最近伸びてきているフォトウェディングの市場規模はどれくらいあるのか?

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フォトウェディングの市場規模

業界のシュリンクが続いているブライダル業界の中でも最近成長を続けているォトウェディング。一般的な結婚式と比べて低価格であり、2人だけで行えて形にも残る、というウェディングスタイルで特になし婚層からの支持を集めています。新規フォトウェディング事業の参集も続いており、市場としてはまだまだこれから伸びていくのではないかと思います。そこで、今回の記事では、フォトウェディングの市場規模を試算してみました。

 

フォトウェディングとは?

フォトウェディングとは最近人気のウェディングスタイルのひとつで、挙式や披露宴をしないカップルが結婚式の代わりにウェディングドレスや和装などの衣装を着て写真を撮影することを指し、フォト婚とも呼ばれます。結婚式(挙式や披露宴)をせずに写真だけを撮ることが特徴で、スタジオで撮影する場合はスタジオフォト、公園やビーチなど屋外で撮影することをロケーションフォトと言います。

再婚カップルやスタンダードな挙式披露宴をするには予算が厳しい方、そもそも結婚式というセレモニーが苦手、といったいわゆる「ナシ婚層」がメインターゲットで、低価格・2人だけ・形に残るという点でそういったカップルのニーズをとらえたスタイルと言えます。

 

フォトウェディングが伸びてきている理由

フォトウェディングの検索ボリューム推移

これはGoogleトレンドで「フォトウェディング」を調べた結果の画面ですが、見てわかるように直近5年で2倍以上に増えてきていることからも、上昇トレンドであることがわかります。フォトウェディングが伸びてきている背景には、事業者側の理由とユーザー側の理由があります。

事業者側の理由

近年、フォトウェディング事業に参入する事業者は間違いなく増えてきていると思います。もともと結婚式場を運営していた会社が新規事業としてフォトウェディングを立ち上げる場合もあれば、異業種からの参集もあり、またはカメラマンが起業するなど様々なパターンがあります。

  • 挙式・披露宴マーケットが緩やかな縮小を続けており今後も見込まれないため別の収益源を作る必要がある
  • 一般的な結婚式場を新規で作ると数億円はかかるが、フォトウェディングの場合は新規投資がはるかに小さくても大丈夫
  • 一定知名度のあるカメラマンであればフリーランスでも活動しやすい
  • InstagramやFacebookなどSNSとの相性がよく、集客の間口が広い。うまくやれば集客コストが低く抑えられる

上記のように、参入障壁が通常の結婚式場運営事業と比べて高くないのも、事業者が増えてきているのも一つの理由でしょう。

ユーザー側の理由

披露宴実施率は年々下がってきており、現代において結婚式は必ず行わなければいけないものと、と認識している人は多くはないと思います。一般的に「ナシ婚層」と呼ばれる結婚式を挙げない理由は

  • 予算をかけたくない
  • 目立つのが苦手、嫌
  • 必要性を感じない
  • 再婚なので2回目は気が引ける

といったところが主ですが、ブライダルに限らずニーズや価値観がより多様化してきているのも理由でしょう。これらの結婚式を挙げない理由をフォトウェディングであればうまく解決できているので、400万近くかけて挙式・披露宴はしないが10万円程度で写真を撮るだけなら…、という理由から、多くのカップルに選ばれています。

 

フォトウェディングの市場規模

さて前置きが長くなりましたが、次にフォトウェディングの市場規模を試算したいと思います。

フォトウェディングの市場規模は「施行組数×単価」で計算できます。

項目 数値 情報ソース
施行組数 2.6万組 婚姻組数:約60万8千組×写真撮影実施率:4.3%

婚姻組数:ブライダル総研婚姻組数予測
写真撮影の実施率:ブライダル総研結婚総合意識調査2017

組単価 24.1万円 ブライダル総研 海外ウエディング調査
市場規模 63億円

公表されている市場に関するデータを基にすると、約63億円程度、となります。感覚的にはもっとありそうな気はしますし、今後ももう少し伸びていくのではないかと思います。ただ、そもそものパイが広がるというよりは、挙式披露宴・披露パーティ市場の中で、一般的な挙式・披露宴のユーザーが移ってくると考えるほうが妥当なので、ブライダル業界全体のパイが広がるわけではないと思います。

フォトウェディングの市場の今後

ちなみに、挙式披露宴・披露パーティ全体の市場規模は約1兆2,900億円程度と予想されているので、それに比べればまだまだ規模としては小さいですが、今後よりフォトウェディングというスタイルがより一般的になものになってくると伸びしろは大きいと思います。

フォトウェディング以外の市場についても分析した記事を参考で載せておきますので、興味あれば見てみてください。

ブライダル業界の市場規模はいくら?関連市場も含めた算出結果まとめ

 

フォトウェディング市場の主要なプレーヤー

最後に、フォトウェディングを事業として行っている会社やサービスを5社、ご紹介します。

株式会社デコルテ(スタジオアクア、他)

デコルテ、スタジオアクア

ホームページ:https://www.decollte.co.jp/

会社名 株式会社デコルテ (英語名: Decollte Corporation)
創業 平成13年11月
資本金 1億円
所在地

本社

〒659-0066
兵庫県芦屋市大桝町1-25 アクセシオ芦屋
TEL . 0797-38-3692 / FAX . 0797-34-3955

代表者 小林 健一郎
事業内容
  1. ウエディングフォトスタジオの運営
  2. 結婚式場の運営及びウエディング衣裳のレンタル
  3. リラクゼーション及びビューティー関連施設、スクールの運営

※ホームページから抜粋

ワタベウェディング

ワタベウェディング

ホームページ:https://www.watabe-wedding.co.jp/photo/

リゾートウェディングのリーディングカンパニー、ワタベウェディングのフォトウェディング事業。

ラヴィファクトリー

ラヴィファクトリー

ホームページ:https://www.la-viephoto.com/

小さな結婚式を運営する株式会社レックのフォトウェディング事業。

ONESTYLE

ONESTYLE

ホームページ:https://weddingphoto.onestyle.co.jp/

クレール

クレール

ホームページ:http://www.s-claire.jp/

 

まとめ

現状で「規模が大きく魅力的な市場」というわけではないですが、今後の成長が期待できる、初期投資に大きな金額が必要なわけではない、ブライダル企業であればすでに保有しているリソースを活用しやすい、という点から事業として立ち上げるには向いている市場だと思います。もし立ち上げるとした場合、一番のネックとなるのは集客だと思いますので、そこの戦略・戦術さえしっかり固められればそれなりの規模まで成長はできると思います。

 

おわり

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