【プレスリリース考察】CRAZYがいいふうふの日にトレンドを調査

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ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、11/22に出た「【11/22は令和初のいいふうふの日】ご祝儀なんて要らない!なかなか正直には言えない・言いたくない結婚式への不満」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。


プレスリリースの概要

発信者 株式会社CRAZY
配信日時 2019年11月22日 22時33分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000030858.html
タイトル 【11/22は令和初のいいふうふの日】ご祝儀なんて要らない!なかなか正直には言えない・言いたくない結婚式への不満

ウェディング事業を主軸とする人生の節目のお祝いをプロデュースする株式会社CRAZYは、昨年11月22日のいいふうふの日にtwitter上で「# 結婚式に自由を」という企画を実行し、独自に調査しました。2日間で10,000ツイートを超える結婚式に関する声が集まり、11/22にはTwitterトレンドランキング3位となるなど、平成から令和への変遷のなかで変化する消費者の「令和の結婚式観」が浮き彫りになりました。

【トピックス】
⑴ 最も多かった意見はダントツで全体の「不自由(38.2%)」、次いで「しきたり(16.3%)」、「ご祝儀(9.4%)」、「ドレス (9.3%)」、「持ち込み(6.2%)」となった。
⑵ 「不自由」「しきたり」に関する意見には、”結婚式って 準備を進めれば進めるほど 不自由さを感じるもの“というように、式場など場所の制約や服装・礼儀・慣習(しきたり)などのツイートが多く見られた。なかには、いっそのことバーチャルでの結婚式でも良いのではないか?という意見も。
⑶ ご祝儀関連で多かったツイートは、”ご祝儀の電子決済”を求める声。なかには毎回前日にピン札を探し回ることへの苦労や、せっかく用意したご祝儀袋もすぐにゴミになってしまうことを嘆くツイートなども。
⑷ ドレスに対する意見は、「カラードレスの色当てゲームをやりたくない」や「持ち込み料が高い」というものが見られた。
⑸  上位5位にランクインした「持ち込み」。結婚式独特の考え方であるこの料金システムに対して、実際に式を挙げた新郎新婦からの不満が疑問が多く上がった。

【結果】
1. 「結婚式」に関する不満で多かった意見は、、、?
20代後半にもなると大抵の人が平均で1〜4回の結婚式参列経験があるといわれています。最近では、ゲストの体験を重視して結婚式を考える新郎新婦も増えているなか、参列経験者が感じる”結婚式”の不自由さは、ひとつのヒントとも言えるでしょう。「その他」には、2次会、ピン札、スピーチ、忖度、大安、セレモニー、LGBT、恥ずかしい、再婚、高いなどのキーワードが上がりました。

ツイッターユーザーの「結婚式」に対する不満の分布
2.「しきたり」はいつのまにか「暗黙の了解」に
「不自由」や「しきたり」に関する意見では”しきたり”という暗黙の了解があり、祝う側も祝われる側も心から愉しめないといった声も多く上がりました。一方で、その不自由を登山に例え、その不自由さをともに超えるからこそ、パートナーとの絆が深まるという前向きな意見も見られました。

【Twitterへの投稿を一部抜粋】
ー不自由編
・ 不自由な結婚式をわざわざやる意味が見つからない。 ましてや、結婚式場で‥って。 いまや、バーチャルでやってほしいね。
・逆に式は不自由過ぎるくらいでちょうどいい。 岩山登山とか滝行とか、辛くて意味わかんない行事をいっぱいして、二人だから乗り切れたんだねっていう思いを共有して、これからは幸せだけ二人で作ろうねって、夫婦生活に突入したらいい
・結婚式に参加したり,新郎新婦の紹介動画作ったりで,やっぱり結婚式って良いよなーって嬉しくなるけど, 暗黙の了解みたいな不自由さは健全じゃないよな。。

ーしきたり編
・結婚式って、自分の人生の主役が自分だと気づく最大のチャンスだと思う。それがパターン化された演出、しきたりで束縛されて大量生産の工業製品みたいなイベントになってる。社会の多様性は人生の多様性から生まれる。自分の結婚式くらい自分で企画しろ!
・結婚式って、私の大切な人達と、私の生涯のパートナーとなる人の大切な人達が、私達のために集まってくれる、奇跡のような時間なんだろうなぁって思う。そんな贅沢すぎる時間を、しきたりなんかで疲れちゃうのは絶対もったいないよね。
・今日いい夫婦の日や!結婚式かぁ。うちは夫婦揃ってマジ面倒臭いと思ってたなぁ。 でも、これ自分達を祝ってもらうためにやるんじゃないんだよね。自分達が感謝と決意表明をする機会。 という事でウチはやった!謎のしきたりとかは面倒だったけど。

3. ご祝儀3万円って誰が決めたの・・・?
金銭に関する話題は、消費者の生活にも大きく影響する部分ということで、他の項目に比べ具体例が多く出ていた「ご祝儀」に関する意見。最近ではCRAZY WEDDINGでも、ご祝儀をPayPay支払いにするケースや、クラウドファウンディング型にするケース、披露宴を会費制にするケースも出てきており、ご祝儀のあり方も多様化しています。

【Twitterへの投稿を一部抜粋】
・ご祝儀3万て高すぎ!二次会とかいらん!美容院と交通費込みで5万近く持ってかれるわ!夫婦セットで呼ばれると7万以上はかかるww
・「ご祝儀貧乏」を無くしたい。結婚式の招待状が来て「うわー、来ちゃったよ…」って経験、多くの人があるはず。僕が結婚式をやるときにはそんな風に思って欲しくないなー。もっと新郎新婦も来る方もハッピーになれるようなご祝儀改革できないかな
・ご祝儀って本当に要らない。若い時期のご祝儀貧乏は、素直に相手のことを祝えなくなる。結婚式をどれだけ幸せそうにやっても離婚するときはするんだから、幸せアピールしたいなら3年後とか5年後に「私たち幸せにやってます式」を挙げたほうが良くないか?
・ご祝儀3万円が1番謎。 「結婚式 マナー」とかもう調べたくない。 祝いたい気持ちが溢れていても、正直負担が大きいのは事実。 誰かの結婚式大好きなので、どんどんお祝いしたいんだけど、大切な友人が増えるほど生活は苦しくなっていく。
・ご祝儀用のピン札がなくて焦ったことは数知れず。いちかばちかでATMで6万円くらい下ろすも出てこず。なんでもない日にオール新札がでてきた時の切なさったら。
・いつもご祝儀袋を捨てなくて良いように布製のものを用意するんだけど、いっそ自分の時はご祝儀袋以外ってするのも面白かったかもなー。諸情報は書いといて欲しいけど。あと中国みたいに電子決済でもOK

4. 結婚式の謎「持ち込み料」ってなに?
「持ち込み」とは、結婚式場やホテルが提携するドレスや引き出物などのラインナップ以外のものを外部で購入し、持ち込むこと。「持ち込み」の場合、購入や準備は当人負担になるにも関わらず、式場やホテルによっては持ち込む各アイテムに「持ち込み料」が数百円〜数万円の単位で発生します。結婚式を経験した方なら聞き慣れた言葉でもあると思いますが、今回はその「持ち込み・持ち込み料」への不満が多く投稿されました。
※補足:式場やホテルが専属のクリエイターを持つのは、その場所の外的・内的特徴を把握しているチームでサービスを提供することで、スムーズに、かつより良い式をお客様に届けることを目的としている背景もあります。【Twitterへの投稿を一部抜粋】
・なんで引き出物を包む紙袋だけでひとつ500円もかかるの? なんで持ち込み料がいるの? 自分でスタジオを借りてMCとケータリング手配する見積もり立てたら式場の半額になるんだけど。なんで?
・新郎新婦様が知り合いの造園屋さんに式場装花をたのみたいのに持ち込み料が発生する。
・友達のパティシエにウエディングケーキを頼んだら持ち込み料が発生する。 結果高くなり断念
・ドレス持ち込み料も、造花禁止も、ブーケ持ち込み禁止も、すべて最高の時間を作るためには不純部でしかない。 我慢も、妥協も、嫌な思いも、ぜんぶぜーんぶなくなって思いっきり笑顔になってほしい!
・ドレスや装飾品の持ち込み料って、何のために必要なの? 何の為に必要なのか分からない経費が多いから、もっと具体的に透明化して欲しい。

【まとめ】
2015年の厚生労働省の調査では、入籍したカップルが約64万組いるのに対し、結婚式を挙げたカップルは約35万組で54%と半数です。そもそも結婚式とは、多くの場合リピートがないものとされており、自身の結婚式や友人の結婚式に対して「後悔したくない」「失礼だから言えない」「失敗した経験を次に次に生かすことがない」などの理由から顧客からの声が上がりづらい現状です。
株式会社CRAZYが運営するお祝い総研では、”結婚式”がより自由に、より多様になることを願い、なかなか正直なことを発信しづらい”結婚式”に関する消費者の声を引き続き、調査・発信していきます。

【調査概要】
■調査方法:Twitterによる調査
■調査対象:全国男女、 Twitterユーザー
■調査期間:2018年11月22日〜2018年11月23日
■有効回答数:10,393ツイート

—ここまでリリースから抜粋—

調査会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。

 

CRAZYのリサーチ結果のリリースについて考察

と、上記のように昨年のツイッターリサーチの結果を公表します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

リサーチ結果の概要

  • 結婚式を企画するときの選択肢が少なく不自由
  • ご祝儀高い(ゲストとして列席する場合の意見)
  • 持込料など業界特有の謎ルール多い

大きくまとめるとこの3点が、これまで(今もそうかな)の結婚式にユーザーが感じている違和感です、というリサーチ結果ですね。この結果を受けてどうする、までは明記されていませんが、こういったリサーチ系のプレスリリースが出される場合は一般的にインターネットリサーチ会社の結果をまとめて考察をつけるというスタイルが多いので、今回のtwitterのようにユーザーの声をダイレクトに拾った、かつ10,000を超えるN数のリサーチはかなり珍しいと思います。

令和の結婚式観とは?

先ほどの一般ユーザーの声をすべて反映できるとするならば

  • 選択肢が無限=つまり自由で
  • ご祝儀がなく(まぁあってもお祝い程度)
  • 持込料など業界特有の謎ルールがない

こんな結婚式。これが今のユーザーが求めている結婚式、という結論になるのかなと思います。

どうでしょうね?おそらくこのリサーチ結果から何を感じるかは人それぞれですが、個人的には確かにこれは一理あるとは思うものの、すべての人がこういったニーズであるわけではないんじゃないかなと思っています。

「結婚する人のセレモニーの選択肢を増やす」

こんな表現が一番近いかなと。

例えば、このブログでもこういった様々な課題を解決するならこんな方法では?という記事もいくつか書いています。

具体的にサービス化するつもりがないから書けるというのもあるのですが、これまでの「結婚する=結婚式(挙式と披露宴)をする」という固定概念のような画一的な価値観から、いろいろなスタイル(表面的な話ではなくビジネス構造から変わるもの)の中から自由に選べる、という世界観に変わっていくといいなと思ってますね。

本当に自由で自分たちの好きなようにやれる、というのは実は非常に難しいことなので、挙式と披露宴以外の選択肢も豊富にある状態をサービスラインとして作っていければいいのかなぁと。生命保険でネット生保が生まれて今はもう浸透しているように、ネットウェディングが生まれても、価格自由ウェディングが生まれても、数年後には選択肢の1つとして一般化していくのではないかと。

 

CRAZYのリサーチ結果のリリースについてまとめ

プレスリリースの考察記事でがっつり書くことあんまりないのですが、大きめの課題提起なリリースだったので少ししっかりと書いてみました。結論があってしっかり覚えましょうというお勉強的な話ではないので、こういったリリースをきっかけに個人や会社として考えてみるいい機会になるといいなと思います。

 

おわり

 

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