更新日 2020年08月26日

【プレスリリース考察】ディライトがコロナで挙式を諦めざるを得なかったカップルへ無料結婚式+披露宴一部費用負担

ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、8/18に出た「新型コロナウイルスで挙式を諦めざるを得なかったカップルへ無料結婚式 + 披露宴一部費用負担」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。

プレスリリースの概要

発信者 ディライト株式会社
配信日時 2020年8月18日 13時38分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000048029.html
タイトル 新型コロナウイルスで挙式を諦めざるを得なかったカップルへ無料結婚式 + 披露宴一部費用負担

全国10都道府県のブライダル企業5社は合同し、新型コロナウイルスで挙式を諦めざるを得なかったカップルにむけ、2020年12月末の婚礼まで、所属の19の結婚式関連施設にて挙式を無料で提供する企画を、8月20日(木)より実施します。
また、追加サポートプランで、披露宴実施希望にも対応します。サポート内容としては、他社で支払われた内金もしくはキャンセル料の実費分(上限30万円まで)を会場側で負担いたします。
<参画企業(5社)>
株式会社アルカディア
城山観光株式会社
ディライト株式会社
株式会社鳥善
株式会社 藤屋      ※順不同

<対象顧客>
新型コロナウイルスの影響により
①契約していた婚礼をキャンセルしたカップル
②契約していた会場が倒産してしまったカップル

<無料提供内容>
人前式の実施 ・ お打合せ(1回、オンラインにて) ・ 衣装の提供
※生中継や写真撮影、その他オプションなどは有料にて賜ります。オプションの有無、価格は各会場に準じます。

<企画の経緯>
6月23日(火)、ディライトは、新型コロナウイルスの影響により倒産した会場で契約しており、お金が戻ってきていないカップルが近くにいることを聞き、被害にあっているカップルを対象に、無料挙式の提 [屋内 が含まれている画像 自動的に生成された説明] 供を開始しました。 ※プレスリリース:https://dlight.jp/news/2020/06/24/free_wedding/
その後7月末に鳥善より、ディライトに働きかけがあり、一緒に実施する方法を模索しました。

ディライトでは、対象を「倒産」だけに絞っていましたが、実際に式を希望するお客様は現れませんでした。しかし、引き続き困っているカップルが多数いるという声は、ディライトにも鳥善にも届いていたため、より多くのカップルにあきらめずに挙式を実施してもらいたいという想いで、今回は、「新型コロナウイルスにより「挙式をキャンセルしたカップル」まで対象を広げ、また、前の2社より全国の様々な婚礼会社に声をかけ、賛同してくれた5社と共に実施することに決定しました。

<想い>
今回の新型コロナウイルスの流行を受け、結婚式に対するネガティブな想いが広がりました。それにより、挙式に対し前向きな気持ちで準備に臨めなくなってしまったカップルや、挙式を諦めてしまったカップル、挙式ができなくなってしまったカップルが生まれてしまっています。
私たちは婚礼に関わる企業として、結婚式は人生になくてはならない儀式だと考えています。結婚式でしか感じることのできない固い決意や、絆、それらの素晴らしさを、このタイミングだからこそ、私たちの力で発信していきたいと思っています。

<お客様からの申込み方法・条件>
見学申込・予約:希望の会場へ、お電話にてご連絡ください
必  要  書  類:以前契約していた会場で、契約していたことがわかる資料。
キャンセルの場合は支払い済みの内金等がわかる資料(領収書等) 。
披露宴希望の場合は、前契約会場に支払った費用がわかる資料。

<対象店舗>
・対象店舗と連絡先の一覧はこちらをご覧ください。
https://dlight.jp/news/2020/08/18/free_wedding_2_company/
・各都道府県会場数(10都道府県19会場)
東京:2 長野:1 静岡:2 奈良:3 大阪:2 兵庫:1 福岡:5 佐賀:1 熊本:1 鹿児島:1

—ここまでリリースから抜粋—

会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。

 

ディライトの無料結婚式のリリースについて考察

と、上記のような企画を実施します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

企画の概要と目的

詳細はリリース内にありますが、簡単に書くと他式場での結婚式をキャンセルした方に無料で挙式とドレスを提供しますよという内容です。

悲しい思いをした方を少しでも救いたいという目的で、5社共同での取り組みということからも営利面が主目的ではないように思います。

まぁただ婚礼の対象期間が2020年12月末までなので対象となるカップルがどれだけいるの??っていう気がするのと、秋施行のお客様からの延期希望が多くなって施行枠が空いたので稼働率を上げたい、という背景は一部ありそうだなと思います。この期間で結婚式を開催する場合のキャンセル料は30万円じゃ効かないはずですからね…。

顧客目線と式場運営

特にここ半年くらいは顧客にとっても企業にとっても厳しい状況が続いています。

結婚式は基本的に一生に一度きりのことなのでいずれ落ち着いたら…と考えられる方もいれば、今挙げられるかどうかが重要なんだという方もいます。

例えば今回のディライトのような企画はそういった方にとっては意味があると思いますし、取り組むことで自社の認知やブランドにつながる部分もあると思います。その一方で企業側も資金繰りや雇用の課題が目の前に迫ってきているところも多いでしょう。

この顧客に対して何をしたいかと、自社の状況的にどこまでできるかのバランスをとることが今の経営の意思決定としては難しいところだなと、自分の会社をしていても感じるところです。だからどこまでを検討してリリースに至ったのか、結婚式以外にもマネタイズポイントがあるから財務が強いのか背景は分からないですが、このタイミングでこういった企画を実行できるのはすごいなと思うわけです。

 

ディライトの無料結婚式のリリースについてまとめ

もともと実施していた無料提供からの続報リリースでしたが、今回取り上げてみました。実際どれくらいの方がこのキャンペーンを利用するのかはわからないんですが、少しでも救われる方が増えたらいいなと思います。

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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