
ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、6/2に出た「【株式会社銀座クルーズ】「ツナグ婚」安心・安全の新しい結婚式をリリース。キャンセル料無料!日程変更は何度でも!<ゲストはオンライン参加選択肢あり><打合せも全てオンライン対応>」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。
プレスリリースの概要
発信者 | 株式会社銀座クルーズ |
配信日時 | 2020年6月2日 10時00分 |
URL | https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000014947.html |
タイトル | 【株式会社銀座クルーズ】「ツナグ婚」安心・安全の新しい結婚式をリリース。キャンセル料無料!日程変更は何度でも!<ゲストはオンライン参加選択肢あり><打合せも全てオンライン対応> |
前日までキャンセル料が無料で日程変更は何度でも可能!ゲストの参加費1人20,000万円ジャスト。新郎新婦の負担は0円!打ち合わせも結婚式の参加もオンライン可能。招待状も会計もwebで完了!パーティーに必要なものが、すべて”オールインワンパック”になりました。
株式会社銀座クルーズの運営する首都圏6店舗のレストラン(※1)は、これから新たに求められる結婚式の新形態「ツナグ婚」を6月1日(月)よりリリースいたします。
「新郎新婦の不安を無くし、ゲストが安心して参加出来る」ウェデイングスタイル。
http://www.ginza-cruise.co.jp/
■(※1)株式会社銀座クルーズ グループ店舗
・クルーズクルーズTHEGINZA(銀座)・クルーズ・クルーズ横浜(横浜)・サンシャインクルーズ・クルーズ・クルーズ・クルーズ新宿(新宿)・リストランテベニーレベニーレ(表参道/原宿)・天空の庭星のなる木(池袋)
コロナ過で結婚式が延期や中止となり、お客様より今までの結婚式とは違う要望をいただく事が多くなりました。
そこで、会費制の新しい結婚式「ツナグ婚」を6月1日(月)リリースいたします。
「ツナグ婚」は、前日までのキャンセル料は無料、日程変更は何度でもOK。会費を事前決済できる招待状や、新郎新婦の負担は0円、ゲストは1人/2万円の会費制結婚式と結婚式をより身近なものにします。
■金銭面での安心
・新郎新婦の負担は0円
・コロナによる日程変更は原則いつでもOK
・会費制(20,000円/1人)
・前日までキャンセル料が無料で日程変更は何度でも可能
■準備への手間を省く / 参加人数への配慮
・オールインワンパックでの打出し(打合せのフォーマット化)
・オンライン打合せの導入(プランナー、司会、ヘアメイク)
・オンライン招待状、事前決済(弊社決済サービス「ビルーチェ(※2)」を活用)
・20名以上で対応可能なプラン設定
(※2)決済サービス「ビルーチェ」
結婚式のWEB招待状作成サービス「ビルーチェ(Biluce)」は株式会社銀座クルーズが提供する
ご祝儀/会費の事前決済システム付きWeb招待状のサービスの事です。
https://biluce.net/
■“安心・安全”への対応策
・オフライン(リアル参加)orオンライン参加チョイス形式のご提案
・衣装打合せは個室貸切
・大会場を有効活用し3密を回避(ソーシャルディスタンスを確保した席配置)
・徹底した衛生管理(パブリックスペースや会場の定期的消毒、スタッフはグローブやマスクを着用)
■ツナグ婚プラン内容
・挙式(人前式)・料理・ドリンク・ウエディングケーキ(セレモニー用)
・引菓子・引き出物・WEB招待状・エスコートカード・メインテーブル装花・ゲストテーブル装花
・司会者・衣装(タキシード&ドレス)・ヘアメイク・介添・ブーケ&ブートニア・スナップ写真撮影
・会場費・新郎新婦控室・親族控室・音響各種・大型スクリーン・婚礼キャプテン・プロデュース
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
銀座クルーズが「ツナグ婚」をリリースについて考察
と、上記のようなキャンペーンを実施します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。
ツナグ婚の概要と目的
概要はリリースに記載の通りですが、コロナによる日程変更無料という点と、プラン内容をフォーマット化することで準備の手間を抑えられることが特徴のプランになっています。ここ数ヶ月の各式場のコロナ対応を見て課題となっていたのが
- コロナウイルスの影響による日程変更料、キャンセル料の請求について
- 打合せなど結婚式準備のための来店について
という点であり、こういった課題(顧客側の不安)を解決することを前提として組まれたプランのように思います。
今後のオフライン結婚式の在り方の変化
オンラインウェディングが注目される昨今ですが、これまで通りのリアルな結婚式でも各社様々な対策を講じています。
多くは感染防止のための喚起や消毒の徹底、ディスタンスの確保などですが、表立った感染対策以外でのキャンセル・延期料についての規定、新規来店や打合せのオペレーションオンライン化なども盛り込まれているケースが見られます。
今回の流れで顕在化したこともありこういった規約ってユーザーにとって不利益に感じる部分が多いのはその通りなのですが、例えばキャンセル料を取ってみても過去判例で認められているように、ちゃんと根拠があって設定されているものなんですよね。なので、確かにユーザーファーストを考えればキャンセル料無料対応などをすると寄り添えはするのですが、その分のリスクを式場側が追うことになるので、そのあたりのバランスを見極めたうえで最適化を探っていくことになりそうかなと思います。
銀座クルーズが「ツナグ婚」をリリースについてまとめ
新興サービスだけではなく、結婚式場側でも新たな取り組みがどんどん出てきていますね。今は集客も接客も施行も転換期だと思うのでまたこういったリリース出てきたらまた紹介していこうと思います。
おわり