ウェディングプロデュースとウェブサイトの開発・制作の意外な共通点とは?

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サイト開発とウェディングプランニングの意外な共通点とは_サムネイル

結婚式のプランニング(プロデュース)とウェブサイトの開発の両方を、それなりに詳しく知っている人って実はあんまりいないのではないかと思ってます。もちろんウェブサイト制作を発注するウェディングプランナーもいれば、自分の結婚式を挙げるエンジニアもいるでしょうが、裏側の動きまではお客さんの立場だと見えないですよね。私個人の経験として、ブライダル企業とネットベンチャーの両方での業務経験があり、よくよく考えると結婚式のプランニングとウェブサイト開発って似ているところが多いんじゃないのか?と思ったのが今回の記事を書こうと思ったきっかけです。特に結論があるわけじゃないですが、読み物としてご覧いただけるとありがたいです。

体制の共通点

それぞれの体制図の例

ウェディングプランニング サイト制作
クライアント 新郎新婦 依頼主
ディレクション ウェディングプランナー WEBディレクター
コンテンツパートナー ドレススタイリスト アートディレクター
ヘアメイクアップアーティスト テクニカルディレクター
フローリスト デザイナー
サービス フロントエンドエンジニア
シェフ バックエンドエンジニア

サイト開発とウェディングプランニングの体制

だいたいこんなイメージです。もちろん、プロデュースには司会者や音響スタッフなど上記に含まれていない人もいますし、サイト開発もエンジニア1名ということもないですが、おおよそはこういった体制で進めることが多いです。また、1つ注意として、各担当者の関係は上位下位ではなく、ディレクションと各部分担当という役割の違いです。

2つの体制の共通点

依頼主がいて、それに対して全体のディレクションをする立場の人がいて、各領域を担当する人がいて、ゴールまでのスケジュールがある程度決まっていて、1つのアウトプット(結婚式とウェブサイト)を出すためにチームになって一丸となって取り組むところ、ここが似ているなと思います。

ディレクションをするプランナー、ウェブディレクターには全般的な幅広い知識や経験が求められますし、各担当者は専門職ともいえるようなその領域に特化したスキルや経験が求められるところも共通点と言えます。

 

進行手順の共通点

  ウェディングプランニング サイト制作
1 結婚式場決定 発注決定
2 コンセプト設計 サイト制作の目的の決定
3 スケジュール、流れの決定 スケジュール、流れの決定
4 衣裳打合せ サイト構造設計
料理打合せ ページ別のワイヤー設計
進行打合せ リンクの設計
装花打合せ デザイン
写真、映像、司会、音響、その他コンテンツ打合せ コーディング
5 最終打合せ(確認) テストアップ
6 リハーサル(一部コンテンツ) テスト
7 結婚式 リリース

上記のような流れです(だいぶ端折っているところはありますが…)。最初にコンセプトや目的を決め、スケジュールや体制などを決めた後、各担当者との打合せや作業が進み、本番前にテストしてから本番へ、というところも似ているところです。

各担当者の作業進行や決まった内容やアウトプットをディレクションを担うプランナーやウェブディレクターが随時確認・進行をコントロールしてプロジェクトを進める、というのも共通ですね。

 

この共通点から今後ブライダルで起こることを予測してみる

共通点多いですねー!おしまい、という記事では味気ないので、これからどんなことが起こるのかを考えてみます。まるっきり同じではないですし、ウェディングは特定の業界、開発は全業界に共通してかかる会社機能の一部、なので、相違点ももちろんあるという前提で、個人的な見解について書かせていただきます。

フリーランス化が進む

エンジニアやデザイナーはフリーランスで活躍する人が増えてきています、ディレクターもそうですね。組織に所属しなくても、プロジェクト単位で参加してそのプロジェクトが終わったらまた解散、人によっては複数プロジェクトを同時に担当している人もいます。サイト制作は究極的にはPCがあればどこでも作業ができるので、こういった働き方ができるんですね。これは会社にとっては固定費を抱えなくていいというメリットもありますし、個人にとっても腕に自信があれば自分のペースで好きなクライアントとだけ仕事ができるというメリットがあります。

ブライダルの場合も、プランナー、司会、音響、フォトグラファーのように大型のアイテムを必要としない職種ではフリーランス化が進んでいくんじゃないかなと思います。今の市場環境では潤沢な採用も難しいですし、固定費を多く抱えるほど経営状況が安定している会社も多くありません。となるとできるだけ固定費(人件費)を抑えつつ、でも売上は確保したいと考えるので企業側もフリーランスプランナーと提携するメリットが出てきます。一方、プランナー個人にとってもスキルの幅を広げる、働き方に多様性を持たせたいなどのニーズに対応できるのでメリットがあります。

稼げる人と稼げない人の差が開く

もしフリーランスが進むと、稼げる人と稼げない人の差が顕著になっていきます。フリーランスになると企業または新郎新婦からの依頼が来るかどうかですべてが決まるので、スキルが高く適切な露出・知名度向上ができる人はどんどん依頼が来るようになるのでどんどん稼げるようになります。その一方、依頼のこない人は仕事がないので全く稼げなくなります。実力の差がもろに出る世界ですね。

さすがにエンジニアのように数千万円の年収、まではいかないと思いますが、それでも平均的なプランナーの2~3倍程度稼ぐ人が現れても不思議ではないと思いますね。

以前(何年か前に)、Crazy Weddingの山川さんが1組限定でプロデュースを募集したときの最低価格が相当高かったと記憶しており、実力が伴う人気プランナーになれば、そのような世界にもなるといういい事例だったなと思います。

結婚式の選び方が変わる

このようにフリーランス化が進み、個人で活動する人が増えてくると、徐々に「結婚式場からまず選ぶ」というスタンダードなスタイルも変わっていくのではないかと思います。以前から言われているようなユーザーニーズに引きずられてプランナーから選ぶ、という背景ではなく、働く側の人たちのスタンスの変化(プランナーとしてセルフブランディングしていく人が増える)が背景で変わっていく、という流れですね。

となると、会場側は今は新郎新婦からどうやって選ばれるのか?のために知恵を絞ってゼクシィに出稿しているわけですが、将来的には「どうやってプランナーに選ばれるか(プランナーがお客様に提案したいと思われるか)」に変わっていくんじゃないかなと思います。

結婚式場が雇用するプランナー、という構図から、フリープランナーがいい会場を選ぶ、という構図への変化です。変化の遅い業界なので10年くらいはかかりそうな気はしますが、起こりうる時代の流れのような気がします。

 

ウェディングと開発が似ている話まとめ

  • ディレクターを中心に専門領域に特化した担当者がチームを組むこと
  • 1つのゴールに向かってチームで取り組んでいくこと
  • コンセプト設計→具体的な各タスクの進行→テスト、とプロジェクトを進めていくこと

これらが両者に共通するポイントです。このような共通点から、今後ブライダル業界でも働く人のフリーランス化や実力格差の拡大といったことは起こるんじゃないかなと思いました。

 

おわり

 

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