更新日 2019年02月12日

プラコレWeddingの特徴とは?ビジネスモデルを図解してみた

事業のビジネスモデルを理解することは、その事業やサービスがなぜつくられたのか、どんなことを強みとしているのかを体系的に理解でき、事業開発や個人の知識習得でとても勉強になります。ブライダル業界の中でも様々な特徴的なサービスがあり、その仕組みや違いを知ることで見えてくることも多いと思います。そこで、今回は「世界に1つだけの結婚式プランが届く結婚式情報サービス」として有名なプラコレWeddingのビジネスモデルを図解してみました。

プラコレWeddingとは?

冒険法人プラコレが運営する、世界に一つだけのウェディングプランが届く結婚式情報サービスです。これまでの結婚式場探しはまず結婚式場を探すことから始まるのが一般的ですが、プラコレ独自のウェディング診断結果をもとに提案されたプランから探し始めるところが特徴です。
プラコレ

Webサイト https://pla-cole.wedding/
インスタグラム https://www.instagram.com/placolewedding/
フェイスブックページ https://www.facebook.com/placole/
運営会社 冒険法人プラコレ

では、このサービスのビジネスモデルを図解してみます。

プラコレWeddingのビジネスモデル

プラコレWeddingのビジネスモデル図解
2015年の創業以来、すさまじい勢いでSNSを中心に勢力を伸ばしていったプラコレWedding。結婚式をこれから探す人のためのサイトなのに、結婚式場の情報がほとんど載っていないということも特徴で、プランや事例から探すサイトとしての先駆けともいえるサービス。

結婚式は会場をまず決めてその会場が用意する商品を選んで決める、というのが今でも一般的ですが、このサービスは「ウェディング診断からはじまる新しい結婚式の探し方」がコンセプト。もともとすぐ婚navi(ハナユメの前身)や特ナビウェディングを立ち上げた代表が、結婚式場から探すことの限界を感じて立ち上げたサービスなので、普通とはかなり異なるフローで結婚式場探しをすることができます。まず最初に結婚式場を決めてしまうと、契約後に打合せが始まるのでせっかく気に入った会場を決めても、衣装の持ち込みができない、希望する演出ができない、一つ一つの単価が高く予算的にあきらめざるを得ないなど、様々の制約の中で結婚式をつくっていかなければならず、本当の二人らしい結婚式をつくることは難しかったことが課題でした。

そこでプラコレWeddingでは、①独自のウェディング診断の結果をもとにオリジナルのウェディングプランが届くスキーム、②ウェディングレポートやプランナーから自分にマッチするプランナー・プランを探せるサイト設計、この2つの方法を取り入れ、これまでの結婚式場が一覧化された情報サイトとは異なる方法で結婚式のパートナーを探すころができるようになりました。まだ具体的なイメージがわいていない新郎新婦に対し、まずは内容をある程度固めてからそれに合った提案をしてくれるプランナー・結婚式場を選びましょうね、というスタイルです。

資本の55%にカヤックが入っていることもあり、ブライダル業界の中ではWEB戦略・戦術がかなり強く、サイトはデザインや設計がしっかりしていることはもちろん、診断ページのユーザービリティも高く、「結婚式」というビッグワードで検索すると1ページ目に表示されるほどSEO対策もきちんと施されています。またFacebookやInstagramのフォロワー数は業界最大級で(FacebookはNo,1かも?)、そこを起点にした集客も上手に行えています。

欧米の結婚式では式場ではなくプランナーから選ぶのが一般的です。プラコレWeddingに限らず「今の結婚式場探しの方法って本当にこれでいいんだっけ?」という風潮が強くなってきているこれから先、プランナーから選びたいまたはプランから選びたい人向けのサービスとしてNo.1のポジションを取っていけるかが勝負になりそうですね。

 

今後の展開の予想

最後に、これから先にプラコレWeddingがどのようになっていくのかについて予想してみます。
まず、事業のマネタイズポイントは基本的に結婚式場からもらう広告掲載費となるので、プラコレWedding経由でどれだけの来館や成約を発生させられるか、が事業成長のポイントになります。情報があまり世に出ていないので結婚式場との契約の詳細は分かりませんが、もしプラン請求発生が成果地点なら人材紹介や引っ越し業界の一括資料請求サービスと同じようにかなり安い報酬が大量に、となりますし、来館予約が成果地点なら1万円~2万円くらいが相場かなと思います。

基本的には診断完了をCVとしたメディアのグロースと考えればよいので、コンテンツの拡充(SEO)とSNSのプールの拡大(フォロワーを増やす)を粛々と続けていく、というのが戦略となります。ただ、プラコレの事業展開を見ていると、プラコレWeddingサイト自体のコンテンツを拡充していくというよりは、コンテンツを大量制作するメディアは別ドメインでDressy、farnyなどを作っているので、最終CVポイントをプラコレWeddingに置きつつ、周りを固めていくという戦略を取っているようです。

また、一般的な国内披露宴を検討しているユーザー層以外にも、フォト婚層向けのサービスなども開発しているので(pachiri)、

  • 入口は別ドメインのコンテンツ制作で引き続き広げる(Dressy、farny)
  • 出口は披露宴以外にも広げる(pachiri)

まとめるとこんな感じなんだと思います。
この戦略で確実に成長していくには、

  • コンテンツの制作精度を高める編集体制を整え、ユーザーの入口をきちんと拡大させる
  • 出口側(結婚式場やフォトウェディングサービス)を拡大させる法人営業力を整え、ユーザー出口の選択肢を拡大させる
  • 今もチャットやLINEで相談可能ですが、CVユーザーを式場やプランナーと結び付けるマッチング精度を高め、マネタイズCVRを高く保つカスタマーサポート力をつける

こんなところが重要かなと思います。まだまだ若い会社なので今後どのように展開していくのかわからないですが、勢いはあると思うのでいくところまではいくんじゃないかなと思います。

 

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プラコレ

 

まとめ

プラコレWeddingのビジネスモデルについて、簡単にまとめました。今後どのような事業成長を目指しているのかは私にはわかりませんが、メディア側の後発サービスでこれくらい勢いのあるサービスは他にはないので、次はどんなことを仕掛けてくるのか、業界全体にどんなインパクトをもたらしてくれるのか気になるところですね。

【参考書籍】

今回の記事で書いたビジネスモデルは「ビジネスモデル2.0図鑑」を参考にして作成しています。ビジネスモデルを体系的に理解するのでとても勉強になりますし、ブライダル業界以外の様々なサービスの仕組みや特徴を知ることができるのでオススメです。
ビジネスモデル2.0図鑑

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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