版 ご祝儀マナー講座
岩下宣子先生 コメント

お金を貰ったという感覚が薄れる可能性もあります。だからこそ、いただいた方は、今まで以上にお礼の気持ちを表さないといけないと思います。お礼は2度言う!と言われていますが、それを余計に守らないと気持ちが伝わらないと思います。
現代礼法研究所 代表/NPOマナー教育サポート協会理事・相談役
『わかりやすい冠婚葬祭マナー大事典』(ナツメ社)、『冠婚葬祭の表書きとあいさつ状の手帳』(小学館)、
『贈り方のマナーとコツ』(Gakken) など、冠婚葬祭マナーに関する著書多数。
メッセージ
キャッシュレスご祝儀
人生の節目に贈られる、お金。
礼を大切にするこの国では、
お祝いしたい気持ちに合わせて
様々なお金の「つつみ方」が存在します。
キャッシュレス化によって「つつむ」お金の形が変わっても、
この国ならではの「つつむ」心は、変わらないように。
ドコモ が、スマホ・キャッシュレス時代に合わせて、
この「つつむ」文化をアップデートさせます。

d払い使用方法
”つつむ” お金は変わっても”つつむ” 気持ちはそのままに!
ドコモは今後も、来たるキャッシュレス時代に合ったご提案を通じ、お客さまの毎日がお得で、
楽しく、便利な生活になるよう努めてまいります。
—ここまでリリースから抜粋—
詳しくはリリースをご覧ください。
 

ドコモのキャッシュレスご祝儀のリリースについて考察

では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

ご祝儀のキャッシュレス化の流れ

ご祝儀に限らずpay系サービスの拡大と浸透もあり、少しずつですが日本でもキャッシュレス化の波が進んでいると思います。

こちらの記事で紹介されているのもあるように、実際にキャッシュレスの結婚式を開催した新郎新婦もそれなりの数いることでしょう。これまでお客様主体でこのように進んだことはあったと思いますが、結婚式場が主催となってまたドコモのような大企業が先導を切って、というのは初めてのような気がします。

ご祝儀をキャッシュレスにしたときのメリットと浸透への壁

  • ご祝儀袋、ピン札を用意する、筆ペンで名前書くなどの煩わしい準備が不要でゲスト負担が軽減
  • 施行当日にご祝儀袋を誰かが見ておく必要がないという防犯の観点
  • 式後にご祝儀袋を開封して現金を取り出してメモるという作業がなくなる新郎新婦側の負担軽減
  • 事前にご祝儀を送ってもらえると残金をご祝儀で支払うことができるという新郎新婦側の金銭的負担軽減

この辺りが導入のメリットだと思います。個人的にはメリットしかないと思っているのですが、導入の壁となりそうなこともまだまだあります。

  • ご祝儀は直接渡さないと気持ちが伝わらない、という文化というか思想というか想い
  • まだ日本ではどのpay系サービスの競争期で受け取る側がそれなりに準備が大変(だいぶ落ち着いてきた感はあるけど…)
  • 各種pay系サービスと連携したご祝儀専門の送金サービスなどがまだない

この辺りかなぁ…、と。とはいえ、ご祝儀キャッシュレス化の波は確実に進むと思います。結婚式に限らず世の中がそうなっていくからですね。
 

ドコモのキャッシュレスご祝儀のリリースについてまとめ

国内の結婚式は年間約40万組、平均列席人数を70名としてご祝儀平均を3万円とすると、ご祝儀流通額は約8,400億円(2,800万人利用)と試算できます。雑ですが…。このポテンシャルが大きいか小さいかはわからないですが、毎年ある程度安定しての施行数が期待出来て不況にも強いと言われているので、今後大手がどの程度気合入れて入ってくるのかなぁとは思います。
 
おわり
 

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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