
ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、5/29に出た「新型コロナの影響を受けたブライダル関連従業員の転職支援を開始」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。
プレスリリースの概要
発信者 | エアブライダル株式会社 |
配信日時 | 2020年5月29日 9時40分 |
URL | https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000059122.html |
タイトル | 新型コロナの影響を受けたブライダル関連従業員の転職支援を開始 |
エアブライダル株式会社は、ブライダルサービス、ホテル、レストランなどブライダル関連業界において新型コロナウィルスの影響を受け、離職しなければならなくなった従業員を対象に転職支援サービスを開始いたしました。本サービスは求職者だけではなく、コロナ禍で人件費が経営を圧迫しているブライダル関連事業者従業員の再就職支援も行います。
転職支援「エアキャリア」: https://www.aircareer.net/
■ブライダル業界に波及する「コロナ不況」
新型コロナウィルスがブライダル業界にも深刻な影響を与えています。結婚式のキャンセルや延期のため、ブライダルに関連する施設やサービスのコロナによる倒産が増加しており、中小のみならず、上場企業への影響も甚大になっています。そのため、役員報酬の減給、リストラ、契約社員の契約終了、派遣切りなど従業員にも多くの影響が出てきています。
■「エアキャリア」転職支援
エアキャリアはエアブライダル株式会社が立ち上げたコロナ禍のブライダル関連経験者の支援をするための人材紹介サービスです。今までの経験を活かせる最適な求人を紹介するだけでなく、年収アップや土日休み、資格の取得ができる未経験職種の紹介など応募書類の作成から面接対策まで懇切丁寧に対応します。
■「エアキャリア」再就職支援
エアキャリアは従業員だけでなく、コロナ禍で経営が圧迫している結婚式場、ブライダルサービス、ホテル、レストランといった事業者のために大切な従業員の生活を維持させるために再就職支援も行います。
以下のサイトからお問い合わせできます。
https://www.aircareer.net/
—ここまでリリースから抜粋—
会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。
エアブライダルがブライダル関連従業員の転職支援を開始のリリースについて考察
と、上記のようなサービスを開始します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。
サービスの概要と目的
いわゆる人材エージェントサービスで
- 求職者が登録
- 面談、求人の紹介
- 選考
- 内定
というフローで進むサービスだと思います(サイト内の情報が少なく一部予想ですが)。ブライダル業界経験者を提唱としていますが、紹介求人はブライダルに限ってはいないようです。
ブライダル業界の転職市場
当社でも人材紹介サービスを運営しているのですが、ブライダル業界に関連する転職は大きく次の3つに分類できます。
- 未経験からブライダル業界へ転職する
- ブライダル業界内で別の企業へ転職する
- ブライダル業界から異業種へ転職する
当社では1と2の方を主な対象としてサービスを提供していますが、今回のサービスは2と3を対象としています。
もともと特に土日がハードで体力的にも精神的にもタフさを求められる仕事なのでそういった理由から転職をする方も多かったですが、各社が働き方に関する改善に取り組んできている成果もあって、最近は以前と比べると落ち着いているように思います。とはいえ転職はゼロではなく、キャリアアップや人間関係、労働環境、雇用条件などを理由に転職する方も多くいらっしゃいます。
直近ではコロナウイルスの影響もあり、転職を考えている方が増えてきているように思います。ただ、企業側は求人が閉じている(=募集していない)、つまり買い手市場となっているので半年前と比べると転職はしにくくなっていると言えます。いつまで続くかはわからないですが、この流れが続くと3の異業種への転職を検討する人も増えていきそうです。
エアブライダルがブライダル関連従業員の転職支援を開始のリリースについてまとめ
ブライダルに関連する人材紹介サービスもかなり増えてきましたね…。求職者にとって複数のサービスを比較して自分に合ったものを選べるというのは健全な環境だと思いますし、ブライダル業界に限らず人材紹介の免許登録事業者は増えてきているので、今後ブライダルの転職もよりなめらかに出来るようになっていくんじゃないかなと思います。
おわり