
ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、12/2に出た「【サイトリニューアル】COUTURE NAOCO WEDDING公式サイトがリニューアル!」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。
目次
プレスリリースの概要
発信者 | 株式会社クラウディアコスチュームサービス |
配信日時 | 2020年12月2日 12時00分 |
URL | https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000030296.html |
タイトル | 【サイトリニューアル】COUTURE NAOCO WEDDING公式サイトがリニューアル! |
株式会社クラウディアコスチュームサービスが運営するリゾートウエディング事業「COUTURE NAOCO WEDDING(クチュールナオコウエディング)」は、リゾートウエディングに加え、国内式場との提携によるフォトウエディングや和装婚のプロデュースを開始しました。それに伴い2020年12月に公式サイトをリニューアル、多岐にわたるウエディングサービスをより分かりやすくお伝えし、お客様が結婚式を検討される際のご相談や、挙式等のお申込みをオンラインでも受付けできるようになりました。
公式サイト:https://www.couture-naoco.com/
【リニューアルのポイント】
■ウエディングの総合プロデュース
クチュールナオコウエディングは、「ウエディングの総合プロデューサー」として、国内外のリゾートウエディングに加え、フォトウエディングや和装婚、国内挙式のプロデュースを開始しました。
公式サイトのトップページからは、「国内リゾート」「海外リゾート」「フォトウエディング」「和装婚 国内式場」「ドレス&タキシード 和装」の各カテゴリーが選択できるようになり、お客様がお好みのウエディングスタイルを検索しやすい構成になっています。
■国内リゾートウエディング https://www.couture-naoco.com/domestic/
沖縄ウエディングを中心に、軽井沢や北海道でのリゾートウエディングもプロデュースしています。ウエディングエリアから会場が選びやすくなり、またフェア&キャンペーン情報などもより検索しやすくなりました。
【沖縄ウエディング主要会場】
アイネス ヴィラノッツェ 沖縄会場サイト:https://www.couture-naoco.com/eines-okinawa/
- アイネス ヴィラノッツェ in カヌチャベイ ~グラン・ブルーチャペル~会場サイト:https://www.couture-naoco.com/kanucha/
【沖縄キャンペーン情報:GO TO沖縄ウエディングキャンペーン】
- 沖縄のトップページには、「GO TO沖縄ウエディングキャンペーン」のバナーを設置。沖縄ウエディングのお得なキャンペーンを検索することができます。
- キャンペーンページ:https://www.couture-naoco.com/lp/okinawasimplewedding/
■海外リゾートウエディング https://www.couture-naoco.com/resort/
ハワイウエディングを中心に、モルディブ・ヨーロッパ・ニューカレドニア・パラオでのリゾートウエディングもプロデュースしています。ウエディングエリアから会場が選びやすくなり、またフェア&キャンペーン情報などもより検索しやすくなりました。
【ハワイウエディング主要会場】
- アイネス ヴィラノッツェ ワイキキレイア(写真上部左)会場サイト:https://www.couture-naoco.com/eines-waikiki/
- セントアンドリュース大聖堂(写真上部右)会場サイト:https://www.couture-naoco.com/andrews/
- オーシャン・スイート・ワイキキ(写真下部左)
- ラニクホヌア・ガーデンウエディング(写真下部右)
■フォトウエディング https://www.couture-naoco.com/photo/
前撮り・後撮りやフォトウエディング向けのプランとして、全国様々なロケーションやチャペルでのフォトプランや、ハワイなど海外でのロケーション・チャペルフォトプランを撮影衣裳代金込みのお得な価格設定で提供しています。
また、本格的な神社でのフォトプランもスタート。
国内・海外・神社と、ロケーションごとにプランを選ぶことができるので、ご希望のシチュエーションを比較していただきやすくなりました。
【神社ロケーションフォトプラン】 https://www.couture-naoco.com/photo/japanesestyle/
- 「大阪天満宮」フォトプラン(写真上):大阪の「天神さん」として有名な「大阪天満宮」でのフォトプランを期間限定で販売。撮影・衣裳代金込みの、この時期だけのスペシャルフォトプランです。
- 「芝東照宮」フォトプラン(写真下):都内・芝公園の一角にある芝東照宮は、四大東照宮の1つとされる本格的な神社。緑に囲まれた都会のオアシスとして人気が高く、近くの東京タワーをバックにした撮影も叶います。
■和装婚 国内式場 https://www.couture-naoco.com/wasoukon/
国内式場との提携による和装婚のプロデュースを開始しました。クチュールナオコでは和装婚をされるお客様に、衣裳・着付け・ヘアメイク・写真など必要なものをすべてトータルでご提案させていただきます。
- 「大阪天満宮」挙式プラン(写真上):大阪の「天神さん」として有名な「大阪天満宮」での挙式プランを販売。
- 「芝大神宮」挙式プラン(写真下):一千年の歴史をもつ芝大神宮での挙式プランを販売。
■ドレス&タキシード 和装 https://www.couture-naoco.com/costume/
クチュールナオコは、「挙式日はいちばん素敵におしゃれをする日」をコンセプトにしたドレスショップ。お二人のウエディングスタイルに合わせ、ドレス&タキシードはもちろん、和装も豊富に取り揃えています。結婚式で花嫁様が最も重視する衣裳のコンテンツをより充実させました。
■クラウディアコスチュームサービス 衣裳サイトがオープン https://www.kcs-weddingdress.com/
ドレスショップ「クチュールナオコ」では、リゾートウエディングなどのウエディングプロデュース以外に、国内式場との衣裳提携も行っております。提携先で挙式予定の花嫁様にいち早く最新情報を発信するため、この度クラウディアコスチュームサービスの衣裳サイトも新たに開設しました。これに伴い、より多くの衣裳を公式サイト上で確認できるようになり、これまで以上に花嫁様にクチュールナオコのドレスの魅力を伝えることができるようになりました。
クチュールナオコはこれからも、結婚式を検討される多くの新郎新婦様を応援し、最高のウエディングをプロデュースしていきます。また、クラウディアコスチュームサービスは、ウエディングの総合プロデュース企業として常により良いサービスを提供していきます。
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
COUTURE NAOCO WEDDINGの公式サイトリニューアルのリリースについて考察
と、上記のようなサイトリニューアルを実施しました、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。
サイトリニューアルの概要と目的
リリース内にもあるように
- 提供サービスが変わってきたことのでUIを改善する
- 集客フローを統合することで集客力を高める
この辺りがリニューアルの目的だと思います。リニューアル前のサイトを知らないのでBefore/Afterはわからないですが、同一ドメイン配下に複数サービスのディレクトリの設計をしていることから、大本のドメイン内のコンテンツ量を増やし、SEOの効果を期待しているんじゃないかなと思います。
また、各サービスもコンテンツは異なりますがベースとなるページデザインをある程度統一することでブランドの世界観の情勢と制作工数の効率化を目指したんじゃないかな、と。
パッとサイトを見て思ったところはこんな感じですが、複数サービスを展開していたり複数会場を運営している企業は参考になる点もあるんじゃないかなと思います。
サイトリニューアルをするときに気を付けたいこと
ブライダル業界でも媒体効果が弱くなってきていることを背景に、自社集客に取り組む企業が増えてきていますが、その中でも重要な位置づけになるのが公式ホームページです。
この機会にリニューアルを検討している又は今まさに実行している企業も多いと思います。リニューアルの際に重要なのは「目的を明確にすること」。他社がやったから…、などなんとなくやらないことですね。
- 集客面でSEOをどこまで意識するのか、広告用のLPは設けるのか
- 他SNSなどの発信と合わせてどこまでブランドを統一してこだわるか(デザイン、ロゴ、他)
- 納期までのスケジュールやコストはどこまで書けるのか
目的を集客力向上に置くならSEOやSNS導線、広告用のLPなどは必須になりますし、サイト内ユーザー導線を最適化するためにはブランドが多少損なわれても内部リンクをきちんと設計することも必要になるでしょう。
一方ブランドを意識してデザインにこだわっても、結局そのサイトにはどうやってユーザーはやって来るんですか?という話になります。
集客的な面とデザインの両面をきちんと成り立たせる、その両方をきちんと設計から構築までできるとなると相応のコストがかかります。
なので、どこを一番強化したいのか、なぜリニューアルをするのかの社内コンセンサスをまずとって、その目的を達成するための手段としてのリニューアルがある、というのを意識することが必要になると思います。
COUTURE NAOCO WEDDINGの公式サイトリニューアルのリリースについてまとめ
たしか数年前にワタベウェディングも大きなサイトリニューアルをしましたが、やはり何年かたってくると事業やサービスも変わりますし、サイトデザインのトレンドも変わってきます。
もしこの機にリニューアルを考えている企業は、こういった他社事例の外側をただ眺めるだけでなく、なんでこのような設計にしたのか、狙いはどこにあるのか、などを考えてみると自社でも参考になる部分はたくさん出てくるんじゃないかなと思います。