【プレスリリース考察】ペントハウス付き結婚式場「WEEKEND HOUSE(ウィークエンドハウス)」福岡天神にオープン

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ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、9/27に出た「ペントハウススイートルーム付き結婚式場「WEEKEND HOUSE(ウィークエンドハウス)」2020年春 福岡天神にグランドオープン」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。


プレスリリースの概要

発信者 株式会社ディライト株式会社
配信日時 2019年9月27日 15時34分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000048029.html
タイトル ペントハウススイートルーム付き結婚式場「WEEKEND HOUSE(ウィークエンドハウス)」2020年春 福岡天神にグランドオープン

ディライト株式会社は、2020年春、ペントハウススイートルーム付き邸宅貸切ウェディング会場「WEEKEND HOUSE」を福岡市天神エリアにオープンします。

「WEEKEND HOUSE」のコンセプトは『SPACE DIVERSITY(多様性)』です。結婚式を挙げる新郎新婦、そのゲストだけでなく、地域、観光客、様々な目的をもってこの土地に集まった人々に集い、遊んでもらえる、多様多種な人々が集う空間を目指します。

①結婚式場
ここ数年の日本のブライダルシーンのトレンドは、「ゲストに心地よく過ごしてもらうため」「楽しんでもらうため」に、「おもてなし」「個性」「自由」「ナチュラル」「カジュアル」を大切にした結婚式で、首都圏などではそのスタイルが確立されてきています。

それが今地方にも定着しつつある中、様々な文化を持った人たち集まる福岡(月850組が婚礼を上げるマーケット)でも、その需要が高まっており、今後その傾向は加速することが予想されます。

そこで、今まで「ゲストをもてなすための会場づくり」を得意とし、奈良、大阪、東京を中心に結婚式場を展開してきた当社が、そのノウハウを、これからの福岡に求められる、”新しい価値を持った会場”創りに活かします。自分たちが主役になることよりも、ゲストとどう過ごすか、ゲストをどうもてなすかに重点を置くカップルをターゲットに、リゾートの別荘にゲストを招くような、カジュアルで、自由な空間での結婚式を叶えます。

独立チャペルと3階建ての邸宅からなる式場で、1階にはオープンキッチン付き披露宴会場、2階にはウェイティングスペースを配置し、3階がペントハウスとなります。

ターゲットは、20代後半~30代のおしゃれ志向でこれまでの参列の経験から、「人と同じ」を望まないカップル。天神の国道沿いでは他にない独立型チャペルや、福岡県内でも珍しい完全邸宅貸切スタイルが特徴です。スタッフの衣装や引出物袋などにも、カジュアルさやオリジナリティを表現します。

②宿泊(WEEKEND SUITE)
金土日は婚礼顧客の宿泊、その他平日は一般観光客の宿泊の誘致を行います。邸宅の3階スペースをすべて貸し切っての宿泊は、オプションでプライベートディナーや空港送迎などを付けることが可能です。

福岡市では年々、観光客数が増加しています。特に25年度以降が大きな伸びとなっており、その中でもインバウンドは25年度から29年度で3.4倍となっています。今後も成長することを見越し、インバウンドの富裕層をメインターゲットとします。(料金など詳細は後述)

③イベント開催
1Fバンケットを利用し、飲食イベント、カルチャー系イベントなどを仕掛け、宿泊・婚礼以外の顧客へもオープンなスペースとして利用いただきます。ガーデンスペースでは、ナイトプールなども実施する予定です。

④大きなフォトスタジオとしての機能
近年の子ども写真や家族写真業界では、ニーズが「自然な姿を残す」ことになりつつあります。そこで狭いフォトスタジオを持つのではなく、一棟の中で自然に動き回る姿、遊ぶ姿を想い出として写真に残すことを提案します。(料金など詳細は後述)

⑤マイス
企業様の宴会やパーティ、展示会など、近隣の皆様に目的に合わせて、自由に使えるスペースとして
提供します。(料金など詳細は後述)

当社は今年7月に、全国で5店舗目となる東京の会場をオープンさせ、WEEKEND HOUSEは6会場目となる結婚式場です。今後他府県でも出店を予定しており、今年より改めてブライダルの出店を加速させていきます。

<料金・詳細>
①婚礼
見込み組単価:380万円(想定)
年間婚礼数:150件(想定)

②宿泊
宿泊可能人数:1-12名
料金:[宿泊]35万円~/1泊2名料金 ※サ込税別
※3名以上は追加料金1万円/名※3階のスイートルームのみ貸切
[食事]ディナー10万円/2名 ※サ込税別
※プライベートシェフ、バトラー込み ※スタート時期未定

④フォトスタジオ
料金5,000円(平日)8,000円(土日祝)※税別
※撮影時間2時間 ※専属カメラマン・アシスタント
※衣装、小物・着付け(2回まで)・お子様ヘアセット込み

<店舗概要>
所在地:〒810-0023 福岡県福岡市中央区警固1丁目244番(会場)
〒810-0023 福岡県福岡市中央区警固1丁目15-34 警固セントラルビル301号室(サロン)
TEL:092-733-0690(サロン)
HP: https://weekendhouse.jp/
定休日:火・水
設備:独立チャペル×1(着席最大108名)・披露宴会場×1(着席最大130名)・スイートルーム・テラス・プール
敷地面積:523.54㎡

—ここまでリリースから抜粋—

会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。

 

ディライトの新店オープンのリリースについて考察

と、上記のように新しい店舗をオープンします、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

国内の結婚式場を新規出店時に考えること

一番に考えるべき(というか考えなければいけないの)は「投資回収できるのかどうか?」です。

結婚式場の投資回収期間は、一般的には7年~10年くらいで考えることが多いと思います。例えば10億円で会場を造ったとして、毎年1億円の利益が出るとすると、

  • 10億円の投資÷1億円の回収/月=10年

このように計算します。つまり、開業にかかった費用を何年分の利益で回収するのか?の期間をどれくらいと想定しているかということです。もし毎年の利益が2億円だったら回収期間は5年、利益が5億円だったら2年となります。なお、毎年の利益が1,000万円だと回収に100年かかるので、実質的には回収不能案件となります。

今回の出店でディライトにとっては今年2店舗目になり、このトレンドの中での出店ラッシュはかなり異例だと思います。

これから10年で回収しようとすると?

今回のリリースの新規出店がどのような背景から決まったものなのか、どのような試算をして決まったものなのかは分からないですが、仮にこれから10年で回収すると踏んで決めていたとした場合に、どんなことが起こりそうかも少し考えてみます。例えば、今から10年前に出店した会場があったとして、開業時はこんな感じでした。

  • ゼクシィは紙面がメイン
  • ハナユメは存在していない
  • ウェディングプロデュースはほとんどない
  • スマホはほぼない、ほとんどみんなガラケー
  • LINEもない、インスタもない
  • リーマンショック直後

他にも上げればキリがないですが、10年前はこんな時代でした、この間、例えば結婚式場集客であればに雑誌からネットへ、媒体からSNSへと変わってきましたし、接客も即決主流が浸透、トレンドはオリジナルウェディングへなど、かなり大きく変わってきました。これらの変化を10年前に予測することはほぼ不可能だったと思います。だってSNS=mixiだった時代ですからね。

そして、これから先の10年はこれまでの10年間よりも変化スピードのはない時代になると言われています。これはブライダルに限った話ではなく社会全体に言えることで、ほぼ間違いなくそうなると思います。つまり、予測不可能な時代です。そういった時代の変化が起こったとしても、本質的なユーザーベネフィットを提供し続けられることが求められます。なぜなら、表面的なトレンドはめまぐるしいスピードで変わっていくことが予想されるからです。

今回の出店がどういう結果になるかはわからないですが(というか何年もかけてわかってくる)、これからマーケットの中でどのように存在感を出していくのか楽しみです。

 

ディライトの新店オープンのリリースについてまとめ

新規出店に関するリリースの解説でした。福岡は東京や大阪などとは少しマーケットも違うので(列席人数も20名くらいは違いますし)、どういった展開をしていくのか楽しみです。

 

おわり

 

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