
ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、10/25に出た「一流ミュージシャン次々に参加!サービススタートから約 2か月で講師登録140名突破!コロナ禍とオンライン化の流れで、一流の講師陣と共にオンラインレッスンマッチングサイト『タクプラ』を本格スタート」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。
目次
プレスリリースの概要
発信者 | 株式会社デリ・アート |
配信日時 | 2020年10月25日 10時30分 |
URL | https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000068628.html |
タイトル | 一流ミュージシャン次々に参加!サービススタートから約 2か月で講師登録140名突破!コロナ禍とオンライン化の流れで、一流の講師陣と共にオンラインレッスンマッチングサイト『タクプラ』を本格スタート |
ウェディング人材アウトソーシング業を手掛ける、株式会社デリ・アートは、タクプラを、2020 年 11 月 1 日(日)より本格提供開始。
【背景】 コロナ禍で、本業の結婚式がなくなってしまった。当社が抱える演奏家達への仕事も全てストップしてしまった緊急事態宣言下で、圧倒的な演奏家数を武器に、 生徒が講師を自由に選び、教わりたいことを教わりたいタイミングで教えてもらえる、そんなサービスを立ち上げたら音楽家を、そして音楽の文化を守れるのではないかと考え立ち上げました。
【製品・サービスの概要】 タクプラは、オンライン音楽レッスンのマッチングプラットフォーム。 日本中、そして世界のミュージシャンからオンラインレッスンを受けられる、そんな機会を創出するサービスです。
<タクプラ3つの特⻑>
1:入会金・月謝不要の1回からの敷居の低いオンラインレッスン
通常の音楽教室のような入会金、月謝は不要。また毎週のスケジュール確保も通学も不要。レッスンを受けたい時に、ちょっとしたアドバイスが欲しい時に 気軽に講師へレッスンオファーが可能。また、レッスンも1回3,500円〜ご自身のペースで行うことができる。
2:ピアノやギターからディジュリドゥやタブラなどの⺠族楽器まで網羅!
教わりたい楽器の講師が、必ずみつかる!メジャーな楽器から講師を見つけるのが困難なレアな楽器まで、スペシャリストが揃っているので、教わりたい楽器 の講師に出会うことができる。
3:レッスンのプロ講師からNY在住現役トップミュージシャンまで在籍
海外のオーケストラ副主席、沖縄在住のバンジョープレイヤー、LA 在住のギタリスト、SMAPの作・編曲を担当した音楽プロデューサー、全米No.1ジャズオルガニストなど、ここでしか出会えない特別な講師からレッスンが受けられます。
【今後の展望】 圧倒的に良質な講師を幅広く多数揃え、生徒であるユーザーもたくさん集まるサイトにしていくことで、このプラットフォーム内に無数のコミュニティを形成し、オンライン/オフラインのイベントやコンサート、ポッドキャストなどの発信、過疎地の音楽教育や福祉関係施設への音楽を使った貢献をしていきます。結果音楽の裾野を広げ、音楽シーンを盛り上げ、音楽を楽しむ人を増やし、「音楽の力で日本の幸福度を上げていく!」ことを目指しております。
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
デリ・アートがオンラインレッスンマッチングサイトを本格スタートのリリースについて考察
と、上記のようなマッチングサイトをスタートします、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。
マッチングサイトの概要と目的
デリ・アートが抱える演奏家のレッスンをオンラインで受けられるもので、固定月謝はなくレッスンごとにお金がかかるようなサービスです。楽器の先生ではなく、現役のプロ奏者に教えてもらえることがサービスとしての強みだと思います。
もともと結婚式での演奏をメインでされていましたが、施行で組数が減り仕事が減ったことから、新しいマネタイズの方法として企画されたものではないかと思います。
具体的な事業スキームはわからないですが、登録する演奏者の数を増やす、サイト流入するユーザーの数を増やす、マッチングの確率を高める、この3つのKPIを伸ばしていくことが事業の成長につながると思います。
ブライダル人材の活用方法について考える
今回のリリースでは楽器演奏者に限るようですが、ブライダル人材の活用の可能性ってもっと広いと思っているんですよね。特殊なスキルを持っているものの、それを結婚式でしか活かしていない。
もちろんそれが本業であると言えばそうなんですが、副業や業務委託契約での人材活用も盛んになっている昨今であれば、もっとこのスキルを外に向けて活かせる機会を作っていってもいいんじゃないかと思っています。
例えば、
- フローリストの方のフラワーアレンジメント教室
- ヘアメイクの方のメイクアップ教室
- シェフの方のお料理教室
などなど。パッと思いついたものだけなので他にもありそうですし、もしかしたら既に開催している人も多いのかもしれないですが、オンライン教室運営のノウハウや事例も他業界では増えてきていますし、そういったところを参考にしてブライダル人材もやってみる、というケースは今後増えていきそうだなと思います。
デリ・アートがオンラインレッスンマッチングサイトを本格スタートのリリースについてまとめ
このサービス自体が業界全体に大きな影響を与えることはあまりなさそうだなと思いますが、ブライダル業界で働く人材は今後どのように活躍の幅を広げていくか、という観点では参考になると思います。