更新日 2018年09月19日

【結婚式場の集客】Facebook広告で成果を上げるためのポイントとは?

結婚式場の集客で使うFacebook広告のポイント

ゼクシィやみんなのウェディング、ウエディングパークなどのブライダル媒体だけではなく、最近はFacebook広告を出稿している結婚式場も多くなってきました。Facebook広告やtwitter広告などのSNS広告の運用で成果を上げるためには、ブライダル媒体の運用と比べて非常に細かなチューニングが重要になってきます。経験を積んだスタッフが社内にいる、または信頼できる代理店に依頼できている場合は特に問題ないかもしれませんが、そうでない場合はどのように出稿を調整すると成果が上がるのか、悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。そこで今回の記事では、結婚式場集客でFacebook広告を出稿する場合にどんなポイントを意識して運用すればいいのかをまとめました。既に運用をされている方も、これから出稿を検討している方も、参考にしてもらえるとうれしいです。※今回の記事では、Instagram広告についてはFacebook広告とポイントが似ているため特化して言及はしておりません。

Facebook広告とは?

Facebook広告とは
Facebook広告とは、世界でも代表的なSNS「Facebook」の中で表示される広告のことで、リーチできるユーザー数の多さやターゲティング精度の高さとオリジナリティ、広告配信のユーザビリティの観点などから、昨今では多くの企業がFacebook広告を利用しています。ブライダル業界においても、ゼクシィや楽天ウェディングなどのブライダル媒体はもちろん、多くの結婚式場がFacebook広告を出稿しています。デジタルマーケティングのWEB広告では、他にもリスティング広告やtwitter広告、DSP広告など、様々な広告手法がありますが、Facebook広告はそれらの広告手法と比べて、以下のような特徴があります。

  • リーチできるユーザー数が多い
  • ターゲティングの精度が高く他の手法にはないアプローチが可能
  • 配信可能な広告のバリエーションが豊富
  • 利用ユーザーのほとんどがスマホを利用

リーチできるユーザー数

Facebookの国内の月間アクティブユーザー数は2,800万人いて、かつ月間アクティブ率は56.1%と非常に高く、国内には配信対象となる多くのユーザーがいることがわかります。また、ユーザー数の年齢別の分布は以下のようになっており、幅広い層が利用していると言えます。結婚式のメインターゲットとなる20代後半から30代前半の女性の数も多く、ブライダル集客の活用期待値の高い媒体です(データ元はこちら)。さらに、Facebookには、①基本的に実名で登録する、②人とのつながりを非常に重要視している、③趣味や学歴、職業などの情報を登録している人が多い、といった点が特徴的なSNSで、情報の信頼度も拡散力も高いので、ビジネスに利用することに非常に適した手法だと言えます。
Facebookの年代別・性別のユーザー数

ターゲティング精度が高い

Facebook広告の特徴は、他の広告手法と比べて非常に細かく配信条件を設定することができ、精度の高いターゲティングができる点です。性別、年代、趣味・嗜好などに加え、学歴や出身地、職業なども条件で設定することができます。特にブライダル業界であれば交際ステータスも設定可能で、婚約中や交際中のステータスの方に絞って広告を配信出来たり、既婚ステータスの人を配信対象から除外できたりするので、無駄な広告配信を減らすことができ、意図に沿ったターゲットに広告を配信できる可能性が高くなります。また、ターゲットに設定する特定の属性を持つユーザー群をオーディエンスと呼び、Facebook広告では、コアオーディエンス、カスタムオーディエンス、類似オーディエンスの3つがあります。
Facebook広告のオーディエンス

配信可能な広告のバリエーションが豊富

リスティング広告はテキストのみ、ディスプレイ広告はバナーのみなど、他の広告手法では配信できる広告フォーマットが限られていますが、Facebook広告では様々なフォーマットの広告配信が可能です。一般的な画像+テキスト+リンクのフォーマットだけではなく、動画広告やキャンバス広告、複数の画像とリンクを設定できるカルーセル広告など、ユーザー属性やステータス毎に配信を設定することができます。また、最近ではストーリー広告やインスタントアーティクルなど新たなフォーマットも登場してきており、常に進化し続けている媒体と言えます。

利用ユーザーのほとんどがスマホを利用

日本国内のFacebook利用時の使用デバイスは95%がスマホというデータもあるように、Facebookはアプリ、ウェブ問わずモバイルに最適化されたSNSです。最近の結婚式場探し7割以上のユーザーがスマホとも言われているので、ターゲットとなるユーザーの行動とも非常に相性がいいと言えるでしょう。

その他の特徴

Facebook広告は非常に少額で広告運用を始めることができます。通常のブライダル媒体だと雑誌1エージ出稿するのに●●万円とか、ウェブ媒体上に自社会場を掲載するのに1か月間で●●万円とか、少なくとも数万円~数十万円単位で広告宣伝費がかかってしまいますが、Facebook広告は数百円や数千円などより少額から始めることができます(もちろん、少額すぎると成果獲得の難易度は高くなります)。さらに、管理画面も非常に使いやすくなっており、最初は戸惑うかもしれませんが慣れてしまえば手軽に広告出稿のチューニングを行うことができます。
 

Facebook広告を利用するメリットとデメリット

ここまで簡単にFacebook広告の特徴をあげましたが、メリットだけでなくデメリットについても触れておきます。

Facebook広告で結婚式場の集客をするメリット

  • 細かくターゲット設定できるので、自社会場に適したユーザーに絞って広告を配信できる
  • 広告バリエーションが豊富なので、告知したい内容によってユーザーへのアプローチ方法を最適化することができる
  • リンク先の自社ページがスマホ対応していれば、スマホユーザーへ効果的にリーチすることができる
  • 広告配信を少額で開始することができ、結果を見ながらテストを繰り返すことができる

Facebook広告で結婚式場の集客をするデメリット

  • 基本的にインプレッション課金での配信が多いため、認知拡大のための幅広いリーチにはかなりのお金がかかる
  • 成果を上げ続けるためには、配信設定とクリエイティブの細かな運用が必要(PDCAのスピードが成功のキモ)
  • 媒体の仕様変更や新機能の追加などの頻度が高く日本語サポートが若干遅いため、その都度キャッチアップが必要
  • ブライダル業界に特化した媒体ではないため、配信設定がうまくいかないと広告の無駄うちが増える可能性がある

Facebook広告で成果を上げるためには、これらの特徴やメリット・デメリットを理解した上で、他の集客チャネルとマッチするような運用をすることが重要です。では次に、これらを踏まえて結婚式場の集客にFacebook広告を使う場合の運用ポイントをまとめます。
結婚式場集客でのFacebook広告のメリット・デメリット
 

結婚式場の集客でFacebook広告で成果を上げるためのポイント

ポイント①:ターゲティングの設定

結婚式場の集客でFacebook広告を利用する場合、基本的には来館予約や資料請求の獲得が目的となるでしょう。先ほども書いたように認知拡大には正直あまり向いていないと思います。その場合、配信ターゲットに設定すべき優先順位は以下のようになります。

  1. リマーケティングの出稿
  2. 類似オーディエンスへの出稿
  3. コアオーディエンスへの出稿

1.リマーケティングへの出稿

リマーケティングとは、過去に一度サイトに来訪したことがあるユーザーに対して、広告を配信する手法です。一度サイト来訪したことがあるということは、現時点で結婚式場探しをしている真っ最中のユーザーである可能性が高いので、来館予約や資料請求の獲得を目的とした場合、最も期待効果が高いと言えるでしょう(逆に、新たな認知は広がりませんが)。Facebook広告をこれから始める場合は、まずはリマーケティングに絞って始めて、もし期待していた効果が出れば、徐々に配信対象を広げていくという方法がオススメです。
リマーケティングの場合、すでにサイト来訪経験があるので、広告をクリックした際のランディングページは会場ホームページのトップよりも、ブライダルフェアや来館予約フォームへできるだけストレートに導くような専用LPを用意することが望ましいです。サイト内を回遊させるのではなく、とにかく目的にスムーズにたどり着けるような導線を設計しましょう。
また、リマーケティングの配信設定するためには、事前にFacebookピクセルを自社サイトに埋めこみユーザーリストを作ることが必要です。Facebookピクセルは管理画面から取得できるので、コードをコピーしてシステム担当者にサイトに埋め込んでもらいましょう。
リマーケティングをする際に注意しなければいけないのは、そもそもサイトへの来訪者数が少なすぎる場合、ユーザーリストが小さすぎて配信できないことがある、という点です。もしリストが小さすぎて配信できない場合は、サイト自体の来訪数を増やすための施策を動詞に行うか、いったんリマーケティング配信はしない判断をしましょう。

2.類似オーディエンスへの出稿

類似オーディエンスへの出稿とは、まず過去の来館予約や資料請求をしたユーザーのメールアドレスなどをもとにカスタムオーディエンスを作成し、そのカスタムオーディエンスから類似オーディエンスを作る、そしてそのオーディエンスに向けて広告を配信する、という方法です。できれば1,000件以上のメールアドレスデータでカスタムオーディエンスを作成し

  • 類似1%以内
  • 類似1%~2%以内
  • 類似2%~3%以内
  • 類似3%~4%以内

これらのオーディエンスを作成しましょう。いずれも管理画面からの操作で作成可能です。類似のパーセンテージが近いほど、Facebook上でカスタムオーディエンスと類似した挙動をしているユーザーになるので、来館予約や資料請求など同じ行動をしてくれる期待値が高いと言えます。広告予算とオーディエンスのサイズ次第ではありますが、まずは1%以内から初めて効果を見ながら徐々に配信対象を広げていくといいでしょう。

3.コアオーディエンスへの出稿

上記2つの配信を行い、期待していた成果を得られた場合は、オーディエンスまで広げた配信もトライしていいと思います。結婚式場の集客で使えそうなセグメントでは、年齢、性別、エリア、交際ステータス、趣味・興味といったところでしょうか。ただ、正直なところコアオーディエンスへの出稿で来館予約や資料請求を目的とした場合に、CPAが合う可能性は高くないと思うので、例えば大規模なイベントを実施する場合や、明らかに特徴的な商品(結婚式)の提供を開始する場合など、告知や認知拡大目的も兼ねる場合に活用するといいと思います。

ポイント②:広告のクリエイティブ

広告フォーマットの選び方

Facebook広告には多様な広告フォーマットがあるので、配信対象や目的によって最適なフォーマットを選択する必要があります。例えばリマーケティング配信であれば、目的は来館予約に絞られるのでカルーセル広告など複数の導線を設けるのではなく一般的な画像広告フォーマットでストレートにブライダルフェアを誘致する方がよく、類似オーディエンスへの配信であれば、過去の来館者と似たような属性ではあるものの自社サイトへの来訪歴はないので、複数の情報を伝えられるカルーセル広告や動画広告、スライド広告などの方が期待効果は高いと思います。また、コアオーディエンスへの配信であれば、動画やストーリー広告など、初めて見るユーザーが興味を引くような広告を心がけるといいと思います。

広告クリエイティブの作り方

Facebook広告で成果を上げるためにはクリエイティブの更新は必須。一度作って終わりではありません。ユーザーがクリックしたくなる・興味を持つクリエイティブを定期的に更新し続けることが重要です。配信対象サイズやフリークエンシーにもよりますが、ユーザーリストサイズが特に小さい場合はすぐにクリエイティブが枯れてしまうので、できれば2週間に1度くらいの頻度で新しい広告クリエイティブを入れられるようにしたいところです。
その際、特にバナーなどの制作体制をいかに作るかがポイントになるのですが、もし自社でデザイナーを採用することが難しく安定的な政策体制を構築することが難しい場合は、クラウドワーカーの活用も視野に入れていいと思います。クラウドワークスやランサーズなどはデザイン案件も多くデザイナーも多いので、比較的見つけやすいと思います。

ポイント③:広告の運用体制

もし可能であれば、専任の担当者を社内で囲いインハウスで運用したほうがいいと思います。運用の更新頻度も早いですしPDCAをスムーズに回せるからです。ただ、正直なところウェブにさほど明るくないウエディングプランナーの方が片手間でやるには、専門分野も違うし業務量的にもかなり厳しいと思うので、もし専任の担当者を社内におけない場合は外部の代理店を利用したほうがいいでしょう。業界平均的には約20%程度の手数料がかかりますが、運用の仕方一つで全く成果が変わってくるので、素直に広告運用のプロにお任せしたほうがいいと思います。
 

まとめ

Facebook広告の特徴と、ブライダル業界、結婚式場集客で成果を上げるためのポイントをまとめました。ブライダル業界で働く方は普段からユーザーとしてFacebookを活用している方も多いので広告を見たことがある方が多いと思います。出稿すること自体はそれほど難しいわけではないですが、成果を上げるとなると先ほど挙げたようにポイントをしっかり押さえた精度の高い運用が必須です。しっかりとした運用ができず、やっては見たけど成果が出なくてもうやめた(もうやらない)というのは非常にもったいないと思うので、今回の記事が運用の見直し新たな配信のきっかけになってもらえるといいなと思います。
 
おわり

市川 貴之

この記事を書いた人
市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル業界で働く人のよりどころに」をビジョンに掲げ、ブライダルコンサルティング、ブライダル業界専門の転職支援サービスを運営しています。お仕事の依頼は「お問合せ」、転職のご相談は「ブライダル専門の転職相談」からお受けしております。

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