晴レの日の特徴とは?ビジネスモデルを図解してみた

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晴レの日のビジネスモデル図解サムネイル

事業のビジネスモデルを理解することは、その事業やサービスがなぜつくられたのか、どんなことを強みとしているのかを体系的に理解でき、事業開発や個人の知識習得でとても勉強になります。ブライダル業界の中でも様々な特徴的なサービスがあり、その仕組みや違いを知ることで見えてくることも多いと思います。そこで、今回は「東京・横浜・京都・大阪・神戸・福岡での神社・仏閣挙式・和婚が88,000円で叶うプロデュースサービス」の晴レの日のビジネスモデルを図解してみました。


晴レの日とは?

株式会社晴レの日が運営する、神社・仏閣専門の格安結婚式プロデュースサービスです。挙式プランの最適価格は88,000円~と圧倒的な安さでありながら、全国各地の神社・仏閣と提携しており、和婚をすることができます。

晴レの日

Webサイト http://www.harenohi.cc/
運営会社 株式会社晴レの日

では、このサービスのビジネスモデルを図解してみます。

 

晴レの日のビジネスモデル

晴レの日のビジネスモデル図解

ここ10年ほど人気が再燃してきている和婚。20年ほど前からのゲストハウス人気も落ち着き、和装を着て結婚式を挙げたいというニーズが高まってきています。

結婚式場の情報はゼクシィやみんなのウェディングなど様々な媒体でたくさん掲載されていますが、神社や仏閣の情報はそれほど多くをありません。また、結婚式の流れもホテルやゲストハウスの結婚式と進行も大きく異なります。そのため、どういった神社があるのか、何が必要か、いくらかかるのか、といった情報を自分で集めて申し込みに行くのはなかなか大変でした。

そこで晴レの日は、神社・仏閣専門のウェディングプロデュースサービス「晴レの日(社名とサービス名が同じ)」を立上げ、全国各地の神社・仏閣での和婚のプロデュースを始めました。神社・仏閣の情報だけがまとまったサイト、かつそのプロデュースをしてくれて、さらに低価格と、ユーザー側のそれまでの課題を解決するサービスになっています。とはいえ、土日祝日はプラス金額が設定されているので、そのあたりの金額設定で事業収益上の抑えどころとユーザーニーズのバランスを取っているのだと思います。

公式HPでの掲載情報が少ないので創業背景などはわかりませんが、ここまでの規模のサービスに成長してきていますし、今後どのような展開をしていくのか楽しみです。

 

今後の展開の予想

最後に、これから先に晴レの日がどのようになっていくのかについて予想してみます。

基本的にはウェディングプロデュース事業なので、基本的にお客様から頂く代金から提携先の会場やアイテム業者へフィーを支払った差額が利益になります。そのため、KPIの計算式は以下のようになります。

  • 売上=施行組数×組単価
  • 施行組数=集客数×成約率
  • 利益=売上-原価(外部会場を利用する場合)

事業としての売上を伸ばすためには施行組数を増やすか、組単価を上げることが必要、施行組数を伸ばすためには集客数か成約率を伸ばすことが必要となります。

まず組単価ですが、挙式のみで10万円を切るというプライス設定だからこその現在の集客力となっているはずなので、このベースの金額を上げていくことは今後もないと思います。会食付きプランの受注率を上げ、会食会場からのフィーを増やす、というのが鍵になりそうです。

次に成約率ですが、低単価系の商品は比較的成約率が高くなりやすいので(意思決定のハードルが高くないため)、今からさらに高い数値を目指していくのは非現実的だと思います。

となると、最後は集客です。晴レの日はプロデュースなので基本的に媒体出稿はできません(みんなのウェディングでは一部「〇〇神社/プロデュース晴レの日、というのはあった気がしますが)ので、基本的な集客導線は以下のようになります。

  • WEB上で集客→サイト来訪→来店予約/資料請求/LINE@登録→サロン来店→成約

となっているはずです。入り口である「WEB上で集客」の主な手法は

  • マス広告→指名検索を増やす
  • SEO→流入を増やす
  • ウェブ広告(リスティングやSNS広告)→CVを獲得する
  • SNS運用→ファンを増やす→流入を増やす
  • 記事広告など→認知を広げる

などがありますので、これらの施策の1つ1つを突き詰めて実行していくことが必要になります。また、現時点での神社・仏閣の提携率シェアがどれくらいかはわからないですが、提携先を増やしていくのは集客力にも成約率にも影響するので、法人営業力も大事ですね。

和婚人気トレンドは個人的にはまだしばらく続くのではないかと思いますが、今後どのように事業を展開していくのか気になるところです。

(追記)もし衣装部門を自社で持っており、主なマネタイズポイントがプロデュースフィーではなく衣装販売(またはレンタル)の売上の場合、ビジネスモデルの考え方がけっこう変わるので、もしそうでしたら教えていただけると助かります。。

 

晴レの日のビジネスモデルについてまとめ

晴レの日のビジネスモデルについて、簡単にまとめました。和婚を希望するユーザーにとってはメリットが大きいサービスなので、今後どこまで伸びるのか、期待ですね。

 

【参考書籍】

今回の記事で書いたビジネスモデルは「ビジネスモデル2.0図鑑」を参考にして作成しています。ビジネスモデルを体系的に理解するのでとても勉強になりますし、ブライダル業界以外の様々なサービスの仕組みや特徴を知ることができるのでオススメです。

ビジネスモデル2.0図鑑

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コメント

  1. てつ より:

    当たり障りない分析、案の定、あなたの期待を外し破産ですね。
    あなたの分析から一年足らずで、素晴らしい分析、ありがとうございます。

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