更新日 2018年09月21日

結婚式場ホームページからの集客強化に必要なSEO対策とは?

結婚式場ホームページのSEO対策

結婚式場のホームページからの集客経路の1つに、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの自然検索での流入があり、この自然検索経由の流入や見学予約を増やすための施策のことをSEO対策と呼びます。現状のブライダル業界では、みんなのウェディングやウエディングパーク、ゼクシィなど大手のブライダル媒体が検索面の上位を独占しているので幅広い面キーワードで網羅的に勝つのは困難ではあるものの、結婚式場のホームページでもしっかり対策を施せば狙えるキーワードがあるのも事実です。しかし、多くの会場は基本的なSEO対策もしていないので上位表示を狙えるキーワードを逃しているばかりか、自社会場名で検索しても媒体の会場ページが上位に来てしまっていることもあります。媒体ページでも自社会場ページであれば問題ないようにも思いますが、媒体には他の会場もたくさん掲載されているのでユーザーも目移りしてしまいますし、どうしても自社会場の見学予約率は下がってしまいます。もったいないですね。そこで今回の記事では、今すぐにでも取り組める、結婚式場ホームページ向けのSEO対策についてまとめました。

SEO対策の基本

SEO対策とは?

SEOとは、Search Engine Optimizationの略称で、頭文字をとってSEOと呼ばれています。簡単に言うと、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果で自社サイトをできるだけ上位に表示させ、露出を増やすために行う対策のことで、日本語では「検索エンジン最適化」とも呼ばれます。検索エンジンのアルゴリズム(表示順位を決定するロジックのこと)は日々変化しており、以前は有効だった施策が今はペナルティの対象となったり、どんな対策を実行すると本当に効果があるのかわからなかったり、もはや何から手を付ければいいのかわからなかったりと、効果が絶大であることは理解しつつも多くの担当者が悩んでいる集客施策と言えます。

検索エンジンの仕組み

具体的なSEO対策の中身に入る前に、もう少し詳しく「検索エンジンの仕組み」について説明します。みなさんが普段から何気なく使っているGoogleやYahoo!などの検索エンジンでは、検索窓に検索したいキーワードを入力するとそのキーワードの答えとして最適だと判断したページが順番に表示されます。Googleの基本思想として「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである。」とあることからも、検索エンジンとはユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを返すことを最優先と考えている、と言えます。(ちなみに余談ですが、Yahoo!の検索エンジンはGoogleのアルゴリズムを使っているので、GoogleのSEO対策ができていればYahoo!も同様に対策していることになるため、個別の検索エンジンごとの対策は不要です。ただし、Yahoo!は、Yahoo!知恵袋やNaverまとめなど独自のコンテンツが検索結果に表示されるので、厳密にいえば差があるのことは理解しておきましょう。)
サイトをリリースしてから、Googleの検索エンジンが検索順位を決めるまで(検索結果に表示されるようになるまで)には以下の3つのステップがあります。

  • クローリング
  • インデックス
  • ランキング

それぞれのステップについて簡単に説明すると、「クローリング」とはクローラーと呼ばれる検索エンジンのロボットがウェブ上のページの情報を発見することで、「インデックス」とは集めた情報をデータベースに登録すること、「ランキング」とは登録された情報を評価し検索結果に表示する順位を決めることです。また、この順位を決めるための要素をアルゴリズムと言い、アルゴリズムの詳細は公表されていないので誰も正確に知ることができませんが、Googleはその理念の追求のために常にアルゴリズムの精度向上を目指し改善を繰り返しているのです。

SEO対策の種類

ここまで述べてきたことをまとめると、SEO対策とはGoogleの思想に沿って検索エンジンのステップに沿った、クロールの最適化、インデックスの最適化、コンテンツの最適化(ランキングで評価を受けるため)であると言えます。それぞれの最適化を行うためには①自社のサイト内部を改善して行う最適化(内部対策)と②外部サイトに対して働きかける最適化(外部対策)の2種類があります。

SEOの内部対策リスト

  • title、description、keywordなどmeta情報の最適化
  • URLの正規化(wwwの有無、http/https、など)
  • スマホ用ページの設定
  • 404エラーの最適化
  • 内部リンクの最適化
  • パンくずの設定
  • sitemap.xmlの設置
  • h1、h2など文章構成の最適化
  • そして良質なコンテンツの作成

これらはSEO内部対策のごくごく一部ですが、大きく分けると

  • Googleのクローラーが読み取りやすいサイトを作ること
  • ユーザーが役に立つ良質なコンテンツをたくさん作ること

この2つをしっかり行うことがSEO内部対策になります。

SEOの外部対策の概要

外部対策は、一言でいうと「良質な被リンクを数多く獲得すること」です。様々なアップデートを経て、以前に比べると被リンクの重要度は落ちていますが、それでもまだまだSEO対策上の重要度は高く、良質な被リンクの効果は大きいと言えます。ただし、ただ被リンクの数を稼げばいいというわけではなく、あくまで良質な被リンクのみなので注意しましょう。

SEO対策についてのまとめ

  • SEO対策とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索した際に上位表示させるための施策のこと
  • Googleの基本思想に沿ったサイト作りが必須
  • SEO対策にはサイト内部を改善する対策と、外部サイトからリンクを張ってもらう外部対策がある
  • せっかくいい結婚式、いいサイトを作っても、誰も見つけてくれないと悲しいので、最低限やらなければいけないSEO対策は今すぐ取り組むことがオススメです。
結婚式場のSEO対策

結婚式場ホームページで実施するべきSEO内部対策

前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、ではここから結婚式場ホームページの具体的なSEO対策について解説します。

前提条件:ターゲットとするキーワードを明確にする

まず前提として、「何のキーワードを検索されたときに上位表示させたいか」を明確にすることが必要です。ただあいまいに「全部のキーワードで上位表示されたーい」と願っても実現は無理です。検索アルゴリズムはユーザーの検索意図に最適な回答を返すことを目的としているので、サイト全体で何のキーワードを狙うのか、ページ単位で何のキーワードを狙うのかをまずは明確にしてから対策を始めるようにしましょう。はじめの一歩です。

title,description,h1に「結婚式場」「式場名」「地域名」を入れる

ページのmeta情報に対策するキーワードを入れるようにしましょう。一般的に上位表示させたいキーワードは、

  • 式場名
  • 地域(表参道など)+結婚式
  • 会場タイプ(レストラン、ホテルなど)+結婚式

などが多いと思いますので、titleやdescriptionにはこれらのキーワードを組み込みましょう。以前に比べるとmeta情報の重要度は落ちてきているとは言われていますが、Googleは「このページは何について書いてあるページか」を理解するので、依然、重要度の高い対策事項だと思います。また、サイトのページ数が多くなってくるとtitleやdescriptionを使い回したくなるケースもあるのですが、同じようなページであってもテキストはコピペではなくオリジナルで書くようにしましょう。細かいですが、積み重ねが重要です。

内部リンクで関連性の高いページや記事をリンクでつなぐ

サイト内リンクは関連性の高いページを中心にしっかり設定するようにしましょう。PCのグローバルナビやSPのハンバーガーメニューを設置すれば確かにどのページにも行くことはできますが、ユーザービリティの観点でも、プランを見たらそのままブライダルフェアページに飛べたり、フォトギャラリーから施設情報ページへ飛んで詳しく見れたほうが親切でしょう。また、Googleのクローラーがサイト情報を読み取る際にもリンクをたどってサイト内を移動するので、リンクがきちんと設置していたほうがクローラーが早くサイト情報を読み取れるようになります。ユーザーにとっても、Googleのbotにとっても優しいサイトを目指しましょう。

結婚式の特徴別のコンテンツを作成する

自社会場の特徴を表現したウェディングやナイトウェディング、チャペルや披露宴会場の特徴についてはできるだけ個別ページとまとめページを作りましょう。個人的にもしっかりとした説明テキストが書けるのであればウェディングプランの個別ページがあってもいいと思います。多くの結婚式場ホームページを見ましたが、サイト全体のデザインにはこだわっているものの、コンテンツの設計にこだわっているサイトは多くはないので、特徴別の良質なコンテンツページを作り、エリア+スタイル+ビッグワード(結婚式やウェディング)などのキーワードで上位表示を狙ってみましょう。

重複するコンテンツが発生しないようにする

一方、サイト内のコンテンツを増やそうとすると、どうしても重複コンテンツが発生しやすくなります。例えば会場コンセプトについて詳しく書かれたページが異なるディレクトリ(コンセプトページ、プランページ、施設情報ページ)に複数存在してしまっているケースなどです。重複したコンテンツがいくつも同じサイトドメイン内にあると、SEO対策上好ましくないので、この場合は必ずcanonicalを設定しましょう。rel=“canonical”とは、ページ内容が類似もしくは重複しているURLが複数存在する場合に、検索エンジンからのページ評価が分散されないよう、正規のURLがどれなのかを検索エンジンに示すために用いる記述です、この記事では詳細は割愛しますが、気になる方は調べてみてください。

写真はできるだけオリジナルのものを使用する

昨今のアルゴリズムではオリジナル画像のプライオリティーが上がっているので、会場オリジナルの写真をできるだけ多く掲載しましょう。フォトギャラリーなどのディレクトリを用意するといいと思います。またアップした写真に少し(100文字~200文字)でいいので、説明テキストを加えたり、写真にタグを設定してタグごとの一覧ページを作ったりするとより効果的だと思います。

更新性のあるコンテンツを作成する

サイトは一度作ったら終わりではありません。継続的に更新していくことで、Googleのクローラーがサイトを読み込みに来る頻度も上がるので、ホームページ内のコンテンツは定期的に更新し続けるようにしましょう。代表的なコンテンツとしてプランナーブログが挙げられますが、このブログもただ書くだけではもったいないのでカテゴリやタグを設定したり、少しでもSEOに貢献できるように工夫していきましょう。詳しくは「【ブライダル集客】プランナーブログの有効活用法」の記事に書いてあるので、そちらをご覧ください。
 

結婚式場ホームページで実施するべきSEO外部対策

良質な被リンクを数多く獲得する

一番手っ取り早いのは大手ポータルサイトからお金を払ってでもリンクをもらう、リンク張ってくれるなら契約したほうがいいと思いますが(ただし、リンクがnofollow属性だと意味ないのでご注意ください)、現実的には難しいと思います。
その場合、自社で運営している姉妹店のサイト同士を相互リンクしたり、レストランやホテルなどの別のサービスサイトと相互にリンクをはりあうなどもありですね。というかした方がいいと思います。
ちなみに、以前に比べると減ってはいるものの、低品質な外部リンクを販売している悪質なSEO業者もいますのでご注意ください。低品質な(ユーザーにとって価値がないとGoogleが判断したサイト)コンテンツからの不自然な外部リンクはペナルティの対象となるので、気を付けましょう。
ウェディング業界のSEO対策

まとめ

「SEO対策」と検索すると非常に多くのブログや解説記事が出てきますが、執筆時期によって内容が違ったりわからないことも多いと思います。そもそもGoogleが検索結果のアルゴリズムを公表していないので、誰も正解がわからない中で、こう言ってしまうともともこもないような気もしてきますが、しっかり対策して成果を上げている結婚式場やサイトがあることも事実なので、この記事で書いたような基本的な対策はまずしっかりと取り組むことをオススメします。また、リソースが足りない、知見がないなどの理由で外部の業者に依頼することもあると思いますが、低品質な外部リンクを販売する悪質なSEO業者も残念ながら一定数いるので、そこだけは気を付けてください。プラスにならないだけではなくマイナスになるので。
おわり

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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