みんなのウェディングとウエディングパーク、SEOが強いのはどっち?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
みんなのウェディング対ウエディングパークSEOサムネイル

結婚式場探しの大手口コミサイトであるみんなのウェディングとウエディングパーク。いずれも大規模なウェブ広告はあまり打っておらず、オーガニックからの流入が強いSEOメインの媒体です。同じ業界に同じような口コミサイトが2つあることも珍しいのですが(普通は1つに集約されていく)、どちらも非常に有力なサイトで、媒体力の点ではゼクシィに次いで2番手グループだと言えるでしょう。今回の記事では、なぜこんなに強いのか?今後どのよういなっていくのか?などSEOの観点でこの2つのサイトを比較してみました。

それぞれのサイトの特徴

まずざっと、それぞれどんなサイトかまとめておきます。

みんなのウェディング

会社の概要

株式会社みんなのウェディングが運営する口コミサイトで、もともとは株式会社ディー・エヌ・エーの新規事業として立ち上げたところから始まっています。一時期クックパッドと資本業務提携を結んでいましたが今は解消されています。

サイトの特徴

CGMでコンテンツ量が非常に多いのが特徴です。結婚式場を探すための情報だけでなく

  • 花嫁コミュニティ(ユーザー投稿型のQAコンテンツ)
  • ニュース(記事型のコンテンツマーケティング)
  • 結婚準備マニュアル(同じく記事型のページ)
  • ドレス、フォト、指輪のコンテンツページ

といったページがあります。特に、

  • 結婚式場に紐づく口コミと見積りの投稿
  • 花嫁コミュニティの投稿

この2つのコンテンツはユーザー投稿型なので、自社でコンテンツを用意しなくても自動的にオリジナルコンテンツが新規で作られていく仕組みになっており、サイト全体のコンテンツ量の拡大に大きく貢献しています。

サイトの数値

※SimilarWebの無料版の数値なので参考程度にご覧ください。

みんなのウェディングのトラフィック

similarweb-mwed-traffic

トラフィックのほとんどは検索からの流入で、訪問数も非常に多いことがわかります。

ウエディングパーク

会社の概要

株式会社ウエディングパークが運営する口コミサイトで、株式会社サイバーエージェントのグループ会社です。

サイトの特徴

コンテンツの内容はみんなのウェディングとほぼ同じです。結婚式場を探すための情報だけでなく

  • 結婚準備マニュアル
  • お悩みQ&A(ユーザー投稿型のQAコンテンツ)
  • 海外挙式、フォトウェディング、指輪、ウエディングドレスのコンテンツページ

といったページがあります。みんなのウェディングと比較すると

  • 結婚式場探しのためのページはウエディングパークの方が充実している(と思う、ランキングページなどが豊富)
  • 自社内で作成している静的なコンテンツページはウェディングパークの方が充実している
  • ユーザー投稿型のコンテンツは、みんなのウェディングの方が多い(例えば花嫁Q&Aなら、みんウェ:14,901件/ウエパ:6,181件と2倍以上の差がある※記事執筆時点)

といった点が目につきます。

サイトの数値

※同じくSimilarWebの無料版の数値なので参考程度にご覧ください。

ウエディングパークのトラフィック

similarweb-wp-traffic

同じく検索からの流入がメインになっていますトラフィックの総量で比較するとみんなのウェディングの方が多くなっています(あくまで参考程度ですが)。

 

キーワードカテゴリ別の表示順位

次に、SEO観点での比較をしていきましょう。※GRCで取得した順位なので、実際に検索したときに表示される順位とは異なる可能性があります。

エリアワード

「東京 結婚式場」「結婚式場 表参道」などの、エリアワード+ブライダル系のビッグワードの組み合わせて検索した際に、それぞれのサイトの表示順位の内訳と平均順位が何位なのか、のデータです。

キーワードカテゴリ 表示順位 みんなのウェディング ウエディングパーク
都道府県
-東京 結婚式場
-大阪 結婚式、など
1~3位 71 169
4~10位 94 67
11~20位 73 31
21~100位 28 4
圏外 5 0
市区町村
-品川 結婚式場
-梅田 結婚式、など
1~3位 19 226
4~10位 134 92
11~20位 126 30
21~100位 42 5
圏外 33 1
平均順位(低い方が表示順位がよい) 17.09 4.23

エリアワードの検索では、その多くにウェディングパークのページが1位~3位に入っています。これは、

  • 結婚式場詳細ページの情報量が充実していること
  • 条件検索のページを可能な限り静的なURLで用意していること(?q=~~のようなパラメータつきページではなく1つ1つのページにURLを持たせている)
  • 特徴別の一覧ページやランキングページのコンテンツが豊富にあること(裏側で式場のデータをきちんと整理して保持しているのだと思います、でないとこんなにページを作れませんので…)

といったところが理由だと思います。もちろんみんなのウェディングが低いわけではないのですが、このカテゴリではウェディングパークの方が強いと言えるでしょう。

費用カテゴリ

「東京 結婚式場 費用」「ウエディング 費用」などの、費用ワード+ブライダル系のビッグワードの組み合わせて検索した際に、それぞれのサイトの表示順位の内訳と平均順位が何位なのか、のデータです。

キーワードカテゴリ 表示順位 みんなのウェディング ウエディングパーク
費用ワード
-東京 結婚式場 費用
-ウエディング 費用、など
1~3位 199 88
4~10位 36 129
11~20位 4 12
21~100位 0 0
圏外 0 9
平均順位(低い方が表示順位的にはよい) 2.30 8.56

費用ワードの検索では、エリアとは逆にみんなのウェディングのページが1位~3位に多く入っています。これは、

  • みんなのウェディングにユーザーから投稿された見積りが数多く掲載されている。
  • かつ、会場ページの配下に見積り毎にページがあるため、結婚式の見積りや費用に関するコンテンツがサイト内に非常に多い
  • 見積りページにユーザーが投稿したテキストが数百文字程度入っているため、オリジナルコンテンツ(独自性の高いコンテンツ)として評価されやすい

といったところが理由だと思います。ウエディングパークにもユーザー投稿の見積り情報は掲載されているのですが、ボリューム的にはみんなのウェディングの方が圧倒的に多いので、このカテゴリでは上記のような結果となっているのだと思います。

コラム系のワード

「結婚式 招待状」「結婚式 何人呼ぶ」などの、式場探しよりも少し広げたキーワードを検索した際に、それぞれのサイトの表示順位の内訳と平均順位が何位なのか、のデータです。

キーワードカテゴリ 表示順位 みんなのウェディング ウエディングパーク
コラムワード
-結婚式 招待状
-結婚式 何人呼ぶ、など
1~3位 165 43
4~10位 63 90
11~20位 31 60
21~100位 13 55
圏外 5 29
平均順位(低い方が表示順位的にはよい) 7.27 23.15

コラム計ワードの検索では、みんなのウェディングのページが1位~3位に多く入っています。これは、

  • 花嫁Q&Aなどの、コラム系キーワードに適したユーザー投稿コンテンツの数が非常に多いので、テールワードまでカバーしている。
  • テールワードまでカバーしているコンテンツが多く、そのカテゴライズをきちんと設計しているため全体的にドメインも強くなっている

といったところが理由だと思います。ただ、このコラムは一般の花嫁ブログやアフィリエイトサイトなども狙ってくるキーワードなので、競合性は高めです。平均順位も他の結婚式場探しに特化したキーワードよりはどちらも落ちています。

 

SEOについての考察

総論

今回の記事では主要な3カテゴリのキーワードで比較しましたが、まぁ事前の予想通りカテゴリによりますがどちらもSEOは相当強いと思います。ちなみに、ゼクシィだと

ゼクシィのトラフィック

こんな感じなので、ウェディングパークとほぼ同数、みんなのウェディングよりも少ないです。さらに、ゼクシィの場合はかなりの指名検索からの流入があるので、その下駄はかなり大きいでしょう。そう考えると、純粋な検索からの流入数獲得で見ると、今回紹介した2つのサイトの方が圧倒的に優れていると思います。

全体の総数で見ると、みんなのウェディングの方がトラフィックも多くカバーしているキーワードも広いので媒体力として高そうには見えるのですが、来館予約や資料請求などのコンバージョンまで発生させられる媒体か?となると、個人的にはWPの方が強いんじゃないかなと思います。

ウェディングパークの方が強いと思う3つ理由

1つ目の理由は、コンバージョンに近いキーワードで強いからです。みんなのウェディングやウエディングパークは結婚式場媒体なので、クライアントである結婚式場から広告宣伝費をもらい来館予約や資料請求を返すことでビジネスとして成り立っています。つまり、どんなにトラフィックをたくさん獲得できていても、結婚式場へのコンバージョンが発生したいと媒体力としては強いと言えないのです。ブライダル業界で結婚式場の予約を取れるためのキーワードは「結婚式場 東京」などのエリアワード、ブライダルフェア、などかなり限られており、そこをまず抑えられていることが強いと思う理由の1つ目です。

2つ目の理由は、サイト内コンテンツの生成コントロールがウエディングパークの方が効きやすそうだなと見える点です。SEO対策を行うにはコンテンツの質と量が大事なわけですが、今表示されているページ構成を見ると、ウエディングパークの方がデータの持ち方がきちんと設計されていてそれに基づいたページ生成がなされているように見えます(特に結婚式場紹介ページ)。結婚式場のデータを正しく大量に持っていれば、それをもとにして組み合わせたコンテンツはいくらでも作れるのでデータの持ち方が重要なのです。

一方、ユーザー投稿型コンテンツが大量にあるみんなのウェディングは、自然発生的にコンテンツが増えるので手間をかけずにサイトボリュームを上げることは容易なのですが(とはいえここまでは大変だっと思いますよ!)、ユーザーにどんな投稿をしてもらうかをコントロールすることが非常に難しいので、狙ったキーワードを上げたいときにそこに向けて施策を動かすことが難しいのだろうと想定されます。ここがウエディングパークとの違いかなと。

3つ目の理由は、ウエディングパークのユーザー導線が、結婚式場の公式HPへのリンクメインとなっていることです。結婚式場側からすると相互で被リンクを返しやすいと思います。ブラックハットが横行してた時代に比べると被リンクは効果減ったともいわれていますが、きちんとしたサイトからの被リンクは今でも効果がありますし、結婚式場→ウエディングパークの被リンクが大量にあれば単純なリファラのトラフィック獲得だけでなく、SEOの効果も期待できます。サイト内にはランキングページが大量にあるので(ニーズあるの?と思うものもいくつかありますが)、もし何かのランキングで自分の会場がランクインしていたらリンク張りたくもなりますよね。このあたりもそこまで設計されていたら上手だなとは思います。

 

まとめ

単純なトラフィック勝負であればみんなのウェディングの方が強い、理由はユーザー投稿で作られるオリジナルコンテンツが大量にあるから。しかしながら、結婚式場へのコンバージョンを渡す媒体力としてはウェディングパークの方が強いんじゃないかなと思います。以前、みんなのウェディングがGoogleアドセンスを入れていたので(今は入っているかわかりません)、トラフィックからコンバージョンへの渡しがうまく作れず何とかマネタイズするために入れてたのかなとは思います。

ということで、簡単ではありますが、ブライダルの主要口コミサイトについてSEO観点で考察してみました。参考になると嬉しいです。

 

おわり

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

ブライダル企業の課題を解決する!法人向けソリューションサービス一覧はこちら

ブライダル業界の課題を解決する様々な法人向けサービスをご紹介しています。

 ●集客改善ブライダルコンサルタント

 ●総合ブライダルコンサルタント

 ●ITシステムソリューション

 ●新規/打合せの担当・接客代行

など、今後も随時追加予定です。業績改善や新規事業の企画などにぜひご相談ください。


ブライダル業界の法人向けサービス一覧はこちら

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*