ウェディングドレス・結婚式の新婦衣装の市場規模はいくらなのか?

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ブライダル業界のドレスの市場規模

今回の記事では、ブライダル業界における「ウェディングドレス・結婚式の新婦衣装」の市場規模を算出しました。ウェディングドレスをはじめとした新婦衣装は結婚式において料理・飲料の次に見積りに占める割合が大きく、売上観点で非常に重要なアイテムであると同時に、ウェディングドレスを着た花嫁姿にあこがれを持っている女性も多く、結婚式の雰囲気やイメージを決める最重要のアイテムであるともいえます。最近のウェディングトレンドとして、カジュアルスタイルのウェディングやフォトウェディングなど新しいジャンルのスタイルも流行ってきていますが、いずれのスタイルでもドレスは必須アイテムなのでトレンドに左右されない堅調な市場だと思います。現状で結婚式場を運営していて自社のドレスブランドを外販していくことを検討しているケースや、異業種からの新規参入を検討している方などの参考になればと思います。

結婚式のウェディングドレス・新婦衣装の位置づけとは?

結婚式での新婦衣装はウェディングドレスやカラードレスの洋装、白無垢、色打掛などの和装があります。ほとんどの新婦がどちらかまたは両方の衣装を着ており、お色直しをする場合は2着または3着以上を一回の結婚式で着ることもあります。ドレスブランドを自社で内製している会社もあれば、独立したドレスブランドと提携している会社もあり、一概に新婦衣装の売上が会場収益となる、と言い切れる場合だけではないですが、いずれにせよ集客面でも組単価の面でも重要度の高いアイテムだと言えます。

市場の位置づけでは、ブライダル関連市場>挙式披露宴・披露パーティ市場の中の一部、と言えるでしょう。

結婚式の新婦衣装市場の位置づけ

ウェディングドレス・結婚式の新婦衣装の市場規模

市場規模の算出方法

まずウェディングドレス・結婚式の新婦衣装の市場規模の算出方法ですが、以下の数式で算出できます。

ウェディングドレス・結婚式の新婦衣装の市場規模=婚礼実施組数×新婦衣装の着用率×新婦衣装にかかる費用単価

つまり

  • 婚礼実施組数
  • 新婦衣装の着用率
  • 新婦衣装にかかる費用単価

この3点がわかれば算出可能となりますので、それぞれの数値を見てみましょう。

婚礼実施組数のデータ

今回の市場規模算出では一般的な挙式・披露宴スタイルのみではなく、フォトウェディングなど新しいスタイルのウェディングも婚礼実施組数としてカウントしています。いずれのスタイルでもウェディングドレスは着用するからです。

2017年の婚姻組数 608,085組 出典:ブライダル総研
挙式・披露宴実施率 85.2% 出典:ブライダル総研 結婚総合意識調査2017

608,085×85.2%=518,088

年間の(ウェディングドレスなど新婦衣装を着用する)結婚式実施組数は「518,088組」となります。

新婦衣装の着用率

ここでは、2つのデータを参考にします。

新婦衣装の種類別の着用率

ウエディングドレス 94.7%
カラードレス 69.5%
色打ち掛け 22.5%
白無垢 11.8%
黒引き 0.2%
その他 2.8%
無回答 0.4%

結婚式の新婦衣装別の着用率

出典:ゼクシィ結婚トレンド調査 2017

新婦衣装の組み合わせパターン別の着用率

ウエディングドレス+カラードレス 55.6%
ウエディングドレスのみ(1着) 11.9%
ウエディングドレス+色打ち掛け 7.5%
ウエディングドレス+白無垢 2.1%
ウエディングドレス+白無垢+色打ち掛け 2.5%
ウエディングドレスのみ(2着以上) 2%
ウエディングドレス+カラードレス+色打ち掛け 7.7%
白無垢+色打ち掛け 1.3%
カラードレス+白無垢 0.7%
カラードレス+白無垢+色打ち掛け 1%
ウエディングドレス+カラードレス+白無垢+色打ち掛け 1.6%
白無垢のみ 0.4%
ウエディングドレス+カラードレス+白無垢 1.4%
その他 3.8%
無回答 0.4%

新婦衣装の組み合わせパターン別の着用率

出典:ゼクシィ結婚トレンド調査 2017

これらのデータをもとに計算すると新婦衣装の着用率は「100%」となり、全体で見ると何かしらの衣装を着用していることになります。

新婦衣装にかかる費用単価

10万円未満(0を含む) 3.3%
10~20万円未満 6.2%
20~30万円未満 12.3%
30~40万円未満 18%
40~50万円未満 14.5%
50~60万円未満 17.9%
60~70万円未満 11.8%
70~80万円未満 5.8%
80~90万円未満 4.2%
90~100万円未満 1.1%
100万円以上 4.9%
平均・万円 46.5万円

新婦の衣装総額

出典:ゼクシィ結婚トレンド調査 2017

ウェディングドレスなど新婦衣装にかかる費用の平均は「46.5万円」となります。

 

ウェディングドレス・結婚式の新婦衣装の市場規模は?

ここまでのデータをまとめると以下のようになります。

婚礼実施組数 518,088組
新婦衣装の着用率 100%
新婦衣装の費用単価 46.5万円

結婚式の新婦衣装の市場規模

結論は「約2,409億円」となります。

ちなみに、挙式披露宴・披露パーティ全体の市場規模は約1兆2,900億円程度と予想されているので、全体の20%弱程度です。今回の記事では全国計の規模を出していますが、出典元のデータでは最小で都道府県単位のデータも取得可能なので、進出を検討されている場合は同じロジックでより細分化された数値を出されるとよいかと思います。

また、別記事でウェディングドレス・新婦衣装市場以外についても分析した記事を参考で載せておきますので、興味あればご覧ください。

ブライダル業界の市場規模はいくら?関連市場も含めた算出結果まとめ

 

新婦衣装の種類別の市場規模

最後に、さらに細分化した新婦衣装の種類別の市場規模も算出してみたので参考に載せておきます。ただ、ウェディングドレス以外のサンプルデータのN数が少ないので、あくまで参考程度にご覧ください。

それぞれの市場規模算出ロジックは同様に以下の数式の通りで、衣装着用率は先ほ紹介したデータをもとにしています。

新婦衣装の種類別の市場規模=婚礼実施組数×衣装種類別の着用率×衣装種類別の費用単価

ウェディングドレスの市場規模

5万円未満 2.7%
5~10万円未満 5%
10~15万円未満 9.4%
15~20万円未満 10.6%
20~25万円未満 17%
25~30万円未満 16%
30~35万円未満 19.5%
35~40万円未満 7.8%
40~45万円未満 5.6%
45~50万円未満 1.5%
50万円以上 4.9%
平均・万円 25.6万円

ウェディングドレスの費用

出典:ゼクシィ結婚トレンド調査 2017

ウェディングドレスのデータをまとめると以下のようになります。

婚礼実施組数 518,088組
新婦衣装の着用率 94.7%
新婦衣装の費用単価 25.6万円

ウェディングドレスの市場規模は「約1,256億円」となります。

カラードレスの市場規模

5万円未満 2.2%
5~10万円未満 6%
10~15万円未満 12.2%
15~20万円未満 13.2%
20~25万円未満 19.5%
25~30万円未満 17.3%
30~35万円未満 16.5%
35~40万円未満 6%
40~45万円未満 3.9%
45~50万円未満 1%
50万円以上 2%
平均・万円 23万円

カラードレスの費用

出典:ゼクシィ結婚トレンド調査 2017

カラードレスのデータをまとめると以下のようになります。

婚礼実施組数 518,088組
新婦衣装の着用率 69.5%
新婦衣装の費用単価 23万円

カラードレスの市場規模は「約828億円」となります。

色打掛の市場規模

5万円未満 2.9%
5~10万円未満 5.5%
10~15万円未満 11%
15~20万円未満 10.6%
20~25万円未満 17.7%
25~30万円未満 9%
30~35万円未満 16.8%
35~40万円未満 6%
40~45万円未満 10.5%
45~50万円未満 1.7%
50万円以上 8.2%
平均・万円 26.3万円

色打掛の費用

出典:ゼクシィ結婚トレンド調査 2017

色打掛のデータをまとめると以下のようになります。

婚礼実施組数 518,088組
新婦衣装の着用率 22.5%
新婦衣装の費用単価 26.3万円

色打掛の市場規模は「約306億円」となります。

白無垢の市場規模

5万円未満 4%
5~10万円未満 8.9%
10~15万円未満 31.3%
15~20万円未満 17.5%
20~25万円未満 16.3%
25~30万円未満 5.8%
30~35万円未満 8.2%
35~40万円未満 1.5%
40~45万円未満 3.7%
45~50万円未満 0%
50万円以上 2.8%
平均・万円 17.8万円

白無垢の費用

出典:ゼクシィ結婚トレンド調査 2017

白無垢のデータをまとめると以下のようになります。

婚礼実施組数 518,088組
新婦衣装の着用率 11.8%
新婦衣装の費用単価 17.8万円

白無垢の市場規模は「約109億円」となります。

 

まとめ

以上、ウェディングドレス・新婦衣装の市場規模をまとめました。現状で「規模が大きく魅力的な市場」というわけではなく今後の成長が見込まれるわけではないですが、結婚式場のハードの要素と比較してマーケットトレンドの変化に強く堅調に推移していくことが予測されるため、目指す事業規模によっては可能性がある市場かもしれませんね。

 

おわり

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