更新日 2020年11月01日

ウェディングプランニングのスキル向上のための社内コンテストを行うコツとは?

プランニングスキル向上のノウハウは以前「結婚式のプランニング力を高めるコツとは?」にまとめましたが、これ以外にもプランナーのプランニングスキルを高めるために社内コンテストを実施することも有効な手段の1つです。社内コンテストを実施することで、他セクションのスタッフにもプランナーの仕事を理解してもらうことができ、スタッフのモチベーションを高めることができます。今回は、社内コンテストを行うコツをまとめました。

社内コンテストの目的とは?

社内コンテストと言えば、スーパーや百貨店での接客スキル(接遇・マナーや接客の処理速度)を競うもの、飲食店などの調理技術を競う物、新規事業を考えるビジネスプランを競うものなどを思い浮かべるでしょう。業界関わらず社内コンテストを実施する企業は数多くあります。

こういったコンテストを実施する目的は、スキルアップやスタッフのモチベーション向上などがメインですが、それ以外にも「スタッフのベクトルをそろえる」という目的の1つだと言えます。

ブライダル業界であれば、同じ会場に所属するプランナーであっても、思い・価値観はそれぞれ違います。例えば、いい結婚式といっても、

・新郎新婦/ゲストが感動するシーンをより多く作る
・セクションを超えてチームが協力して結婚式を作る
・新郎新婦の想いを実現する
・新郎新婦オリジナルの結婚式を作る
・過去に行っていない新しいことを行う

と解釈は様々でしょう。提供している商品=結婚式への思い・価値観のベクトルをそろえるために、企業理念やブランドコンセプトを設定している企業も多いですが、ただ掲げるだけでは浸透しません。

経営理念を実現した結婚式はどういうものなのか、またそこに至るプロセスをまとめ、共有することが大切です。そうする事で、他のプランナーも自身の業務で経営理念を実現するために必要なことを明確にすることができ、新たな事例を生むことができます。プランニングのコンテストを定期的に開催することは、このような経営理念やブランドコンセプトの推進・浸透に繋がるのです。。

 

社内コンテストを行うための準備

社内コンテストを行うためは下記のようなことを準備することが必要です。下記はウェディングプランニングを対象とするコンテスト準備の一例ですが、参考にご覧ください。

対象施行期間の設定

コンテストにエントリーできる対象の施行を決めることが必要です。そうすることで、このコンテストを実施する頻度(毎月実施、3ヶ月に1回実施等)も決まってくるでしょう。

参加対象者の指定

対象施行期間に施行を担当していた打合せプランナーが対象になると思います。ただ、コンテストの実施頻度によっては、プランナーに負荷をかけますので、1事業所から2名エントリーなど設けても良いでしょう。

エントリー期間/方法の設定

エントリーするための応募フォーマットが必要です。そして、コンテスト開催の告知と合わせてエントリー期間/方法を決めます。

審査員と審査方法の決定

審査員がコンテストの目的と評価基準を理解することが最も重要です。例えば、新郎新婦や親御様にハンディキャップがある(例:親御様がご病気や離別されているなど)ことが目が留まり、それだけで「いい結婚式だった」という印象を持ってしまいがちです。企業理念・経営理念、ブランドコンセプトを軸に、担当プランナーが関わることでどのように結婚式が変わったかという「before」「After」の観点で優れていた施行を評価していくことが大切です。

発表日・発表方法の決定

経営理念やブランドコンセプトの推進・浸透のためには、審査結果の発表方法も大切です。全てのスタッフに、打合せや施行当日のこと、どういった点が評価されたのかということをを詳細に共有します。

 

社内コンテストを行う上で大切な「動機付け」

初めて社内コンテストを行う場合、心配なことの1つに「プランナーの取り組む姿勢」があるのではしょうか。提出されたものを見て、言われたから提出したと思ってしまうものもあるかもしれません。そうならない為にも、実施前の動機づけが大切だと感じます。

コンテストの開催の際に、プランナーの評価やキャリアに繋がるものであったり、結婚式プランニングの上での新しいヒントの共有など個人のモチベーションに触れるようなことを伝えることが大切です。その為、開催前の告知方法も重要です。

それ以外には、

  • 公平な審査と評価ポイントを明確に示す
  • 提出してもらったものになるべくFBする
  • (必要に応じて)インセンティブをつける

といったことも、コンテストを長く実施していくコツの1つです。

 

社内コンテストを行うコツのまとめ

  • 社内コンテストを行うために、まずは対象施行期間、参加対象者、エントリー期間/方法、審査員(審査方法)発表日・発表方法を決定
  • その中でも、審査員が企業理念・経営理念、ブランドコンセプトを軸に、担当プランナーが関わることでどのように結婚式が変わったかという「before」「After」の観点で正しく評価をする
  • 経営理念やブランドコンセプトの推進・浸透させるため、審査結果の発表方法を工夫する
  • コンテスト前には個人のモチベーションに繋がるようなことを伝えること、また公平な審査と評価ポイントを明確に示す、提出してもらったものになるべくFBする、またはインセンティブを設定する

の4つがポイントです。

社内コンテストを実施することで、プランナーや他セクションのスタッフの素晴らしい取組にスポットを当てることができます。組織の活性化の一つとして、取り入れてもらえると嬉しいです。

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

CATEGORY同じカテゴリーの記事