更新日 2020年06月25日

2020年7月期第3四半期のブラス(BRASS)の決算について考察してみた

ブラスの2020年度第3四半期の決算分析_サムネイル

企業のIR情報を見て会社の状況や方針を理解できるのは、社会人としての重要なスキルの1つです。そこで、今回の記事では、ブラス(BRASS)の2020年7月期第3四半期の決算説明資料をもとに、その内容について考察してみようと思います。(注)本記事の内容はあくまで個人的な見解であり、投資家向けに書いているわけではありません。この記事の内容をご覧になられて投資判断をされても一切の責任を負えませんのでご了承ください。

今回の第3四半期決算の概要

元となるブラスの2020年7月期第3四半期の決算説明資料は下記URLで見ることができます。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/2424/ir_material_for_fiscal_ym2/82522/00.pdf

決算概要

1_決算概要

数字がたくさんあるのでざっと見るべきポイントをまとめると下記のようになっています。

  • 売上高:前年比微増
  • 営業利益:前年比大幅減
  • 当期純利益:前年比大幅減

コロナウイルスの影響もあり各社が軒並み前年割れを起こしている中凄いなブラス、と最初は思ったのですが、前回の決算数値とならべてみると2Qまで大幅に売上粗利が前年を上回っていたにも関わらずそのほとんどを相殺して今回の3Q決算に至っている、と読めます。なので3Q単体の数値で見ればかなり厳しい結果となっていると思います。

※下記参考(2Qの決算概要)

ブラスの2020年度第2四半期の業績概要

なお、各種KPIは下記の通りのようです。

2_事業KPI

こちらを見ると、既存店はコロナウイルスの影響もあり施行、受注ともに落ちていますね。新店開業分を合わせてトントンという状況。おそらくこの状況は4Qも続くでしょうから(特に施行組数は)、通期の決算では売上も前年割れとなりそうです。

新型コロナウイルスの影響

3_コロナの影響1 4_コロナの影響2

施行延期に伴う業績絵の影響は大きいものの、当面の運転資金は確保。コストカットと並行してオンライン接客などニュースタンダードな取り組みを行う、ということです。

にしてもキャンセル割合が2%台ってすごいなと思うんですけど、これって業界的には普通なんでしょうか。

 

業績予測

5_業績予測

新型コロナウイルスの影響もありいつから施行が再開できるか不透明なので、具体的な数値計画の公表は今回はなし。まぁ、それはそうですよね…。

 

その他のトピック

会社の方針や顧客満足への取り組みは第2四半期の決算記事を同じなので、項目だけ書いておきます。

  • 2020年7月期 3月開業予定 アコールハーブ
  • 2020年7月期 4月開業予定 アトールテラス鴨川

 

ブラス(BRASS)の2020年7月度第3四半期決算についてまとめ

ほんとに簡単にですが、決算説明資料をもとに考察を書いてみました。ブライダルの現場で働いていると企業のIR情報を見ることはほとんどないとは思いますが、他の会社でどんなことをやっているのか、起こっているか、ブライダルマーケット全体をどのように捉えて動いているのかなどがわかると意外と楽しいと思うので、この記事をきっかけにIR資料も見るきっかけになってくれればうれしいです。

おわり

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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