更新日 2020年12月16日

ブライダル産業フェア2020に行ってきました【レポート】

0818_ブライダル産業フェア2020に行ってきた

2020年12月15日~16日に東京ビッグサイトで開催されているブライダル産業フェアに、12/16に行ってきました(出展ではないです)。いくつかのブースも回りセミナーも聞いてきたので、簡単にレポートまとめます。

 

イベント概要

産業フェア概要_2020

【ブライダル産業フェア】は、ブライダル産業新聞社が主催する業界唯一の「BtoB」向け展示会です。毎年全国からブライダル企業のマネジメント層、会場支配人、プランナー、さらに業界への就職を目指す学生が来場しています。フェア会場において新商品をお披露目するなど、ブライダルマーケットのトレンド発信源にも位置づけられています。また会場内では、無料セミナーを開催。「学べる」2日間は業界の一大イベントとして定着しています。

ブライダル産業フェア 2020(外部リンク)
ブライダル業界で働く方の多くがご存知のこのイベントに行ってきました。

 

全体的な開催の雰囲気

今年は縮小開催ということもあり、サイズも昨年よりも一回り少なく、来訪者もかなり少なかったように思います。逆にその分いろんなブースでゆっくりお話を聞くことができたのでその点はよかったかもしれません。

 

出展ブースを回っていろいろお話を聞いて

  • オンラインウェディング(ライブ配信ツール)
  • 3Dの式場案内ソフト
  • PCR検査
  • マスク

など今年の情勢を色濃く反映した商品のブースが多いなぁという印象でした。これらは当たり前ですが昨年まではなく今年からのものです。

これってよく考えると、マーケット変化→商品企画→商品化→リリース→出展、までを1年以内に行っていることになります。早いですよね。現時点でどの程度の導入数や販売数を見込んでいるかなどの話はここでは伏せますが、来年も同様のニーズがあるかはわからないものの、このスピード感で進めているのは単純にすごいなと思いましたね。

それ以外だと法律系のブースがあったり(これはこの1年のキャンセルや延期の約款に関するトラブルが多かったことなどが起因しているかな?)、ウェディングアイテム系のブースやブライダル事業者向けのコンサルブースは去年よりも少し少ないなぁといった感じで、例年とは少し違うブースが多かったような気がします。

 

セミナーを見たり聞いたりして

  1. 新築住宅の販売実績も!!T&GのCRM運用と効果
  2. WEB集客率60%を実現したマーケティングチームの軌跡
  3. いい結婚式をつくる方程式!スタッフを巻き込む現場づくり

直接自分が聞いたセミナーはこの3つ。いろいろ回ったりしてたら時間がなくてこんな感じでした。。

1のT&GのCRMセミナーは、昨年の産業フェアでANCHORのブースでお話を聞いていたのでどんな感じになったのかなぁと思って聞きに行きました。話の内容としては一般的なCRMの実施方法とT&Gでの事例。方法論については正直そんなに目新しさはなかったですが、やはり実際にやってこんな成果が出ましたよ、っていう話はリアリティが違うなと思いました。CRMでマネタイズができると企業経営的にも、対ユーザーでもメリットが大きいので、今後も先行者の成功事例として期待しているところです。

2は結婚式場のウェブマーケ成功事例が主な内容でしたが、実際に結婚式場の方がどのようなことを考え何を実施しているのかに興味があって聞きに行きました。プランナー兼務またはプランナーから異動して集客担当をしている式場が多い中、ウェブの専門領域を強化するためにどのように外部の専門家を活用するか、社内の体制を整えていくか、この辺りを事業者目線でお話しされていて新鮮でしたね。集客に責任を持つ人をたてること、そのうえでプランナーができることに積極的にチャレンジしていくことが重要、と。

3は最後に時間があったので聞きに行きました。あんまりプランナーに関する(プランナー向けの)セミナーを聞くことはないのですが、GWAのグランプリを方の講演聞けて良かったです。

その他、全体感としては集客に関するセミナーの着席者数が多かったように見えます(全部のセミナーを見たわけではないですが…)。ただセミナーごとの着席数に結構差があって、満席のセミナーもあれば数名しかいないセミナーもあれば、といった感じです。相変わらずT&Gの有賀さんのセミナーにはいっぱい人いましたけどね。

最近ではブライダル関連のウェビナーも増えてきているので、こういったリアルなセミナーを聞くことの意味って何だろう?みたいな風潮は出てきそうな気もしますが、その場で興味があった内容を聞ける、終わった後に質問できるというのはメリットかなぁと思いますね。

 

感想・まとめ

朝からずっといて意外と疲れましたが、楽しかったです。ただ、この来場者数だとブース出展者側からは出展料に対して割に合わなくない?っていう意見が出てきそうです。。

この1年でブライダルのオンラインイベントも増えましたし、今の形態での産業フェアをいつまで続けるのかなぁと思う部分はありますが、デジタルツールなどだけではなくリアルな商品も多いのでまだ来年も続くのかなぁと思います。

でも今年の規模なら聞きたいセミナーがない限り半日あれば十分かと。

この記事を書いた人

市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル3.0を実現する」をミッションに掲げ、ブライダル事業者向けマーケ支援、ブライダル特化の人材紹介、Leju(フリープランナープラットフォーム)を運営しています。マーケティング、事業企画が得意。

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