【空想事業企画④】結婚式場の事務作業特化型クラウドソーシングサービス「JimHelper」

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【空想事業企画④】結婚式場の事務作業一括代行サービス_JimHelper_サムネイル

私が思いついた新規事業のアイディアを企画っぽくまとめてみよう、という趣旨の記事です。第4回の今回は、結婚式場のシステム入力などをクラウドワーカーが代行してくれる新サービス「JimHelper(事務ヘルパー)」を企画してみました。(※この記事は実在するサービスではありません)。

事業企画の概要・ビジネスモデル

ビジネスモデル図解

JimHelper_ビジネスモデル_v2

いつものように「ビジネスモデル2.0図鑑」を参考にして作成してみました。

ビジネスモデル2.0図鑑

サービス利用の流れ

  1. ユーザー(結婚式場がサービス申込)
  2. 事務作業の定義、すり合わせ
  3. 顧客管理システムのアカウント発行、権限付与
  4. 運用開始
  5. 月額使用料の支払い

基本的な流れはこのような感じで、依頼した業務量と想定稼働時間によっていくつかプランが分かれている、作業は基本リモート、というイメージです。

JimHelper_サービス利用の流れ

収益化の方法(お金の流れ)

売上は「結婚式場→JimHelper」で新郎新婦はお金のやり取りには出てきません。基本的にはサービス利用の月額料金がそのまま売上になると考えていますが、代行を依頼する業務量によっていくつかプランを用意しておくといいかと思います。

ざっと、サービスの概要としてはこんな感じです。

 

このサービスが解決できる課題

結婚式場の課題

シンプルに、ウェディングプランナーの「接客以外」の業務量が多すぎると思うんですよね。

  • 問合せのあった新郎新婦の個人情報の顧客システムへの打ち込み
  • 打合せ後の見積りデータの作成、入力
  • 来館前、来館後などの後追いの架電、メール送信
  • ブライダルフェア、プラン情報など集客に関わることサイト登録
  • エージェント訪問用のフライヤー作成、訪問
  • 社内会議

パッと思いつくだけでこれくらいは余裕でありますし、会場によってはまだまだ他にもいろいろあるでしょう。

先日、プランナーの生産性についての記事でも書きましたが、結婚式場の業務効率・生産性を高めるためには、「プランナーのお客様に接している時間(またはお客様のことを考えている時間)」を増やすことが極めて重要になります。お客様から頂戴するお金が売上のほとんどになるので、そのことについて時間を費やせることが大切なわけですね。

言い方は悪いかもしれませんが、上記に挙げたような業務は正直プランナーでなければ絶対にできない仕事というわけではなく、外注する場合に注意しなければいけないのはどちらかと言えば個人情報の取り扱いに関するセキュリティの話の方がメインになるはずです(社内会議は除く)。にもかかわらず、社内の人間が行うべきと考えている人が多く、結果的にプランナーのリソースを圧迫してしまっているわけです。

こういった課題に対し、JimHelperを利用すれば

  • プランナーのリソースを圧迫してしまっている事務作業を外注することができる
  • プランナーの生産性が改善するので、結果的に業績改善に貢献できる

というメリットがあります。私は詳しくないので深くはわからないですが、もしかするとドレススタイリストやフローリストとかでも同様のことが言えるかもしれません。

時間的な拘束があって働けない人の課題

一方、その外注先の業務を誰がするのか?ですが、結婚式場で働いていた元プランナーの方をメインに考えています。

元々プランナーをしていたけど小さい子供がいたり介護をしていたりなど、様々な事情で一度仕事を辞めた方はかなり多いですが、復帰の際にネックになるのが労働時間です。プランナーとして復帰する場合は、特に婚礼のある土日の長時間労働には対応できずそこで諦めてしまう方が多い印象です。プランナー以外の職種を用意できるくらいの大きな規模の会社であればよいですが、なかなかそれも難しいでしょう。

この仕事であれば、

  • フルリモート可(ただし、初回の面談くらいは往訪必要かも)
  • 週2以上くらい稼働できればOK
  • 内容はブライダル(お客様と接するわけではないですが…)

なので、子供がある程度成長するまで、または介護がひと段落するまでの一定期間のお仕事としてニーズはあるのでは?と考えています。

JimHelper_ユーザーメリット

 

JimHelperの特徴・競合・差別化要素

結婚式場とワーカーにとってのサービスの特徴をざっと挙げると以下の通りです。

  • 事務作業を外注することでプランナーの負荷を軽減できる
  • 時間的な制約なく仕事ができる

競合は、クラウドワークスとかランサーズなどのクラウドソーシングサービスになると思います、それのデータ入力業務カテゴリなどですね。依頼案件の業務内容をブライダルに特化することで、ワーカー側はある程度自分の特性に合った仕事である前提でお仕事を探せますし、発注者側もワーカーに元プランナーが多いと仕事の話が早くてやりやすいかなと思います。

 

事業のKPI・スケールさせるのに必要な施策

事業KPI

  • 利益=売上-コスト
  • 売上=成立業務数×手数料単価
  • 成立業務数=掲載業務数×契約成約率
  • 掲載業務数=契約法人数×1社あたり掲載業務数
  • 契約成約率=会員数、業務の報酬水準、サイトの使いやすさなど複数の要素で決まる
  • コスト=人件費+開発費+その他固定コスト

ざっとこのようなロジックで表すことができます。

JimHelper_KPIツリー_2

成長させるために必要な施策

この事業を成長させるためには、それぞれのKPIを伸ばしていくための施策を実行していくことが必要です。

「契約法人数」を伸ばすための施策

サービスの認知度向上(toBマーケティングの施策)+法人営業力がキーになります。

サービス認知からのリード獲得はウェブ上でのコンテンツマーケティングや、オフラインのイベント出展(ブライダル産業フェアなど)や業界紙への出稿などが戦術として挙げられます。また、契約率は、営業力とプロダクトの質がキモです。ワーカー側の画面だけでなく、管理アカウント側の使いやすさも気にしたプロダクト開発が必要です。

「1社あたり業務掲載数」を伸ばすための施策

最初の業務提携はアカウント獲得段階である程度計算できると思いますが、継続して業務外注をするかどうかはワーカーのパフォーマンス次第でもあります。使いやすいサービスを作るだけでなく、サポートチームの構築などユーザーサポートを実施してくことが重要です。

「会員数」を伸ばすための施策

いわゆる一般的なデジタルマーケティング施策を根詰めて行っていくことが一番早くて正確かと思います。リスティング、SNS広告、LPの最適化+業界紙や業界イベントへの出展など、ですね。

施策まとめ

  • 契約法人数を増やすためのtoBマーケティング・法人営業
  • 掲載業務数を増やすためのユーザーサポート
  • ワーカーを集めるためのデジマ施策

上記3つの施策を並行して実行していくことが重要になります。

 

事業リスク・詳細検討が必要な項目

JimHelper事業を立ち上げ、拡大していくにあたり想定されるリスクとそれに対する打ち手も考えておきます。

このサービスを成立させるためには、掲載業務数、会員数、マッチング、この3つを同時に伸ばしていくことが必須です。どれが1つ欠けてもサービスは成り立ちません。

①法人開拓できない

サービスがあっても、募集している業務がなければ始まりません。法人開拓ができない場合、

  • 外部に出せるように業務の切り分けができない
  • セキュリティの観点で不安がある
  • そもそも必要性を感じていない

などの理由で不採用となるケースが多そうです。

事例があれば解決できそうな部分もありますが、セキュリティの面ではしっかりと要件を固めておくことが必要でしょう。

②会員数が伸びない

会員獲得は

  • 登録会員数=サイト来訪者数×CVR

これに尽きるので、広告、SEO施策を企画実行していくことが必要です。ここが機能しないと話にならないので、どのような状態になったらいくらまで何の広告に投下するのかは決めておくことといいでしょう。

③業務と会員がマッチングしない

そもそも掲載されている業務が魅力的ではない、単価が安すぎる、といった業務側の課題であれば、企業側にどのようにフィードバックして改善していくかをあらかじめ考えておくと早く動けるので、準備しましょう。

また、会員側の理由でマッチングが起こらない場合は、メルマガでの新規案件の通知などできる施策を適宜実行していくことで改善していきましょう。

起こりそうなリスクまとめ

どのリスクもそれなりの確率で起こりそうですが、時間軸を揃えて事業を進めていかないとうまく立ち上がらないので、それぞれの課題をできるだけスピーディに解決できるような事前準備が重要になると思います。

 

「JimHelper」の事業企画のまとめ

以上、新規事業企画をしてみました。事業計画は信ぴょう性がないうえに作るの大変なので載せないことにしています。もし本気でやりたいから教えてくれ!っていう方いたら考えるので教えてください。

今回の企画は、どこの式場でも困ってはいるけど事業化するまでのことでは…という小さな悩みを事業化できないか?というところから着想しました。結婚式のある土日は難しいとしても、平日の事務作業などの業務効率や生産性改善はこれからより重要な課題として認識されるようなっていくと思います。

「プランナーがお客様に向かって仕事をできる時間を増やす」をプロダクトビジョンに、実現したら面白いかなぁと思います。

 

おわり

 

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