更新日 2021年09月01日

結婚式の料理・飲料の市場規模はいくらなのか?

0052_結婚式の料理・飲料の市場規模

アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。

今回の記事では、結婚式の「料理・飲料」の市場規模を算出してみます。料理と飲料は婚礼売上に占める割合が一番大きい項目です

 

ブライダル業界における料理・飲料の位置づけ

52_ブライダル業界における料理・飲料の位置づけ

結婚式における料理飲料はメインのアイテムと言っても過言ではなく、列席するゲストが結婚式で一番楽しみにしていることは料理というアンケート結果があるほど非常に重要な要素です。

婚礼料理はフレンチやイタリアン、和食、中華などのコース料理を中心に、ウェディングケーキ、デザートビュッフェなどのアイテムがあります。飲料はウェルカムドリンクとフリードリンク、シャンパンなどの乾杯酒を用意しているところが多いでしょう。

また、市場の位置づけでは、ブライダル関連市場>挙式披露宴・披露パーティ市場の中の一部、と言えるでしょう。

 

結婚式の料理・飲料の市場規模

52_結婚式の料理・飲料の市場規模

結婚式の料理・飲料の市場規模は以下の式で算出できます。

結婚式の料理・飲料の市場規模=婚礼実施組数×1婚礼当たりの料理・飲料にかかる費用

  • 婚礼実施組数:30.1万組
  • 1婚礼当たりの料理・飲料にかかる費用:117.8万円

これらの数値をもとに、3,546億円程度だと試算できます。

ちなみに、挙式披露宴・披露パーティ全体の市場規模は約1兆800億円程度と予想されるので、全体の約40%弱と非常に大きな割合を占めていることが分かります。

 

結婚式の料理・飲料の市場規模についてまとめ

料理・飲料の市場規模を切り出して見ることはブライダル事業者ではあまりないですが、これから飲食領域で参入を検討している、卸先として結婚式場への営業を検討しているなどの場合は少しは参考になるかなと思います。

ただ、ブライダル業界の特徴として圧倒的なシェアを持ったガリバー企業が不在なので、新規開拓営業の難易度は高いかもしれません。

また、別記事で料理・飲料以外の市場についても分析した記事を参考で載せておきますので、興味あればご覧ください。

ブライダル業界の市場規模はどれくらい?関連市場も含めた算出結果まとめ

※この記事の情報ソース

この記事を書いた人

市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル3.0を実現する」をミッションに掲げ、ブライダル事業者向けマーケ支援、ブライダル特化の人材紹介、Leju(フリープランナープラットフォーム)を運営しています。マーケティング、事業企画が得意。

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