更新日 2020年05月07日

【プレスリリース考察】CAN EATがウェディング向けアレルギー事故防止サービスをリリース

ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、4/30に出た「CAN EAT、ウェディング向けアレルギー事故防止サービスをリリース」について、内容の紹介と考察をまとめました。

プレスリリースの概要

発信者 株式会社CAN EAT
配信日時 2020年4月30日 10時00分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000046724.html
タイトル CAN EAT、ウェディング向けアレルギー事故防止サービスをリリース

食べられないものがある人の外食を救うサービス「CAN EAT(キャンイート)」を開発・運営する株式会社CAN EATは、結婚披露宴の参加者の食物アレルギーをはじめとする食事制限情報をデジタルで簡単に集約・共有できるWEBシステムをリリースしました。
新郎新婦を介して何度もやりとりを行う手間や伝達ミスを減らし、顧客・プランナー・調理スタッフ間のコミュニケーションを円滑化するとともに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、対面での打ち合わせを削減したいというニーズに対応します。
■ デジタルを駆使し、アレルギー対応の負担軽減。ウェディング向けサービス開発の背景
昨今、食物アレルギーやベジタリアン・ヴィーガンなどの食事制限は多様化しており、6〜7人に1人は何らかの食事制限があるといわれています。また、結婚式では、30人規模の式で平均2〜3人は食べられないものがあるとされます。
現状、結婚披露宴の参加者に対する食事制限のヒアリングは、各社が独自のフォーマットを用い、アナログで行っています。そのため、顧客・プランナー・調理スタッフの間で伝達ミスが生じたり、とりまとめに時間がかかったりすることが多く、デジタル化が求められてきました。また、現在は新型コロナウィルス感染拡大の影響で、多くの結婚式において対面での打ち合わせが難しくなっています
こうした状況をかんがみ、CAN EATは、ウェディングにおける食事制限のとりまとめ作業をデジタル化し、業務効率化を図ると同時にコミュニケーションの正確性を高めるサービスを開発しました。
■ QRコードひとつで簡単とりまとめ。ウェディング向けアレルギー事故防止サービスの使い方
CAN EATのウェディング向けアレルギー事故防止サービスは、下記の手順で簡単にご利用いただけます。
1.プランナーがWEBブラウザからサービスにアクセスしてQRコードを作成し、QRコードを招待状に印刷します。紙の招待状を使用しない場合は、新郎新婦にメールなどで送付し、新郎新婦はLINEなどのメッセージアプリでゲストに送付します。
2.食事制限があるゲストが、CAN EATのガイドに沿って詳細な情報を入力します。
3.自動でとりまとめられた食事制限の一覧をプランナーが確認します。PDFで他関連メンバーに共有したり、印刷してキッチンの調理スタッフに渡すことも可能です。
■ 会場側・新郎新婦側のサービス活用のメリット
【会場側のメリット】
ウェディング向けアレルギー事故防止サービスを活用すると、平均1〜2ヶ月かかる食事制限情報のとりまとめ期間が約3週間に短縮されます。会場側は、とりまとめた結果をもとに、提供する料理の内容を新郎新婦に対して提案できるようになります。
また、CAN EATのシステム上には、全国の2,000以上の食事制限トラブルを分析して作成した「食事制限辞書」を用意しています。該当する食物アレルギーなどの申告があった際には、具体的に気をつけるべき食品や提供時の注意点が自動で表示されるため、迅速かつ正確なアレルギー対応をするための一助となります。
ホテル・ウェディング・飲食店向けページ:https://biz.caneat.jp
サービスに関するお問い合わせ:info@caneat.jp
【新郎新婦側のメリット】
新郎新婦側は、招待状またはLINEなどのメッセージアプリを用いてQRコードを送付し、食事制限の入力用URLを渡したら、あとは待つのみとなります。
通常、ゲストに食事制限がある人がいる場合は、さらに詳しい内容を把握するため複数回のやりとりが発生しますが、CAN EATではやりとりが一回で完結します。コミュニケーションが効率化され、忙しい結婚式の準備の手間を大幅に削減できます。
■ CAN EAT代表取締役・顧問のコメント
【CAN EAT代表取締役・田ヶ原コメント】
新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様および関係者の皆様、影響を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご回復と、感染の収束をお祈りいたします。
人生の大きな節目となる大切な結婚式の開催が延期になってしまい、残念な気持ちになっている新郎新婦様ならびにご参列予定のお客様がいらっしゃるというお話も多くお伺いしています。延期の予定が多くなると、平時よりも情報管理が大変になっていきます。
結婚式を執り行える状況になったときに、本番当日を安心して迎えられるよう、今回は特別な料金プランを用意しております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
【CAN EAT顧問・NPO法人「アレルギーっ子パパの会」理事長 今村慎太郎氏コメント】
新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、医療の最前線で治療に尽力されている医療従事者の皆様に深く感謝申し上げます。終息の兆しが見えないコロナ禍の困難が続いておりますが、この度、CAN EATはウェディング業界に向けたサービスを開始しました。
外食でも、とりわけアレルギー対応が当たり前となったウェディング業界は、ヒアリングから料理を提供するまでに時間的余裕があることからアレルギー対応がしやすいものの、事故やトラブルがなくなりません。
食物アレルギーに関連する事故やトラブルはコミュニケーションミスによるところが大きく、加えて、昨今では食物アレルギーがある人の増加により、施設スタッフの負担が増えていることも影響しています。ヒアリングから情報の整理までを自動で行えるCAN EATは、式場スタッフの皆様と新郎新婦の皆様を手厚くサポートし、負担を軽減いたします。
結婚式を予定していた方々やウェディングに携わる方々にとって、今は非常に困難な状況ですが、今後予定されている式の打ち合わせや、状況が落ち着きを取り戻した後の式本番で、お役に立てるサービスになると確信しております。
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
 

CAN EATがウェディング向けアレルギー事故防止サービスをリリースについて考察

と、上記のようなサービスの販売を開始します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

サービスの概要の目的

サービスの概要はリリース内に詳しく書いてあるのでここでは割愛しますが、アレルギー対応は結婚式場でも大切な確認ポイントの1つで、その作業簡易化することでミスを減らすことは大きな意味があると思います。やはり手書きや転記、プランナーと新郎新婦間のメールの送受信など、情報の伝達回数が増えれば増えるほど人為的なミスの確率は上がってしまいますので、こういったサービスが入ることで負担が下がりそうです。

結婚式場オペレーションへの組み込み

ではこのサービスはどうやって市場に浸透していくのかなと考えたのですが、結婚式場が利用の申し込みを行いそれをお客様に提供するというのが基本フローのようです。実際にはさらにお客様からさらにゲストへの確認というステップがもう1つ入るのですが、ポイントはどれだけの結婚式場がこのツールを取り入れるかになりそうです。
具体的な費用はサービスサイト内で見つけられなかったのでわからないですが、集客や成約率向上につながるツールではないので、事故を防ぐ(または顧客満足度を上げる)目的での導入をどれだけの結婚式場が検討してくれるのか、それと費用が合うのか、次第と言えると思います。先に大手系の企業の取り入れた実績や事例が出ると先に進みやすいですし、顧客管理システムなどと連携できると法人開拓は進みそうです。
 

CAN EATがウェディング向けアレルギー事故防止サービスをリリースについてまとめ

こういったサービスってあんまり見たことなかったので取り上げてみました。ブライダル業界に限らず、どうしても「売上を伸ばすか」「コストを減らすか」にフォーカスしたツールが多いですが、こういったツールも当たり前になって安全で安心なウェディングになっていくといいなと思います。
 
おわり
 

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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