ブライダル業界の未来予測をするときに教育業界が参考になると思う理由とは?

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ブライダル業界の未来予測に教育業界が参考になる理由とは_サムネイル

結婚式場を運営している企業にとって、自社の予算や計画を立てることももちろん大事ですが、ブライダル業界全体でどういったことが起こっていくかを想定することも同じく重要です。というのも、短期的な視点での最適化される施策であっても、これからの時流やマーケットの動きと逆行するような施策や投資であれば長期的にはマイナスになる可能性が高いからです。マーケットの予測をするときの1つ方法が他の業界で起こっていることが参考になるという点。今回の記事では、一見全く関係のなさそうな教育業界でこれまで起こってきたことをもとに、ブライダル業界のこれからがどうなるかを考えてみました。

ブライダル業界の未来予測

未来予測せよ、と言われてもかなり漠然としてしまいますよね。マーケットがこれからどうなっていくのかを考えるときに重要なのは

  1. マクロ環境がどう変わっていくか
  2. それに伴いカスタマーがどう変わっていくか
  3. そして事業者が提供するサービスがどう変わっていくか

私はこの3点がポイントになると思います。ブライダル業界視点で見てみると、1.のマクロ環境の変化という点では、

  • スマホの登場、SNSの浸透、情報量の拡大→結婚式場の選び方が変化
  • 非正規雇用の拡大、国民全体の世帯年収の低下、格差の拡大→結婚式単価の2極化が拡大

こういった流れで変化が起こってきました。原因となっている要素はいずれもブライダル業界とはほぼ関係ない事象ですが、こういった社会環境の変化も大きく業界全体に影響します。2.カスタマーの変化もこういったマクロ環境の変化に引きずられて変化していくことがほとんどです。10年前にインスタで式場集客ができる!と言っていた人は皆無でしょう。

そして3.の事業者が提供するサービスの変化という点でも、

  • CRAZY WEDDINGをはじめとしたオリジナルウェディング
  • スマ婚などの低価格サービスやフォトウェディングなど新しい形態のサービス

こういったカスタマーの変化(デモグラ的要素や価値観の変化など)に合わせて、次々と新しいサービスが出てきています。例えば2012年にFacebookが浸透しておらずスマホもなかったとしたら、CRAZY WEDDINGのここまでの爆発的な成長にはつながらなかったでしょう。

このように、事業者側から新しい価値観のサービスが提供されることでその市場が新しく創造・掲載されていきまた新たなカスタマーを呼び込んでいくという流れも起こっていきますし、その背景にはマクロ環境とカスタマーの変化が起こっているのです。

ブライダル業界のこれまでの変化_2

こういった流れが起こってきた中で、大事なのはこれからどうなっていくのかをどのように考えて投資や企画を練っていくかということ。マクロ環境がこれからどのように変化していくかは盛んに議論されていますが、これだけ時代の変化スピードが早くなっている中で、正確に予測することは事実上不可能でしょう。

そこで、1つの考え方としてあるのが「他の業界ではどのような変化が起こってきたのか?」。少し広い範囲で考えると、アメリカで流行ったサービスが数年後に日本で流行るなど、どこかで一度起こった事例が別の条件下で起こることはよくあることです。

私がこれからのブライダル業界で起こることを予測するのに参考になる業界、それは「教育業界」です。

一見全く関係なさそうにも見えますが

  • 人生において重要なライフイベントが対象の業界であること
  • 元々は労働集約型のビジネスモデルであること

など、意外と共通点が多いので、参考になる部分は多いんじゃないかなと思っています。

だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、では次から教育業界で起こってきたことをもとに、ブライダル業界が今後どうなっていくかを予想していきます。

 

教育業界でこれまで起こってきたこと

私は教育業界のプロではないので自分で調べた内容を簡単にまとめるにとどめますが、これまでざっくりと下記のような流れが起こってきていると思います。

  1. 学習塾・予備校で集団で受験勉強(代ゼミ、東進ハイスクール、など)
  2. 家庭教師が拡大して授業のパーソナライズ化(トライ、学研、など)
  3. オンライン授業で格安に地理的制約もなく学習が可能に(広く言えばEdTech、など)

教育業界のこれまでの変化

このようにビジネスモデルの変化やテクノロジーの発展を背景に、これまで大きな変化が起こってきています。

この変化のキーになるのは

  1. ユーザーニーズの変化(ここでいうと生徒の目的ごとにニーズが変わる)に伴うサービスのパーソナライズ化
  2. テクノロジーの変化に伴うビジネスモデルの変化(サブスクリプション型へ)

この2点。今30代の方々が勉強していた方法とはまるっきり違う選択肢の中で今の学生たちは学習を進めていることになります。

さて、同じようなフォーマットでブライダル業界を描くとどのようになるでしょうか?

ブライダル業界でも同じように当てはめると…

  1. 結婚式場がフルパッケージの結婚式を提供
  2. プロデュース特化、オリジナルトレンドでパーソナライズ化されたオリジナルウェディング
  3. さてこれから先は?

こんな感じになりますかね?ではこれから先(一番右の赤いところ)、どうなるでしょうか?

 

同じことがもしブライダル業界で起こるとどうなるか?

ブライダル業界のこれからを予想

結論から書いてしまいますが、「オンラインに公開されているウェディングプロデュースノウハウを見て、新郎新婦が自分たち手結婚式をプロデュースする時代がくる」と予想します。

パーソナライズ化された自分たちらしいオリジナルウェディングのノウハウを体系化して公開し、それを閲覧するために課金が必要、というモデルにしていくことで、地理的制約・時間的制約を超越して、誰でも安価に自分たちで自分たちらしい結婚式を作れるような世界になるのかなと。1顧客に対して1プランナーがつく1:1の関係性から、カスタマーサポート的アプローチの1:Nの関係性に変わっていくわけですね。

  • 具体的には、完全に一人でやるためのノウハウをコンテンツとして掲載したウェブサイトなりアプリがあり、新郎新婦はそれを見るために課金する
  • 課金形態は、スーパーマリオランのような買い切り型で、ユーザー負担はそれ以外は実費のみ
  • プラットフォーマーの収益源はユーザーからの課金と、もしアイテム提供まで広げられれば販売手数料

事業運営者目線ではこのあたりがポイントになるでしょう。

ユーザー目線でも、

  • どこにいても、いつからでも準備を始められる
  • 自分たちのイメージと近い結婚式ノウハウの動画講座を見れば自分たちで結婚式を作れる
  • 結婚式場の紛らわしい料金形態でもなく、プロデュースサービスのようなプロデュースフィーもかからないのでお得

このようなメリットがあるはずです。

また、これを実現するのに必要な動画制作のノウハウはもはや一般化しているので誰でもできる(しかも顔出しが嫌ならバーチャルでも作れる)、SNSの拡散力も強い、ウェディングアイテムのECサービスなども増えている、ことからマクロ環境的にもできる土台は整っているように思いますね。

ほら、起こりそうじゃないですか?

 

教育業界を参考にしたブライダル業界の未来予測のまとめ

もしこういう世界が実現すると、そのプラットフォームを抑えた人たちが勝てるはずで、そうなると

  • ユーザーにノウハウを提供するプラットフォーマー(今は不在)
  • ウェディングを構成するアイテムを提供するプラットフォーマー(CORDYやChooleなど)

この2つが存在するはずで、特に前者はまだ誰もいないので先行者有利が働く状況かなと思います。有名人がYoutuberへ続々と参戦してきているので、そのうち出て来るんじゃないかなと思います。ちなみに、もし動画コンテンツを配信するとしたら、配信先のプラットフォームは絶対にYoutubeではないと思いますよ。

 

おわり

 

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